電子機器における熱設計・熱回路網法の基礎と熱流体解析および高度活用法 <オンラインセミナー>

~ CAEの熱流体解析活用法、実務設計上の熱設計プロセスと要点、熱流体解析の具体的な実践技術、熱流体解析の高度活用法 ~

・電子機器の熱設計、熱回路網法を理解し、CAEにおける熱流体解析に応用した機器開発・設計に効果的に活かすための修得講座

・熱回路網法、数値解析、熱流体解析の構成や適切な使用法を修得し、精度と品質を確保した熱設計に活かそう!

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講師の言葉

 CAEにおける熱流体解析は開発業務に必須のものとなり、商用ソフトの使いやすさ、OSSによる導入障壁の低下も相まって、より裾野の広がりを見せている。知識経験豊富な専任者に限らず、だれでも使えるようになってきたことで、使い方も電卓の代わりから顧客要望に対する設計エビデンスまで様々である。開発フェーズに応じて必要な精度は異なり、許容される計算時間は基本的に短い。都度、目的を明確にし、どのレベルまでの解析信頼性があるかをエビデンスとして残し、開発に役立てることが応用である。
 本講義では、熱流体解析業務を具体的にイメージできるように、まず電子機器の熱設計を紹介する。そして熱設計で必要となる熱回路網法を理解する。熱回路網法は熱設計における熱流体解析業務では必須である。さらに数値解析の知識、熱流体解析の構成や使い方を理解し、CAEをブラックボックスではない道具として認識する。その上で精度検証とシミュレーション品質を確保するモデルV&Vの考え方を身につけ、さらなる活用や今後の展望を紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年01月19日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・企業で電子機器(自動車、パワエレ機器、情報機器)の製品開発、技術開発に携わっている技術者の方
・開発業務において熱にかかわる問題を解決したい技術者の方(機構設計、電子機器設計)
・CAEの導入、または、導入済みで組織的な活用を検討されている技術者の方
予備知識 ・特に必要ありません。イメージで理解できるよう基礎から説明いたします
・事例でPython、OpenFOAMを使用しますが、事前知識は不要です
修得知識 ・電子機器開発における具体的な熱設計および熱回路網法の知識
・数値解析/熱流体解析の知識
・熱流体解析を開発業務で活用し、運用する知識
・モデルV&Vを活用した熱流体解析の応用知識
プログラム

1.CAEにおける熱流体解析の現状
  (1).CAEの活用拡大と利用価値
  (2).実際の開発業務の中での熱流体解析活用
  (3).熱流体解析の実用化における課題

2.実際の設計における熱設計プロセス
  (1).熱設計とは?
    a.熱成立性とは?
    b.熱設計のインプット
    c.熱設計のアウトプット
    d.熱設計は多目的最適化
    e.実際の熱設計プロセス
  (2).熱設計に欠かせない熱回路網法
    a.熱抵抗の理解
    b.等価熱伝導率
    c.接触熱抵抗
    d.発熱量の見積
    e.熱回路網法による放熱経路の可視化
    f.事例 パワーデバイスの熱回路網法

3.具体的に理解する熱流体解析
  (1).本気で活用するための数値解析
    a.物理現象を表現する偏微分方程式
    b.時間と空間の離散化
    c.連立一次方程式にして行列解法
    d.事例 熱伝導の数値解析
  (2).熱流体解析をCAEとして使いこなすための知識
    a.汎用的な熱流体解析ソフトの構成
    b.熱流体解析の支配方程式
    c.物理モデルの選定について
    d.離散化スキームの選定について
    e.事例 OpenFOAMを使った熱流体解析

4.シミュレーション品質確保のためのモデルV&V
  (1).モデルV&Vとは?
  (2).熱流体解析における具体的な業務プロセス
  (3).組織的な解析業務の運用

5.熱流体解析の応用
  (1). 電子機器開発における熱流体解析の高度活用
    a.パワーデバイスのシミュレーションモデル化
    b.複雑デバイスのシミュレーションモデル化
    c.複合材料の物性
  (2).解析結果と実験結果の差異
  (3).最適化設計・ロバスト設計(多量計算)
  (4) .DX時代におけるCAEの適用範囲拡大とさらなる活用

キーワード 熱流体 熱流体解析 流体力学 境界層制御 流体機械 伝熱 強制対流伝熱 自然対流伝熱 ふく射伝熱 CFD 熱設計 熱成立性 熱回路網法 CAE モデルV&V
タグ シミュレーション・解析回路設計車載機器・部品電子機器電子部品電装品熱設計流体解析
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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