異種材接合における応力・ひずみの基礎と強度評価および応力解析への応用 <オンラインセミナー>

~ 接着界面の応力分布と特異応力場の強さISSF、 き裂の応力拡大係数とその応用、接着強度を合理的に評価する試験法 ~

・設計者に必要となる異種材接着接合体の応力集中のメカニズムを修得し、信頼性の高い製品開発へ応用するための講座

・異種材接合体で最も重要かつ問題となっている接合部の応力解析法と強度評価法を修得し、接合信頼性を確保して、疲労破壊による事故の未然防止に活かそう!

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講師の言葉

 特性の異なる材料を接合して作成される異材接着接合体は、界面端に発生する特異応力場により、その強度が低下します。これについて「どのようなメカニズムで発生するか」を理解し、「応力やひずみについての考え方」を身に着けておくことは、機械エンジニアにとって非常に重要といえます。
 本講座では、まず異種材接合により生じる応力集中の基本的事項について、「異種接合材料の弾性定数はその応力集中にどのように影響するか」「金属・セラミックス・樹脂等、接合の組み合わせがどのように応力集中に影響するか」といった基本的な部分から解説します。次に、接合界面に生じる厳しさの程度を表し、応力やひずみの考え方を、基礎から応用まで事例を挙げてわかりやすく説明します。また、強度評価に必要な特異応力場の考え方と特異応力場の強さを求める手法も説明します。講義中に用いる事例は、企業との共同研究をベースにしたものが多数含まれており、実際に問題となった応力集中等のポイントも解説します。
 最後に、接合体の強度評価および特異応力場の解析に関する最新の研究成果を紹介します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年11月08日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー加工・接着接合・材料
受講対象者 ・接着技術に興味をもつ技術者の方
・異なる材料からなる機械や構造の設計に携わる技術者や新しい製品開発に携わる研究者の方
・鉄鋼、自動車、航空機、車両、船舶、電子機器ほか関連企業の技術者の方
予備知識 ・応力やひずみの知識があると理解しやすい
修得知識 ・異種接合材に生じる応力集中のメカニズムがわかる
・異種接合材の特異応力場をCAE解析によってどのように解析すればいいかがわかる
・異種接合材の強度評価をどのように行えばいいかがわかる
・応力集中の考え方、特異応力場の考え方、CAEの有効利用法等がわかる
プログラム

1.接着接手の強度と接着材の強度について
  (1).接着界面の特異応力場とは?
  (2).接着強度は特異応力場の強さ

2.接着力発現の原理
  (1).凝集破壊と界面破壊
  (2).接着剤接合部の結合エネルギー
  (3).接着材の強度と界面の強度

3.接着界面の応力分布と特異応力場の強さISSF
  (1).接着界面の応力分布のFEM解析
  (2).接着強度の特異応力場の強さISSFとは
  (3).接着強度は特異応力場の強さISSF=一定で表される

4.特異応力場の強さISSFの求め方
  (1).FEM応力と真の応力
  (2).FEM解析で生じる問題点
  (3).材料の弾性定数は均質材の応力集中にどのように影響するか?
  (4).異種接合材料の弾性定数はその応力集中にどのように影響するか?
  (5).金属と金属、金属とセラミックス、金属と樹脂など、材料の組み合わせはその応力集中にどのように影響するか?
  (6).異種接合における応力とひずみの考え方

5.き裂の応力拡大係数とその応用
  (1).き裂の評価に用いられる応力拡大係数=ISSF
  (2).き裂長さのISSFへの影響
  (3).内部き裂と縁き裂 
  (4).き裂のどの位置が最も厳しいか(応力拡大係数の最大値はどこに生じるか)?
  (5).応力拡大係数はどのように用いられるか?

6.接着接手試験片における3次元形状の影響
  (1).接着接手のどの位置が最も厳しいか(ISSFの最大値はどこに生じるか)?
  (2).接着接手の破壊起点とISSFの関係

7.接着接手試験片形状とISSFの関係
  (1).接着接手試験片形状とISSFの関係
  (2).種々の接着寸法に対するISSFの推定

8.接着強度を合理的に評価する試験法
  (1).ISSF=一定で接着強度が表される理由
  (2).Single Lap JointとDouble Lap Jointの強度の違い
  (3).曲げ変形を最小化する試験片形状

9.事例紹介
  ・溶射被膜のはく離強度評価の解析事例

キーワード 接着界面 接着強度 特異応力場 界面破壊 ISSF  FEM解析 異種接合材料 弾性定数 応力集中 応力 ひずみ き裂 応力拡大係数
タグ 異種金属金属金属加工金属材料接着・溶着疲労溶射溶接・接合最適化・応力解析材料力学・有限要素法
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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