フラクトグラフィー・破損解析の基礎と破損事故未然防止策への活かし方 <オンラインセミナー>

~ 破損発生の条件、破面の見方と解析項目、種々の破面のマクロおよびミクロ的特徴、破損対策立案と適切な処置 ~

・フラクトグラフィーによる破損解析のポイントを修得し、破損事故防止対策に活かすための講座

・多くのマクロおよびミクロ的特徴による破面事例と講師の長年の経験と知識による破損原因探索法を修得し、適切な破損事故対策へ応用しよう!

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講師の言葉

 「破損事故」が発生すると、それが「自社製品」の場合、顧客の信頼を大きく損なう恐れが強い。したがって、それに対処する「品質保証部」を設けて担当役員を充てている企業も珍しくはない。 また、自社の「設備機器」であれば、生産計画に多大なる支障を来たすため、可能な限り避ける必要がある。 同時に、納入業者との補償問題等の議論に備えて、必要な知識を修得しておかねばならない。破損事故は、実際にはあとを絶たず、またいつ発生するか予測が困難であるが、ひとたび発生したならば、その原因を究明し、二度と類似のものも含めて、発生しないような対策を講じることが強く求められる。
 かかる要望に答える工学的手法が、フラクトグラフィーであるが、これを実務レベルで活用するには、材料や力学の知識、破面解析の基礎理論に加えて、現場での経験的知識を培う必要があると考えられる。もちろん、経験による知識は、一朝一夕では身につくものではないかもしれないが、本講義ではでき得る限り、多くの事例に触れるとともに、これまで経験談などを随所に盛り込むことで、充実した中身となるように留意したい。

セミナー詳細

開催日時
  • 2021年11月15日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー加工・接着接合・材料
受講対象者 ・研究・開発部門、品質保証部門、品質管理部門、技術部門、製造部門、設備保全部門、設計部門等に関与する技術者や研究開発者の方
予備知識 ・材料力学、金属材料の基礎知識
修得知識 ・機器設備の破損が発生した場合において、同じ事故および類似の事故も含めて、二度と発生しないように、論理的・合理的な対策を立案し、適切な処置をとることが可能となる
・さらに、その結果を関係部門に説明することによって、企業の信頼回復に大きく寄与できる
プログラム

1. 最近の「事故例」と破損事例の統計的解析結果
  (1).破損事故例
  (2).破損の定義
  (3).事故例による損失
  (4).破損発生の条件
  (5).事故による責任の所在

2.破損解析手法
  (1).破面の見方と解析項目
  (2).試料の採取と切断
  (3).錆の除去方法
  (4).錆発生と地鉄溶損の防止

3.フラクトグラフィーと種々の破面の紹介
  (1).フラクトグラフィーとは
  (2).種々の破面のマクロおよびミクロ的特徴
    a.延性破面
    b.脆性破面
    c.疲労破面
    d.遅れ破壊
    e.応力腐食割れ
    f.焼き割れ
    g.クリープ破面
    h.転がり疲労破面
    i.液体金属割れ
    j.二次加工割れ
    k.その他の割れ

4.事例から学ぶ種々の破損事例解析
  (1).身近な破損事例解析 →椅子回転軸の破損
  (2).溶接部からの破損
  (3).クレーン駆動軸の破損
  (4).バルブ(鋳物)の破損事例

5.総括および質問
  ・破損事故対策へ活かすために

キーワード 破損事故 破損解析手法 錆の除去 フラクトグラフィー 破面 延性破面 脆性破面 疲労破面 遅れ破壊 応力腐食割れ 焼き割れ クリープ破面 転がり疲労破面 液体金属割れ 二次加工割れ
タグ 安全金属金属加工金属材料未然防止破面解析疲労応力解析腐食・防食軸受け
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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