プラスチックの資源循環とリサイクル技術および今後の動向 <オンラインセミナー>

~ 国内外のプラスチック資源循環、プラスチック資源循環促進法、サーキュラーエコノミーのプラスチック戦略、バイオプラスチックと展望 ~

・大量廃棄による環境負荷が大きな社会問題となっているプラスチックの再生と資源循環技術を学び、対策に活かすための講座

・プラスチックのリサイクルやバイオプラスチックの最新技術を学び、カーボンニュートラルへ対応するために急務となっている脱プラスチック対策へ活かすための特別セミナー!

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

(第一部)
 一口にプラスチック問題と言っても、脱プラスチックや海洋プラスチック、脱炭素社会との関わりまで、様々な問題が複雑に入り組んでいます。それらを解決するためのアプローチにも、いわゆる3R(リデュース・リユース・リサイクル)に加え、バイオプラスチックやサーキュラーエコノミーなど様々な言葉が飛び交っています。そのため、例えば企業でプラスチック対策を担当されている方も、どういった問題の解決に資するために、どういったアプローチを採るべきか、お悩みの方も多いのではないでしょうか。
 本セミナーでは、まず個々の問題や技術および法制度の基礎知識と、国内外における近年の動向と戦略について解説します。さらに、それらの関係性を解きほぐすことによって、例えば海洋プラスチック問題の解決にはリサイクルは不可欠なのか、リサイクルによって本当に環境負荷は減るのか、どのようなバイオプラスチックを導入するべきかといった疑問や悩みに応えます。最後に、欧州におけるサーキュラーエコノミーの考え方も参考にしながら、今後の日本のプラスチック資源循環の方向性について、皆さんと一緒に考えたいと思います。

(第二部)
 プラスチックは軽くて丈夫で工業材料として非常に有用な素材です。一方、大量生産されたプラスチックは大量廃棄され、環境に大きな負荷を与えていることが分かってきました。またこれまで多くの廃プラスチックチックはエネルギー回収するために焼却され、大量の二酸化炭素を排出してきました。廃プラスチックのリサイクルにはマテリアルリサイクルやケミカルリサイクル等の手法があり、それぞれメリットとデメリットがあります。この便利で厄介なプラスチックとこれからどのように付き合っていくべきか、この講演ではその考え方を示したいと思っています。

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年06月10日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー加工・接着接合・材料
受講対象者 ・自社における脱プラスチックの取組として、どのような対策を実施するか困っている方、その有効性について考えたい方
・国内外における今後の脱プラスチックの方向性を知りたい方
・企業でプラスチックを生産されている方、あるいは廃プラスチックの回収や販売をされている方
・またプラスチックの処理やリサイクルについて関心のある方
予備知識 ・特に予備知識は必要ありませんが、プラスチック問題について疑問や悩みをお持ちの方を歓迎します。
・化学や環境問題などの専門知識が無くても十分理解できるよう解説します
修得知識 ・脱プラスチックや海洋プラスチック問題、バイオプラスチック、リサイクル技術、サーキュラーエコノミー、さらに脱炭素社会とプラスチックの関わりまで、国内外の最新動向と基礎知識、それらの関係性についての理解
・廃プラスチック問題とは何なのか?そして何が原因で、その問題を解決するためにはどのようなアプローチが必要なのかが理解できる
・世界の動向や最新のリサイクル技術を勉強し、問題を解決するために必要な考え方が修得できる
プログラム

第一部 プラスチック資源循環の技術と戦略  ~入り組んだプラスチック問題を解きほぐす~

1.プラスチックに関わる近年の動向
  (1).脱プラスチックの動きとレジ袋の有料化
  (2).廃プラスチックの輸出入規制
  (3).海洋プラスチック問題

2.バイオプラスチック
  (1).バイオプラスチックの定義
  (2).バイオプラスチックの生産能力と環境負荷

3.国内外のプラスチック資源循環
  (1).世界全体のプラスチックの物質フロー
  (2).欧州のプラスチック資源循環
  (3).国内のプラスチック資源循環

4.プラスチックの再生技術
  (1).ペットボトルのリサイクル技術
    a.リサイクル技術とリサイクル設計
    b.ペットボトルリサイクルの環境負荷
  (2).プラスチック製容器包装のリサイクル技術
    a.マテリアルリサイクルとケミカルリサイクル
    b.プラスチック製容器包装リサイクルの環境負荷

5.日本と欧州のプラスチック戦略
  (1).サーキュラーエコノミーのプラスチック戦略
  (2).日本のプラスチック資源循環戦略
  (3).プラスチック資源循環促進法(新法)
    a.資源循環促進法の基本的方向と役割分担
    b.プラスチック使用製品の設計指針
    c.使い捨てプラスチックの削減対象
 
6.今後のプラスチック資源循環の方向性
  (1).国際的なリサイクルの定義
  (2).サーキュラーエコノミーにおける将来像
  (3).マスバランス方式による持続可能認証プラスチック
  (4).日本のプラスチック資源循環が目指すべき方向性

 

第二部 炭素循環を目指す持続可能な社会におけるプラスチックの役割

1.持続可能な社会の実現を目指す背景
  ・パリ協定、循環経済、SDGs、ESG

2.廃プラスチックに関する動向
  ・廃プラスチックの現状と問題

3.プラスチックのリサイクルの特徴
  ・プラスチックのリサイクル技術と特徴

4.マイクロプラスチックの現状
  ・マイクロプラスチックの動向

5.プラスチックのリサイクル技術の概要
  (1).マテリアルリサイクル
  (2).ケミカルリサイクル
    a.モノマー還元
    b.化学原料化
    c.ガス化
  (3).PETボトルのリサイクル
  (4).エネルギー回収
  (5).評価法

6.電気電子機器に使用されているプラスチックのリサイクル
  (1).家電リサイクルの概要
  (2).小型家電リサイクルの概要

7.自動車に使用されているプラスチックのリサイクル
  (1).自動車リサイクル法の概要
  (2).ASRのリサイクル
  (3).CFRP(炭素繊維強化プラスチック)のリサイクル

8.バイオプラスチックの現状と課題
  (1).バイオマスプラスチック
  (2).生分解性プラスチック
  (3).バイオプラスチックの今後の展望

9.炭素循環を前提とした資源循環

10.資源循環の未来

キーワード 海洋プラスチック問題 バイオプラスチック 資源循環 リサイクル技術 サーキュラーエコノミー プラスチック資源循環促進法 マテリアルリサイクル ケミカルリサイクル
タグ リサイクル法律プラスチック環境複合素材
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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