FMEAの効果的な進め方と未然防止への活用法 ~演習付~ <オンラインセミナー>

~ 製品設計FMEA、FMEA表の事例、FMEAの留意点、工程FMEAの手順、FTAによる幅広いヒューマンエラー予防策 ~

・FMEAを効果的に使いこなすための重要ポイントを修得し、確実な品質確保に活かすための講座!

・品質トラブル未然防止策を形骸化させないための条件と進め方を修得し、効果的な設計FMEAや工程FMEAによる未然防止の実務に活かそう!

・希望者は、セミナー後に添削問題を通じて、各自の理解度を深めることができます!

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

 正常に機能していた製品が、あるとき故障した。正常だった工程で、あるとき品質クレームが出た。これらは日常よく聞く話です。この場合、起きてしまった過去には目をつむって「再発防止に努めます」と頭を下げて将来の話に論点をそらせて済ませる風潮があります。再発防止が可能なら、「なぜ、最初に予防しなかったのか」と言いたくなります。

 この講座は、上の問いに答えて「最初に予防する」ための技法、すなわち、故障モードと影響の解析(FMEA : Failure Mode and Effect Analysis)を扱います。

 FMEAを効果的に使いこなすには次の注意点があり、これを無視したやり方は必ず頓挫して形骸化します。

 (1)「アイテム」欄に組立品の名称のみを記載しないこと。組立品を展開して、故障モードが発生する箇所を示すこと。

 (2) 「故障モード」と「故障」と混同しないこと。

 (3) 先に故障モードを挙げて「この故障モードが起きたら、どんな故障・災害が起きるか」とボトムアップすること。故障を挙げて「なぜ故障するか」とトップダウンするのは誤り。

 (4)対策状況の「合格・不合格」を判定するやり方であること。

 この講座は、上の条件を満たすFMEAのやり方を指導するコースです。

セミナー詳細

開催日時
  • 2021年12月06日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・メーカーの技術者の方
 設計、開発、品質管理、生産管理、生産技術、安全管理に携わる方
・自動車部品、電子部品、電子機器、機械、設備、他
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・製品設計FMEA、工程FMEAによる信頼性評価の方法
・FTAによるヒューマンエラー対策の方法
プログラム

1.FMEAを学ぶ上でのポイント (FMEAを学ぶ前の予備知識)

  (1).固有技術と管理技術

  (2).FMEA理論の系統

  (3).信頼性技法の役目

  (4).システムの構成

  (5).故障モードの定義(JIS)

 

 

2.製品設計FMEA (ガスコンロの具体的な例題をやってみよう)

  (1).FMEAの手順

  (2).例題・アイテムの決定

  (3).ボトムアップとトップダウン

  (4).ワークシート(評価前)

  (5).故障モードの列挙

  (6-1).機能ブロック図は不要

  (参考)冗長設計・疑似冗長設計

  (6-2).機能展開図は不要

  (7).FMEA表(a、b、cの個別評価 )

  (8).相対評価法と絶対評価法

  (9).頻度評価の誤った事例

  (10).影響Sを考慮する

  (11).FMEA表(評価のバリエーション)

  (12).総合評価

  (13-1).個別評価から総合評価への変換

  (13-2).合否不明の場合

  (14).演習:組立工程

  (15).ガスコンロの例題の正解

  (16).誤った指導例の研究

 

3.FMEAの留意点 (上の例題で説明しなかった点)

  (1).相対法の欠陥(RPNを使わない訳)

  (2).対策が複数の場合(RIの加算)

  (3).アイテムが購入品の場合

 

4.工程FMEA (具体的な工程の信頼性を評価してみよう)

  (1).工程FMEAの手順

  (2).プロセスの成り立ち

  (3).工程の故障モード

  (4).不良モード説の誤り

   (5).例題

  (6).QC工程表の基本構成

  (7).特性要因図からQC工程表に転記

  (8).QC工程表 ─ 左半分(要因系)

  (9).QC工程表 ─ 右半分(特性系)

  (10).工程 FMEA の具体例

  (11).工程設計の修正

  (12).QC工程表とFMEAの一体化

  (13).工程の信頼性向上の手段

 

5.ヒューマンエラー予防策の一例 (FMEAで評価するヒューマンエラー対策として使ってみよう。)

  (1).FTAの概略

  (2).二事象AND型FTAの原理

  (3).材料の取り違えの予防(例題)

  (4).材料の取り違えのFMEA表(対策前)

  (5).材料の取り違えのFMEA表(対策案)

  (6).対策案のFT図

  (7).材料の取り違えのFMEA(対策後)

キーワード FMEA 故障モード 機能展開図 個別評価 総合評価 特性要因図 FMEA表 工程FMEA FTA
タグ FMEA・FTA・DRBFM
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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