遅れ破壊の基礎とメカニズムおよびその対策 <オンラインセミナー>

~ 応力腐食割れと水素脆性、水素脆化試験法と規格化、水素脆性のメカニズム、遅れ破壊への対策 ~

・遅れ破壊の基礎から、各種材料における水素脆性破壊の特徴と対策法を学び、破壊事故の未然防止に活かすための講座

・燃料電池車の実用化に向けて対策の重要度が増している遅れ破壊のメカニズムと対策法を修得し、信頼性の高い製品開発に応用しよう!

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講師の言葉

 遅れ破壊は、広義には常温、定荷重下においてゆっくりと破壊が進行する破壊を総称しており、狭義では水素により材料が脆くなり破壊に至る現象すなわち水素脆性破壊を意味してます。水素脆性破壊は、高力ボルトの遅れ破壊を機に、高強度鋼について盛んに研究が行われてきました。また、最近では燃料電池車の実用化に向けて高圧水素によるオーステナイト系ステンレス鋼などの水素脆性の研究が盛んに行われています。しかし、水素脆性のメカニズムについては必ずしも明白でなく、さらにその対策は十分とは言えません。
 本講座では主として水素脆性破壊に焦点をあて、遅れ破壊の基礎から、各種評価法、各種材料における水素脆性破壊の特徴、破壊のメカニズムの諸説について平易に詳解し、さらに現在研究されている対策について解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年05月06日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー加工・接着接合・材料
受講対象者 ・これから水素脆化を勉強しようとする初学者の方
・機械、、燃料電池、輸送機、プラント、構造物、水素エネルギーほか関連企業の技術者の方
予備知識 ・材料に関する基礎知識がありと理解しやすい
修得知識 ・遅れ破壊、水素脆性に関する基礎知識と対策
・水素脆化試験法の基礎
プログラム

1.遅れ破壊とは
  (1).応力腐食割れと水素脆性
  (2).遅れ破壊の歴史
  (3).遅れ破壊の実例

2.材料中の水素
  (1).存在状態
  (2).拡散
  (3). トラップ
  (4).転位による輸送
  (5).環境と固溶水素

3.各種試験法
  (1).水素透過試験
  (2).水素固溶量測定法
  (3).昇温脱離分析法
  (4).定荷重試験
  (5).SSRT
  (6).CSRT
  (7).規格化に関して

4.各種材料の水素脆性
  (1).鉄及び低合金鋼
  (2).高強度鋼
  (3).ステンレス鋼
  (4).ニッケルおよびニッケル合金
  (5).アルミニウム合金

5.水素脆性のメカニズム
  (1).破壊の基本事項
  (2).軟化と硬化
  (3).面圧説
  (4).鉄の原子間凝集力低下説
  (5).局所変形助長説
  (6).水素助長塑性誘起空孔説
  (7).拡散性水素と非拡散性水素

6.遅れ破壊への対策
  (1).指針
  (2).素材の選択
  (3).組織
  (4).添加物
  (5).表面処理

キーワード 遅れ破壊 応力腐食割れ 水素脆性 転位 固溶水素 水素透過試験 水素固溶量測定法 昇温脱離分析法
タグ 金属金属材料疲労腐食・防食
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
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