電子部品・エレクトロニクス実装における解析・評価技術と不具合防止対策のポイント <オンラインセミナー>

~ 問題・課題解決型調査のための基礎、分析/解析/評価技術、SEM分析の実事例、破壊・腐食の調査と防止対策、劣化と寿命予測事例 ~

・電子部品の破壊・腐食・劣化の現象を正しく把握したうえで、適切な防止対策立案に活かすための講座!

・分析手法や試料作成技術から、具体的なエレクトロニクス実装の不具合発生原因と対策の進め方を修得し、不良解析、品質トラブルの防止に活かそう!

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講師の言葉

 製品の故障や機能低下などの不具合事項、あるいは製品のアップグレードや新規研究開発において、問題・課題解決型の調査業務は日常的であり、不良原因を特定するのみならず、問題・課題の解決対応策までも立案設計しなければならない。このことの基本は、事象のファクト(真実)ファインディング(見つけ出す)にほかならず、分析(現場検証)して、解析(真実の因果関係)を行い、そして評価(総合判定と対策構築)にまで導く、起承転結的な一筋のストーリーを描くことである。

 AI社会の到来は、データ検索や情報収集、そして生産性を飛躍的に向上しうるが、必ずしも問いに対する答えそのものを用意できない。

 本講では、問題・課題解決型の調査において、どのような具体的アプローチ策があるのか、且つ事象発生から対策に至るまでのストーリー構築に向けた技術要素について、多くの実事例を交えながら解説する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年11月11日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・電子部品、エレクトロニクス実装における分析、製造、開発、研究、品質保証など、問題・課題解決型調査に関連するすべての方
予備知識 ・分析装置(SEM)や材料についての簡単な予備知識あればさらによいものであるが、初学者にも理解できるよう可能な限り平易な説明を試みる
修得知識 ・分析・解析・評価技術についての基礎知識
・問題・課題解決型調査のアプローチ策
・破壊、腐食、劣化の知識
・金属材料の知識
プログラム

1.問題・課題解決型調査のための基礎

  (1).マクロからミクロへ(俯瞰することの重要性)

  (2).事後の結果は、始まりの原因にあらず(結果と原因は異なる)

  (3).現場検証の重要性(事象、事実の確認)

  (4).構成材料(金属、無機物、有機物)の特徴理解(相手を知ること)

  (5).発生環境(雰囲気、表面状態、応力分布)の把握

 

2.分析、解析、評価技術の理論と実践

  (1).分析、解析、評価の意味合いと目的

  (2).各種分析手法の原理、特徴と最適な選択

    a.誰にでも理解できる分析装置の原理と応用

     ・基本は、プローブ一次線と検出二次線の組み合わせ

    b.SEM・EPMA分析と表面分析(AES、XPS、IMA)の比較検証(相違と類似)

    c.SEM分析の特徴と多様な実事例(SEM装置を駆使することの重要性)

  (3).試料調製技術とその応用

    a.試料調製技術の基礎と重要ポイント

    b.様々な試料調製技術と実例紹介

    c.破面解析の試料調製と留意点

    d.劣化状況の維持方法(あるがままの状態を保つこと)

 

3.電子部品の不具合防止対策への具体的アプローチと事例

  (1).破壊の調査

    a.材料特性と破面形態の関係性(硬さ、靭性、結晶組織、結晶構造)

    b.破壊過程(起点や→伝播→破壊)の理解と、破壊起点、進展方向、破断終端の検証

    c.起点の要因解明、そして破壊の防止対策構築

     ・破壊のメカニズム把握→防止対策立案

    d.破面解析事例の紹介と解説

     ・はんだ、鉄鋼材料、非鉄金属(アルミ、銅)、セラミックス、樹脂など

  (2).腐食の調査

    a.腐食の発生要素とメカニズム

    b.腐食のメカニズム解明と防止対策

    c.金属材料の腐食事例と解説(腐食要因の探知)

    d.電子部品の腐食事例と解説(イオンマイグレーション含む)

  (3).劣化の調査

    a.経時的劣化進行(ほとんど変化なく、ある日突然に破壊する)

     ・疲労・遅れ破壊的現象、ウィスカ、マイグレーション、クリープ現象

    b.信頼性評価と寿命予測事例

     ・はんだの熱疲労破壊、金属材料の疲労破壊

 

4.まとめ、質疑応答

  (1).フリーディスカッション

  (2).質疑応答

キーワード 構成材料 発生環境 プローブ一次線 検出二次線 SEM分析 試料調製技術 破面形態 破壊起点 腐食 イオンマイグレーション 経時的劣化進行
タグ 分析信頼性試験・故障解析はんだプリント基板破面解析
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
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