乳化・撹拌操作の基礎とスケールアップへの応用および留意点 ~デモ付~  <オンラインセミナー>

~ 乳化現象と撹拌、エマルション製品の装置・特徴、エマルション評価、ケールアップとそのポイント ~

・エマルション製品の留意点、最適な製造設計を修得し、実務に活かすための修得講座!

・乳化を目的とした撹拌操作技術のポイントを学び、最適なスケールアップの製造条件の決定手法に活かそう!

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講師の言葉

 乳化を利用したエマルション製品を製造するとき、化学的な知見から最適な処方を検討し、さらに外部から撹拌という機械的エネルギーを付与する必要があります。このとき、撹拌に求められる主な作用は微細化された液滴を作り出すことです。しかしながら、撹拌といえば混合作用を示すことが一般的であり、撹拌に関する文献等において、乳化を目的とした撹拌について述べられることはほとんどありません。
 そこで本セミナーでは、今日まで明らかになっている様々な知見から、主に乳化を目的とした撹拌に対してどのように活用すべきかを考えます。撹拌に対する捉え方についてご紹介した後、乳化撹拌装置を使用したエマルション製品の製造を例にとって、工場における製造条件を決定するために必要なスケールアップの基礎的な考え方について解説します。尚、講義の中にはスケールアップの計算演習(四則演算程度)や、音声付きの動画を見てスケールアップについて考えていただく時間も設けています。

本講座の申し込み受付は終了しました

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年04月14日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー化学・環境・異物対策
受講対象者 ・乳化を目的とした乳化撹拌装置によるスケールアップに関心のある方なら、どなたでも受講可能です。特に、乳化撹拌装置を使用したエマルション製品の製造に携わる方にお勧めします
・新素材、化学生活用品、食品、化粧品、接着剤、塗料、繊維、紙ほか関連企業の方
予備知識 ・特に必要ありません。本講義で述べる内容は化学から機械へと多岐にわたるため、使用するスライドには絵や写真を多用し、内容がイメージとして理解できるように努めています。
修得知識 ・エマルション製品の製造時における撹拌の捉え方
・乳化撹拌装置の特徴
・ホモミキサーによる乳化モデルに基づいたスケールアップ理論
・実際のスケールアップ時に留意すべき点
プログラム

1.乳化現象と撹拌
  (1).撹拌の立場から“乳化”を考える
    a.乳化によって生成した“エマルション”とは…
    b.“分散液”とその特徴
    c.“水溶液”と“分散液”のどちらが調製しやすいのだろうか?
  (2).撹拌によって達成できること
    a.撹拌によってどのような目的を達成できるだろうか?
    b.撹拌によって生じる作用
    c.2つの撹拌作用を使い分ける

2.エマルション製品の製造で使用する機械
  (1).低速撹拌機と高速撹拌機
    a.撹拌作用の使い分けイメージ
    b.“高速撹拌機”と“低速撹拌機”の用途を考えてみる
  (2).複合型の乳化撹拌装置
    a.“乳化撹拌装置”とは…
    b.乳化撹拌装置によるクリーム・乳液製造例(写真紹介)

3.乳化撹拌装置の特徴
  (1).乳化撹拌装置で使用する撹拌機
  (2).生産機における設備上の特徴
  (3).乳化撹拌装置を製作する工場

4.スケールアップの成否(エマルション評価)
  (1).“機械的な力”と安定性・使用性
    a.エマルションの品質・機械的な力と評価方法
    b.エマルションの安定性:クリーミング・凝集に伴う合一の要因
    c.スケールアップ成否の評価方法
  (2).粒子径および粒度分布測定
    a.分析装置による様々な粒子径
    b.乳化粒子とエマルションの安定性・使用性
    c.スケールアップの評価手法
  (3).粘度特性
    a.粘度の定義
    b.エマルションで見られる流動特性
  (4).測定値とその評価
    a.スケールアップ成否の目標値
    b.エマルションの測定対象と関係性

5.乳化撹拌装置によるスケールアップ
  (1).撹拌に対するスケールアップの考え方
    a.スケールアップは製造規模の10倍が基本
    b.“相似則”の考え
    c.エマルションに対する回転数と乳化時間の変化イメージ
  (2).ホモミキサーを使用した乳化条件の算出
    a.“高速撹拌機(ホモミキサー)”の機械的な力の評価
    b.ホモミキサーによるスケールアップの考え方
    c.ホモミキサーによるスケールアップ計算式
    d.実際の計算例
  (3).一般的な撹拌機によるスケールアップ計算式
    a.“液体”+“液体”の一般的な撹拌の場合
    b.合一を無視できる場合

6.スケールアップとそのポイント :ディスカッション
  (1).試験機による試作
    a.撹拌装置を使用すると…
    b.試験機による検討の意義
    c.試験機による試作時に確認すべきポイントは?
  (2).中間機による試作
    a.乳化撹拌装置同士で比較する
    b.中間機による検討の意義
    c.中間機による試作時に確認すべきポイントは?
  (3).スケールアップ条件の再現可否
    a.スケールアップ条件の再検討
    b.掻取ミキサーを使用した製品の冷却
    c.モデル化したスケールアップ理論は正しいか?

7.まとめ
  (1).撹拌・乳化・分散プロセスに関すること
  (2).スケールアップ手法に関すること

キーワード 乳化現象 撹拌 分散液 水溶液 スケールアップ 粒子径 粒度分布測定 エマルション 界面化学 粘度特性
タグ 界面活性剤化学工学攪拌・濾過・蒸留分散粉体・微粒子
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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