熱伝導の基礎と熱伝導率測定ノウハウおよび沸騰冷却技術による技術開発への応用 <オンラインセミナー>
~ 各種固体材料の熱伝導率測定法と先端材料測定のポイント、沸騰冷却技術の特長と性能向上のための技術開発手法 ~
・固体材料の熱伝導率測定ノウハウおよびデバイスの沸騰冷却技術を修得し、材料評価や電子デバイスのサーマルマネージメントに応用するための講座
・熱伝導率測定法を体系的に修得し、バルクから先端材料まで適切な材料評価と製品開発に活かそう!
・次世代の省エネ冷却手法として注目される沸騰冷却技術を基礎から最新技術まで修得し、電子デバイスの超高発熱密度化に対応した技術開発に活かすためのセミナー!
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講師の言葉
<第1部>
熱伝導率測定の基礎について解説するとともに、各種の熱伝導率測定方法の概要と熱伝導率を測定した実例について解説します。熱伝導率測定法は多くの種類がありますが、体系的に知る機会は多くはありません。代表的な測定法(定常法、非定常法、微小領域測定法等)の原理についてそれぞれの違いと適用できる材料について解説します。また、各種の固体材料を測定した実例について、バルク試料、薄膜試料や微細構造を持った試料の微小領域の測定、最近注目されている先端材料の測定事例などを紹介します。
<第2部>
人工知能、ロボット、自動運転、ビッグデータ、IoTなどといったSociety5.0の根幹を支える次世代電子デバイスの冷却手法が現在問題となっている。将来的には発熱密度が数百W/cm2にも達すると予測されている製品群もあり、各種デバイスの小型化も相まってサーマルマネージメントをより難しくする要因となっている。従来手法であるファンやポンプを使った空冷・水冷技術は、半導体電子デバイスの目覚ましい発展と共に長きに渡って熟成されてきた。しかしながら、将来的な超高発熱密度に対応するにあたっては更なる技術革新が求められている。特に、持続可能な開発目標(SDGs)を達成するため、電子デバイスの冷却にかかるコスト(=使用電力や水量)の削減はCO2排出量削減や水資源の保護のためにもSociety5.0時代の最重要課題である。そこで本セミナーでは、次世代の省エネ冷却手法として注目される沸騰冷却技術の開発トレンドについて解説を行う。中でも、1000W/cm2超の発熱密度を優に冷却可能な気泡微細化沸騰(Microbubble emission boiling、MEB)に関する技術動向を紹介する。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2022年03月29日(火) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、電気・機械・メカトロ・設備 |
受講対象者 |
・これから熱伝導率測定をする予定の技術者の方。熱伝導率測定装置を導入しようとしている方
・高発熱密度デバイス冷却技術の開発技術者
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予備知識 |
・一般的な理系の知識のある方 |
修得知識 |
・熱伝導率測定法の基礎知識とどのようなものが測定できるか
・沸騰冷却技術の概要と近年の技術トレンド
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プログラム |
<第1部>熱伝導率測定の基礎と各種測定法
1.熱伝導率の基礎
(1).熱伝導率測定の必要性
(2).熱伝導率とその仲間
(3).熱伝導率に類似した物性
2.熱伝導率測定方法
(1).熱伝導率測定法の分類
(2).定常法
(3).非定常法(バルク)
(4).非定常法(微小領域測定)
(5).熱伝導率の関連規格
3.各種材料の熱伝導率測定
(1).各種材料の熱伝導率範囲と熱伝導機構
(2).断熱材料
(3).熱伝導材料
(4).先端材料(薄膜、微小領域)
4.まとめと質疑応答
<第2部>Society5.0時代を生き抜くための沸騰冷却技術
1.Society5.0時代における冷却技術の重要性
(1).第4次産業革命と持続可能な開発を両立するには?
(2).冷却技術革新がもたらす省エネ効果
(3).次世代電子デバイス冷却への厳しい要求
(4).伝熱3形態のおさらい~熱伝導・対流熱伝達・ふく射伝熱~
(5).現状の空冷・水冷技術の限界
(6).沸騰冷却のすすめ
2.沸騰冷却技術の基礎
(1).沸騰熱伝達の基礎知識
(2).伝熱面過熱度と熱流束の考え方
(3).沸騰曲線の見方
(4).飽和沸騰とサブクール沸騰の違い
(5).プール沸騰と強制対流沸騰の違い
(6).沸騰開始箇所となるキャビティの考え方
(7).伝熱面表面性状が沸騰伝熱に及ぼす影響
(8).系圧力や水位が沸騰伝熱に及ぼす影響
(9).狭い空間における沸騰伝熱
(10).今後解決すべき沸騰冷却の課題
3.沸騰冷却性能向上のための技術開発トレンド
(1).沸騰伝熱面へのマイクロ・ナノ加工技術
a.機械加工面
b.MEMS加工面
c.レーザー加工面
d.その他の加工面
(2).使用液体に対する技術開発
a.界面活性剤の影響
b.混合液体
c.自由に動く粒子の導入
d.ナノ粒子を添加したナノ流体技術
e.その他の特殊液体
(3).ポーラス体(多孔質体)による冷却促進技術
a.化学的作用によるポーラス形成
b.粒子焼結体・フォーム体
c.一方向性ポーラス(ロータス型ポーラス)
d.その他のポーラス体
4.次世代沸騰冷却技術~気泡微細化沸騰による技術革新
a.気泡微細化沸騰(Microbubble emission boiling, MEB)とは
b.一般的な発生条件
c.水位の影響
d.伝熱面性状の影響
e.系圧力の影響
f.更なる冷却性能向上のための工夫
5.今後必要とされる沸騰冷却技術の展望
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キーワード |
伝熱 熱伝導率測定 断熱 先端材料 薄膜 微細構造 微小領域 沸騰冷却 半導体 電子デバイス 人工知能 ロボット 自動運転 ビッグデータ IoT Society5.0
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タグ |
精密機器・情報機器、自動運転・運転支援技術・ADAS、アクチュエータ、エネルギー、シミュレーション・解析、パワーデバイス、ロボット、車載機器・部品、精密機器、伝熱、熱交機器・熱電変換、熱設計、LSI・半導体 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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