有限要素法を用いた構造設計の基礎と最適設計への応用 ~デモ付~ <オンラインセミナー>

~ 有限要素法の原理、解析モデル作成、解析機能、解析結果の評価に関する注意事項、構造設計に有用な最適化手法 ~

・FEMの理論・計算原理を正しく理解し、適切な解析と効率的な構造設計に活かすための講座

・これから汎用のFEMソフトを使用して構造設計業務を始める方に必要となる技術とノウハウを解説する特別セミナー!

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講師の言葉

 現在、有限要素法(Finite Element Method, FEM)はあらゆる産業分野で最も一般的な構造設計のツールになりました。その大きな理由は、FEMが3次元CADと連動することで設計者が使いやすいツールとして普及したためと思われます。どんな複雑な製品形状でも、メッシュ(要素)分割さえできれば、製品の3次元CADモデルから短時間で変形図や応力分布が計算できます。また、様々な最適化手法と組み合わせることで、効率的に構造設計を行うことができます。
 しかしながら、適用する最適化手法の概要やFEMの理論・計算原理を理解していないと、適切な解析モデルの作成や最適化問題の設定ができず、間違った解析や非効率な構造設計をする可能性があります。本講習では、線形のFEMの基礎理論と最適化理論をわかりやすく解説し、2次元の簡単なFEMプログラムと代表的な最適化プログラムを提供して解説することで、その計算原理が理解できるように工夫してあります。プログラムもExcelのVBAを使用して丁寧に解説します。さらに、これから汎用のFEMソフトを使用して構造設計業務を始める方に、必ず押さえておいていただきたい知識やノウハウについても解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年10月24日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・はじめてFEMの理論を学ばれる方(参考書による独学ではよく理解ができなかった方)
・線形FEMのプログラムの流れを理解したい方
・これからCAE業務を始めるための基礎知識を習得したい方
・FEMソフトを使用した経験はあるが、基礎知識が欠けていると感じている方
・最適化手法の計算手順の概要と使い方を理解したい方
・これから汎用のFEMソフトを使用して構造設計や最適設計を始める方
予備知識 ・高校で学ぶ線形代数と微分積分の知識
・材料力学の初歩的な知識
修得知識 ・FEMの基本的な理論の理解ができる
・線形FEMのプログラムが理解できる
・汎用のFEMソフトを使用して解析業務を行う時の注意事項を取得できる
・実用的な最適化手法の計算手順と使い方を取得できる
プログラム

1.有限要素法の概要
  (1).有限要素法とは
  (2).有限要素法の歴史と特長

2.有限要素法の原理(2次元連続体要素)
  (1).トラスの部材方程式と要素剛性マトリックス
  (2).平面トラスの全体剛性マトリックスの組立て
  (3).演習問題
  (4).2次元連続体要素の面内変形に対する要素剛性マトリックス
  (5).全体剛性マトリックスと境界条件の処理
  (6).2次元アイソパラメトリック要素
  (7).演習問題

3.ExcelのVBAによる有限要素法プログラミング
  (1).ExcelのVBAの基礎
  (2).線形の2次元連続体要素のプログラミング解説
  (3).プログラムの使用例

4.汎用有限要素法ソフトを用いた構造解析のノウハウ
  (1).解析モデル作成時の注意事項
    a.要素分割に関する注意事項
    b.解析モデルの近似(1次元近似、2次元近似)
    c.要素の種類と選択
    d.対称条件の活用(鏡対称、逆対称、周期対称)
    e.拘束方程式の活用
  (2).解析機能に関する注意事項
    a.線形解析と非線形解析
    b.固有値解析と座屈
    c.接触問題
  (3).解析結果の評価に関する注意事項
    a.境界条件の設定
    b.節点解と要素解
    c.全体座標系と要素座標系

5.最適化問題と代表的な最適化手法
  (1).最適化問題とは
    a.目的関数と制約条件
    b.連続値最適化と離散値最適化
    c.大域的最適解と局所最適解
  (2).構造設計に有用な最適化手法
    a.勾配法
    b.進化計算アルゴリズム
      -遺伝的アルゴリズム
      -粒子群最適化
      -その他の進化計算アルゴリズムの紹介
  (3).ExcelのVBAによる最適化プログラミング
    a.ExcelのVBAによる最適化計算のプログラミング解説
    b.プログラムの使用例

6.最適化手法の構造設計への応用事例
  (1).複合材円筒の座屈強度の最大化設計
  (2).重量の制約条件を考慮した補強リブ付き平板の座屈強度の最大化設計
                  

キーワード 有限要素法 2次元連続体要素 要素剛性マトリックス 平面トラス 2次元アイソパラメトリック要素 解析モデル 対称条件 拘束方程式 線形解析 非線形解析 固有値解析 座屈 接触問題 連続値最適化 離散値最適化 大域的最適解 局所最適解 勾配法 進化計算アルゴリズム
タグ シミュレーション・解析プラント機械構造物最適化・応力解析材料力学・有限要素法自動車・輸送機設計・製図・CAD設備
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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