機器・設備の破損原因と対策:金属疲労の基礎と破損解析・疲労強度向上策 <オンラインセミナー>

~ 低サイクル疲労と高サイクル疲労、疲労き裂の発生と伝ぱ、疲労強度の向上、破損解析と破面の見方 ~

・実際の破損事例から金属疲労のメカニズムと破損事故対策を修得する講座

・破損事故の原因と対策を学び、適切な措置をとり、機器・設備の破損事故の未然防止に活かそう!

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講師の言葉

 「機器・設備の破損は、多くの損失を伴い、場合によっては工場の休止にも繋がりかねない!!」これまで、講師は、種々の出版物等を通じて、機器・設備の破損の90%以上は、直接または間接的に「疲労」に起因していること、それらの90%は、応力集中部から発生していること、および破損事故の約80%は、設計者側に責任が課せられること、等を提示してきた。それゆえ、金属や機械に関与する産業分野では、「疲労の知識」を抜きにして語れないほど重要な学問分野であることが、かなり浸透してきていると感じられる。
 しかし、今なお、大学の学部で「疲労」に関する講義をキチンと行っているところがほとんど見当たらない。その理由の一つとして、大学の学部では、より基礎的な学問分野、例えば機械工学科では、材料力学、熱力学、流体力学、機械力学および機械設計等の科目の指導で手一杯で、より「実学に近い金属疲労」の授業にまで、手が回らないことなどが考えられる。
 そこで、本講において、「基礎から実際」に至るまで、理論と実務とを、これまでの豊富な経験に基づいて、分かり易く講義し、受講者からの質問に答えます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年03月07日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・機器・設備の研究・開発、設計、製造、品質管理、操作、販売、保全(メインテナンス)および品質保証、等に関与する技術者や研究開発者
予備知識 ・材料力学および金属材料の基礎知識があると理解しやすい
修得知識 ・機器・設備の破損に際し、同じ事故を再度発生しないように、適切な措置をとることが可能
プログラム

1. なぜ、「物」は壊れるのか
  (1).損傷と破壊の違い
  (2).破損の統計的解析結果
  (3).破損事故発生条件と対策(直接疲労と間接疲労)
  (4).破損事故損失の種類
  (5).破損は、メーカー責任かユーザー責任か

2.疲労の基礎知識
  (1).疲労強度に関する要因と強度評価
  (2).疲労の定義と疲労限度線図
  (3).低サイクル疲労と高サイクル疲労
  (4).応力集中係数と切欠き係数
  (5).疲労の切欠き係数の求め方

3.疲労き裂の発生と伝ぱ
  (1).静的引張りと疲労とのき裂発生メカニズムの相違
  (2).ストライエーションの形成機構
  (3).疲労き裂伝ぱ特性評価
  (4).き裂伝ぱ速度と応力拡大係数
  (5).各種構造用鋼の疲労き裂伝ぱ特性

4.疲労強度の向上
  (1).種々の表面処理法による特性比較
  (2).静的引張りによる疲労強度向上
  (3).ローラー加工による疲労強度の向上―驚異的効果の理由
  (4).疲労限度および疲労限度比の向上

5.破損事例に学ぶ-その1 (破面解析)
  (1).破損解析の重要性
  (2).解析項目とその手順
  (3).破面の見方
    a.破面観察のポイント
    b.試料の採取
    c.金属付着物(錆)の除去方法
    d.酸洗法の有効性
    e.試料切断方法
    f.実機部材の破面の実体
    g.SEMによる観察

6.破損事例に学ぶ―その2 (破損事故解析)
  (1).身近な破損事例への適用
    ・切欠き係数βの求め方
  (2).伝動軸の破損事例解析
    a.切欠き効果の検討
    b.寸法効果の検討
    c.表面仕上げの影響
  (3).溶接部からの破損事例解析
    a.ビード下割れの危険
    b.炭素当量から溶接割れの存在判定法
  (4).ワイヤーロープの破損事例解析
  (5).ねじ締結部(ボルト)からの破損事例解析
    ・ショットピーニング法による緩み防止

7.全体的な質問および回答

キーワード 破損事故 疲労強度 応力集中係数 切欠き係数 き裂伝ぱ 応力とひずみ 弾性変形 塑性変形 金属疲労のメカニズム ギガサイクル疲労 疲労強度設計 圧縮残留応力
タグ 金属金属材料プラント破面解析疲労応力解析機械構造物設備
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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