複合環境試験の基礎と効率的な加速試験方法およびそのポイント <オンラインセミナー>					
~ 温湿度環境と振動・衝撃の例、複合環境試験での問題点と回避策および失敗しないための効率的な進め方、共振の定義とその計測方法、電気自動車用の電気・電子機器の規格ISO19453 ~
・CASE時代に向けて一段と高い信頼性が求められている部品、機器の信頼性確保に活かすための講座
・ISOの規格にもとづく複合環境試験の効率的な進め方とノウハウを修得し、信頼性の高い製品開発に活かそう!
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講師の言葉
 企業ではウィズコロナ、アフターコロナへの対応に向け、事業転換を進める方針を打ち出している。特に自動車業界では次世代技術とコロナ危機への対応により、産業構造の変革に拍車がかかりそうな情勢だ。日本の自動車メーカー各社は今、大きな転機を迎えている。毎日の紙上を見る限り、自動車分野は積極姿勢であることは確かである。例にとれば、部品、機器メーカーは温・湿度、振動、塩水など環境試験を実施して信頼性を確保してきたことが現在の日本の自動車産業を世界的高い位置に維持してきたと考えます。しかし国土交通省の毎年のリコール報告における故障解析結果に見られるように必ずしもフィールドをシミュレーションした試験を行われていないこともデータは示しています。
 また最近、自動車業界はCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)をテーマ突き進んでいます。これらを達成するには車を構成している部品、機器の信頼性は極めて重要となり、「もう一歩あげることが必要」と言われています。
 一方規格面では自動車の電気・電子機器の試験ISO16750及び2018年にシリーズとして発行された電気自動車用の電気・電子機器の規格ISO19453、今後これらが主流となることから規格の仕様方法、主に振動、衝撃規格を中心に解説します。
 本セミナーでは製品の信頼性試験の観点で、まず複合環境試験の必要性、有効性そして複合試験を実施する場合の問題点、それを回避する方法を経験上得たノウハウを示します。また、環境試験のバイブルと言われるMIL-STD-810H等で提示しているテーラリング(Test Tailoring)の考え方についても解説します。この考え方は今後の環境試験の指針を示したものです。
 昨今メーカーのデータ改ざんなど不祥事が発生し、メーカーの信頼性を喪失させる事態となっています。自動車産業に拘わらず、出荷する「もの」に対しての担保は環境試験の実施は重要と考えます。
				
					 セミナー詳細 
					
						
							
							
								| 開催日時 | 2022年07月19日(火) 10:30 ~ 17:30
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								| 開催場所 | オンラインセミナー | 
							
								| カテゴリー | オンラインセミナー、電気・機械・メカトロ・設備、品質・生産管理・ コスト・安全 | 
							
								| 受講対象者 | ・自動車、自動車部品メーカー、電子部品・電気機器メーカーの品質、信頼性、設計部門に携わっている方 ・複合環境試験に関心のある方
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								| 予備知識 | ・実際に品質・信頼性部門に携わっている方であれば特に深い知識は必要ございません | 
							
								| 修得知識 | ・複合環境試験の必要性、有効性そして複合試験を実施する場合の問題点とそれを回避する方法 ・製品が不具合、故障に至る原因を特に振動、温度、湿度の観点で理解できる
 
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								| プログラム | 1.はじめに ~環境・環境故障に関する問題と環境試験の目的~(1).環境と製品故障に関する問題:過去に発生した重大故障の例
 (2).製品が晒されている(受けている)実環境の例
 (3).IEC(International Electrotechnical Commission)での環境の分類と影響
 (4).環境試験の目的
 (5).IEC TC104 ISOでの試験方法の種類
 2.国土交通省の報告(1).国内の車のリコール台数と故障解析(要因分析)
 (2).自動車の故障の種類とその比率
 3.自動車における実環境(1).各部位における温湿度環境の例
 (2).各部における振動・衝撃の例
 4.複合環境試験と失敗しないための効率的な進め方(1).複合環境試験の定義
 (2).実際複合環境を実施しているパラメータ(温度、湿度、振動、散水、塩水噴霧)
 (3).複合環境で受けるストレスの例
 (4).規格における振動と温度の複合環境試験の例(IEC 規格参照)
 (5).自動車部品の実際の試験例
 (6).複合環境試験で失敗しないための効率的な進め方
 a.加振治具の設計(材質の選択)
 b.使用ピックアップ(加速度センサ)の選択
 c.低温(‐40℃以下)、高温200℃以上の場合の注意
 5.環境試験の加速試験方法(1).振動試験の加速性(マイナー則)
 (2).温度試験の加速性(10度則)
 6.振動の基礎と振動試験を中心とした規格(1).サイン振動、ランダム振動、衝撃(動電式装置を使用した場合)
 (2).サインとランダムの定義
 (3).確率密度関数から考えた、試験品へのストレスの違い
 (4).ものを破損させる最大の原因である共振の定義とその計測方法
 (5).振動試験中心とした新規及び改正規格の解説
 a.最近改正されている規格
 b.MIL-STD-810Hにおけるテーラリング(環境試験の根本)の考え方
 c.ISO13355(JIS Z 0232)包装-包装貨物の振動試験方法の改正のポイント
 d.ISO19453-2018 路上走行車両-電気推進車両の駆動システム用の電気および電子機器の環境条件および試験(新規発行)
 e.MIL STD-810H-2019 環境耐性を決定するための試験方法(改正)
 7.振動試験装置、温湿度試験槽のブロック図と複合時のインターフェース 8.今後の課題と動向(1).今後の環境試験の動向(試験方法)
 (2).環境試験装置の今後の動向(省エネ、安全性)
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								| キーワード | 複合環境試験 IEC TC104 ISO 故障解析 振動・衝撃 パラメータ 加振治具 加速度センサ サイン振動 ランダム振動 衝撃 共振 MIL-STD-810H テーラリング ISO13355  ISO19453-2018 | 
							
								| タグ | 規格・標準、検査、寿命予測、信頼性試験・故障解析、センサ、振動・騒音、電子機器、電子部品、電装品 | 
							
								| 受講料 | 一般 (1名):49,500円(税込) 同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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								| 会場 | オンラインセミナー                                    本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。 | 
							
						
					 
				
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