ねじ締結体の基礎と疲労破損・ゆるみ防止技術とそのポイント <オンラインセミナー>

~ ねじ・ボルト締結技術、締結信頼性向上、疲労破損と遅れ破壊の防止法、ゆるみ防止法、ねじの耐久信頼性評価法 ~

・講師の実務経験を踏まえたねじの強度評価技術、ゆるみ寿命推定法とそのポイントを学び、ゆるみ、破損防止技術に活かすための修得講座!

・ゆるみの発生のメカニズム、疲労強度・ゆるみ寿命推定法を修得し、締結・接合部の事故の未然防止やトラブル防止・信頼性向上技術に活かそう!

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講師の言葉

  本講座では、建設機械・産業機械でのねじ継手設計、 トラブル対策に関する豊富な経験から集大成したねじ締結基礎技術およびねじユーザの立場に立ったねじ締結の課題について解説を行う。
 ねじ・ボルトは自動車、鉄道車両・設備機器、電気機器、一般機械、航空機、プラン ト、インフラ構造物をはじめ、多くの製品で使用され重要な役割を果たしている 。
 ねじは紀元前6?4世紀には用水技術や生活の小道具に使用されはじめ、 螺旋やねじ原理への学問的な追究が始まっていた。このように、ねじは長い歴史を持った機械要素であるにもかかわらず、今日でも締付け不足、ゆるみ、強度不足などねじトラブルに起因した重大事故が後を絶たない。

・なぜたった1本のねじの破損、ゆるみ事故は重大事故を引き起こすのか?
・なぜねじは高い締付力が必要なのか?
・ねじの破損寿命・ゆるみ寿命はどのように予測するのか?

 講義では、以上のような疑問・課題の解決に向け実務で即活用いただける、ねじの強度評価技術(疲労寿命推定法)、ゆるみ寿命推定法などについて解説します。 また、ねじに関する参考図書・資料・テストピースの紹介など製品開発を通した講師の実務経験を踏まえた講義と演習問題を通して問題解決力・実践力を身につけていただくことにも主眼においている。
 メーカでの製品開発、設計、生産技術、品質管理、メンテナンスなどにかかわる技術者のみならず、ねじ部品メーカの方にとっても、ねじユーザがどんな課題を持っているのかを知る良い機会になると思います。

セミナー詳細

開催日時
  • 2021年09月10日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・自動車や機械、電気機器、プラント、航空機関連企業において設計、研究開発、試験部門、生産技術、品質管理、技術、営業、教育などの部門に所属されている方、ねじメーカの方

予備知識 ・高校卒業程度の数学および力学(物理)
・材料力学、金属材料の初歩的知識があれば理解が深まります

修得知識 ・ねじ・ボルト全般に関する基礎技術の知識が得られます
・ねじ・ボルトに関する規格の体系について
・ねじ・ボルトの適正な締結技術について
・ねじ・ボルトのゆるみ、破損防止技術について
・ねじ・ボルトに関する実験技術、実験方法
・ねじの締結体設計の基礎知識
プログラム

1.基礎編
  (1).ねじユーザから見たねじ技術の基礎と課題
    a.ねじ技術の起源と変遷
    b.ねじのトラブル・事故
    c.ねじの不具合現象
    d.ねじ技術の課題
  (2).ねじの規格
    a.ねじ規格の生い立ち
    b.基本規格・関連規格
  (3).ねじ部品の種類と使い方
    a.ねじ部品の種類
    b.ねじの製造(転造と熱処理)
    c.機械的性質(降伏点、伸び等)、材料・材質、熱処理
    d.表面処理、メッキ
  (4).ねじの破損、静的強度
    a.静的強度(引張強度、延性破壊など)
    b.ねじ山のせん断破壊と限界かみあい長さ
    c.ねじの焼き付き・かじりの防止
  (5).ねじに加わる外力と内力の関係、内力係数、ねじに加わる負荷の解析法
    a.ねじ締結体の加わる外力とボルトに発生する内力の関係
    b.内力係数(内外力比)
    c.ねじに加わる負荷の解析法
  (6).疲労破損と遅れ破壊の防止法
    a.ねじの疲労強度の概要
    b.疲労寿命推定法(疲労強度、疲労寿命推定)
    c.遅れ破壊(脆性破壊)
  (7).ねじの締付けの基本技術
    a.ねじの力学(トルク法の原理)
    b.締付け管理の方法
    c.トルク法および締付けトルク基準の作成法
    d.締付け用具
  (8).塑性域締付けによる締結信頼性向上
    a.塑性域締結法の安全性・信頼性と優位性
    b.回転角法
    c.トルク勾配法
  (9).ねじのゆるみとゆるみ防止法
    a.ゆるみのメカニズムとゆるみ防止の考え方
    b.ゆるみ止め部品の種類
    c.ゆるみ試験とゆるみ止め部品の評価
 (10).ねじ締結体設計と設計時の留意事項
    a.基本的な考え方
    b.設計事例

2.応用編
  (1).信頼性技術開発と課題
  (2).負荷の測定法・解析法
  (3).ねじの耐久信頼性評価(疲労限度設計、有限寿命設計)
  (4).ねじのゆるみの信頼性評価(ゆるみ寿命推定法および残存軸力推定法)
  (5).締結信頼性向上と締付け試験

キーワード ねじの不具合現象 ねじの規格 ねじの静的強度 ねじ山のせん断破壊 ねじのゆるみ防止 塑性域締付け ねじ締結体設計 ゆるみ寿命推定法 ボルト 破損防止技術 疲労破損 遅れ破壊
タグ ねじロボット疲労機械機械要素強度設計工作機自動車・輸送機
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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