高速デジタル信号伝送回路の設計と評価法および信号品質向上技術 <オンラインセミナー>

~ 高周波(高速)回路の基礎、高周波特性評価技術、Gbps動作高速回路の設計への応用技術 ~

・高速デジタル信号の伝送技術を理解し、高速システム設計に効果的に活かすための修得講座

・高周波回路設計の基礎から学び、誤動作、不具合を起こさない、信号品質を確保した高速システム設計に活かすための特別セミナー!

オンラインセミナーの詳細はこちら:

・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

 数100MHzからGHz以上の高周波領域で動作する電子機器の設計では、チップ間やボード間を接続する伝送線路を高速信号が伝送する際の特殊な挙動、すなわち、高速信号の減衰や反射、リンギングと呼ばれる振動現象や、配線間のクロストーク(漏話)現象などを踏まえた設計が必要です。もし、この挙動を知らずに設計を行うと、システムが思い通りに動かない不具合が頻発します。
 本セミナーでは、高周波回路設計の基礎である、「分布定数回路」の考え方と、高周波領域で発生する現象をわかりやすく説明します。さらに、高周波回路の特性を測定する技術の紹介と、高速信号に適した伝送線路のパターン設計方法や、信号品質を向上させるために、送信側及び受信側で採用されている代表的な回路例を紹介します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年01月19日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・これから高速デジタル信号を扱う回路設計に携わる方
・高速信号伝送信号の概念を理解したい方
・高速信号伝送の基礎を見直したい方
予備知識 ・講義では、複雑な計算や式の導出などは省いておりますが、交流回路のインピーダンスなどの基礎的な電気回路の知識があると理解しやすいと思います
修得知識 ・本セミナーは、上述した高速デジタル信号の伝送技術の全体像を理解することを想定しています。将来、誤動作を起こさない高速システム設計ができ、さらに、不具合を起こしたシステムの問題点を見つけることができる技術者になるために、必要となる基礎技術を広範囲に紹介します
プログラム

1.高周波(高速)回路の基礎
  (1).「分布定数回路」とは
    a.高周波回路では何が起きるか
    b.デジタル信号に含まれる高周波信号成分
    c.回路上を波として伝搬する高速信号
    d.伝播する信号を波として扱う必要がある周波数はどこから?
  (2).「分布定数回路」の理論
    a.波として伝搬する高速信号を表現する電信方程式
    b.伝送線路上の電流と電圧の関係:特性インピーダンス
    c. 線路上を伝搬する信号は、特性インピーダンスが異なる場所で反射する
    d.ラティスダイアグラムによる反射波形の算出方法
  (3).分布定数線路の近似方法
  (4).高周波損失
    a.導体表面のみを流れる高周波電流:表皮効果
    b.表皮効果による損失:導体損失
    c.誘電体のコンダクタンス成分による損失:誘電体損失
  (5).クロストークノイズ
    a. 隣の配線に信号が現れてしまうクロストーク現象
    b.クロストークの発生要因その1:容量性結合
    c.クロストークの発生要因その2:誘電性結合
    d.遠端クロストークと近端クロストーク

2.回路の高周波特性評価技術
  (1).高速信号の測定技術
    a.高周波回路の特性評価に適したベクトルネットワークアナライザとは
    b.高周波領域で用いられる等価回路を表すSパラメータとは
    c.伝送線路などのインピーダンス測定(TDR法)
  (2).符号間干渉とアイパターン
    a.デジタル信号「0」と「1」が送信される順番で受信波形が変わる符号間干渉
    b.符号間干渉を一目で確認できる「アイパターン」評価

3.Gbps動作高速回路の設計(回路上の対策技術)
  (1).スイッチングノイズ
    a.スイッチングノイズを抑制するデカップリングコンデンサ
    b.デカップリングコンデンサの並列接続と反共振
    c.インダクタを使ったデカップリング回路
  (2).差動伝送回路
    a.小振幅差動伝送による高速伝送
    b.差動回路の配線パターン設計
    c.差動インピーダンスと差動線路の終端方法
  (3).高速差動インターフェース
  (4).伝送路損失の補償回路技術
    a.送信側の補償技術:プリエンファシス回路
    b.受信側の補償技術:イコライザ回路及びデジジョンフィードバックイコライザ
    c.デジタル領域で符号「0」と「1」の出現比率を均一化する符号間干渉低減技術

キーワード 高周波回路設計 高速信号伝送 高速デジタル信号 高周波回路 分布定数回路 伝送線路 高周波信号 特性インピーダンス 誘電体 コンダクタンス 符号間干渉 スイッチングノイズ デカップリングコンデンサ インダクタ 伝送路損失 補償回路技術 差動伝送回路 Gbps 減衰 反射 リンギング
タグ 信号処理通信プリント基板回路設計基板・LSI設計電子部品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日