嗅覚センサシステムの基礎と応用 <オンラインセミナー>
~ 嗅覚センサシステムの概要、MSS技術の動作原理 と応用例、感応膜設計と各種被膜方法、機械学習との融合によるニオイの定量化と可視化・フリーハンド測定技術、嗅覚センサ技術例と今後の展望 ~
・実用的な嗅覚センサシステムの開発と応用に必須となる関連技術を修得し製品開発に応用するための講座
・嗅覚センサのアプリケーションに応じて最適化された最新技術を先取りし、製品開発に活かそう!
・MSSは嗅覚センサに求められる特性を網羅した新たなセンサです。センサチップだけでニオイを識別可能な究極の嗅覚センサとなる「フリーハンド測定」も実現しています
講師の言葉
五感のうち、最もデバイス化が遅れているのが「嗅覚」です。人工嗅覚の実現を難しくしている要因は多岐にわたりますが、実用的な嗅覚センサを実現するためには、感度・選択性・再現性・応答速度・簡便性などそれぞれに相反しがちな要因のバランスを取り、アプリケーションに応じて最適化することが求められます。
本講演では、まず生物の鼻と人工の鼻(嗅覚センサ)との違い、および過去40年近く世界中で行われてきた嗅覚センサの研究開発の歴史を紹介します。
そして、これらを踏まえて、これまで我々が行ってきた総合的な研究開発を紹介します。
特に、嗅覚センサに要求される要素を網羅した膜型表面応力センサ(MSS)を軸に、最先端のハードウェア(センサ素子+感応膜など)とソフトウェア(機械学習など)について、それぞれの基本的な原理から、それらの要素を統合する研究開発までを解説します。また、嗅覚センサに関する世界最大の産学官連携の取り組みと、その最新情報についても併せて紹介します
セミナー詳細
開催日時 |
- 2022年03月25日(金) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、電気・機械・メカトロ・設備、化学・環境・異物対策、研究開発・商品開発・ ビジネススキル |
受講対象者 |
・企業・大学・研究機関などで嗅覚センサの研究開発を行っておられる方
・嗅覚センサを用いたさまざまなサービス展開を検討しておられる方
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予備知識 |
・予備知識無しでも理解できるようご説明します
・物理・化学・生物・工学・情報科学などの基礎知識があればより理解が深まります
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修得知識 |
・嗅覚センサシステムの技術および最先端の研究開発状況 |
プログラム |
1.嗅覚センサの概要
(1).嗅覚センサの歴史
(2).生物の嗅覚と嗅覚センサの違い
(3).嗅覚センサシステムの要素と相互関係および技術課題
2.MSSと周辺技術の研究開発および応用例
(2).ナノメカニカルセンサについて
(2).カンチレバーからMSSに至る経緯の技術的解説
(3).MSSの動作原理と各部の役割について
(4).感応膜の設計と各種被覆方法の可能性と課題
(5).MSSの応用例
3.産学官連携による最先端技術の垂直統合
(1).MSSアライアンスについて
(2).新MSSフォーラムのご案内
4.機械学習との融合
(1).ニオイの特定指標の定量推定
(2).擬原臭によるニオイの定量化と可視化
(3).伝達関数比法によるフリーハンド測定
5.嗅覚センサに関連する各種技術
(1).逆転の発想による「固体材料のパターン認識」
(2).名刺でもできる質量分析「流体熱力学質量分析」
(3).世界最高感度のガス分析の紹介
6.まとめと今後の展望
(1).アプリケーションの分類
(2).生体ガスによる非侵襲性医療診断の動向と課題
(3).嗅覚センサ開発における重要な基本認識
(4).最先端の実証実験状況と将来展望
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キーワード |
ニオイ 嗅覚センサ 生体ガス MSS ナノメカニカルセンサ 膜型表面応力センサ 感応膜 |
タグ |
精密機器・情報機器、イメージセンサ、生理・官能検査、生体工学、人間工学 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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