構造・強度設計および熱解析のための効率的かつ高精度な有限要素解析とその応用 <オンラインセミナー>

~ 有限要素解析に必要な基礎知識、要素の剛性方程式の基礎、境界条件の設定方法と効果的なモデリング、解析精度と要素の選択 ~

・対象物に応じたモデリングと適切な有限要素の使用および境界条件・荷重条件の設定手法を修得し、高精度な設計・解析をするための講座

・構造強度解析と熱解析を中心とした「有限要素解析において失敗しないためのポイント」と、効率的かつ高精度な有限要素解析を実施するためのノウハウが修得できる特別セミナー!

・構造解析での接触問題、接触熱抵抗を考慮した温度場と応力場の連成問題、沸騰熱伝達境界を有する問題など、実際の構造物による解析例から高精度な有限要素解析、適切な設定法を修得する特別講座!

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講師の言葉

 1990年代以降、小型コンピュータの高性能化と汎用解析ソフトウェアの普及により、有限要素法を用いたCAEは急速に一般化した。一方、担当する技術者にとっては、CAEの高度化に対応するために必要な学術的基盤の構築に、十分な時間を取れないケースも見受けられる。高性能ソフトウェアを用いると、適切とはいえない有限要素の使用、不適切な要素分割、あるいは誤った境界条件を設定した場合でも、解析結果が美しいグラフィックにより提供されるため、その有効性を判断することが難しい。
 そこで本セミナーでは、構造強度解析と熱解析を中心とした「有限要素解析において失敗しないためのポイント」を、入門レベルの問題から、構造解析における難問である接触問題、接触熱抵抗を考慮した温度場と応力場の連成問題、沸騰熱伝達境界を有する問題など、実構造物を対象とした多数の解析例を用いて、効率的かつ高精度な有限要素解析を実施するためのノウハウを平易に解説する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2021年10月14日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・有限要素法を用いたCAEに携わる方
・構造強度解析と熱解析に関して、効率的かつ高精度な解析手法の修得を目指す技術者の方
・機械、自動車、輸送機、プラントほか関連企業の技術者の方
予備知識 ・大学、高専の機械系学科レベルの数学、材料力学、機械設計に関する基礎知識
・有限要素法による構造解析に関する基礎知識があればさらに理解しやすい
修得知識 ・実用的な精度の解析を実現するために必要な要素の選択やモデリングに関する基礎知識
・高度な汎用解析ソフトウェアを用いた強度解析・熱解析で失敗しないためのポイント
・実構造物の解析結果の例示による、対象物に応じたモデリングと適切な境界条件・荷重条件の設定手法の修得
プログラム

1.有限要素法の誕生と発展 
  ・歴史に学ぶ必要性

2.構造強度解析・熱解析と設計
  (1).有限要素解析に必要な基礎知識
  (2).対象構造物に応じたモデリング

3.有限要素法と解析精度 ~要素分割の重要性~
  (1).有限要素法は構造近似!
  (2).簡単な例題で学ぶ解析精度

4.「段付き棒の引張り」で学ぶ有限要素解析
  (1).要素の剛性方程式と全体剛性方程式
  (2).境界条件の扱い方
  (3).有限要素解析における連立一次方程式

5.さまざま有限要素とその特性
  (1).代表的な有限要素 ~1次元要素から3次元要素まで~
  (2).要素選択のための“戦略”

6.要素の剛性方程式の基礎理論  ~より深くFEMを知るために~
  (1).要素の剛性マトリクスと[D]マトリクス
  (2).[B]マトリクスは有限要素法のキー
  (3).要素の剛性マトリクスとガウス積分

7.境界条件の設定方法と効果的なモデリング
  (1).剛体変位の拘束、荷重の与え方とばね支持境界
  (2).対称性を考慮したモデリング
  (3).等価モデルと粗分割モデルの活用

8.解析精度と要素の選択 ~目的に合った要素を選ぶ~
  (1).応力場と温度場の解析精度
  (2).不適合要素、低減積分、選択低減積分による精度の改善

9.非線形解析と接触問題
  (1).材料非線形と幾何学的非線形
  (2).接触問題の難しさとは?

10.実構造物の解析例
  (1).ねじ山らせんモデルによるボルトの応力/応力振幅解析
  (2).多数ボルト締結体の締め付け特性と弾性相互作用
  (3).表面粗さと面圧を考慮した固有振動解析
  (4).接触熱抵抗を考慮した熱流れと応力場の連成問題
  (5).低温用配管フランジの熱・力学特性の解析
  (6).大型車ホイールボルト締め付けと疲労強度解析

キーワード 有限要素法 構造強度解析 熱解析 モデリング 要素分割 剛性方程式 境界条件 マトリクス 応力場 温度場 非線形解析 締め付け特性 固有振動解析 連成問題 熱・力学特性 疲労強度解析
タグ シミュレーション・解析疲労応力解析機械機械要素強度設計構造物最適化・応力解析材料力学・有限要素法設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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