リチウムイオン電池の劣化診断技術とモデリングによるシステム開発への応用 <オンラインセミナー>

~ 電池劣化診断法、周波数領域と過渡現象解析とモデリング、RC回路のモデリング構築技術 ~

・リチウムイオン電池の劣化診断技術を応用し、障害回避、適切な電池交換、再利用によるコストや廃棄物の削減に活かすための講座
・リチウムイオン電池のモデル構築法と電池の有効利用に不可欠な高精度な劣化解析手法を学び、蓄電システムの開発に応用しよう!

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

 携帯機器から電気自動車に至るまで、幅広くリチウムイオン電池が用いられていますが、電池をより有効に使用するには、電池の劣化診断技術の確立が必須です。この技術により、障害回避、適切な電池交換、再利用などによるコストならびに廃棄物の削減が実現されます。本講演では、特別な充放電装置を用いることなく安価かつ簡易に電池の劣化診断を行う過渡現象を利用した稼働時劣化診断法を紹介します。これを活用することで、いちいち製品の稼働を止めることなく電池の劣化状況を診断することができます。
本手法は、電力システムシミュレーション・モデリング技術を応用したもので、対象は全く異なりますが、高精度な解析を要求されるインフラシステム解析技術を応用することにより、実用性の高い電池の劣化診断法としています。今回は講演のみならず、初心者でも可能なExcelを使用した実習を通して、電池のモデル構築の基礎的手法を習得して頂くと共に、開発技術をマイクロコントローラに実装したプロトタイプの実演により、実用性も確認していただきます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2021年07月16日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・2次電池の制御回路設計に携わっている方
・2次電池を用いた機器の設計に携わっている方
・各種電池の製造業の方
・電池特性を測定する装置の設計に携わっている方
・シミュレーション・解析業務に携わっている方
・マイクロコントローラの設計に携わっている方
予備知識 ・Microsoft Excelの基本的操作(関数等)が出来れば問題ございません。
※Microsoft Excelを使った実習を予定しておりますので、事前にExcelをインストールしたPCをご用意下さい
修得知識 ・製品を稼働させながら二次電池の劣化状態を診断することができる
・電気回路シミュレーションのコツや概要を理解できる
・時間領域解析法と周波数領域解析法の違いと共通点について理解できる
・コンピュータシミュレーションを用いた大容量蓄電システム開発の実践に応用できる
・従来電池劣化診断法(交流定常法)と提案過渡現象法との相互関係について理解できる
プログラム

1.背景:電力システムとコンピュータシミュレーション
  (1).大規模インフラシステムの設計とコンピュータシミュレーション
    (実験によらないシステム設計)
  (2).定常現象と過渡現象のシミュレーション(風力発電システム設計のシミュレーションを例に)
  (3).シミュレーションツールの開発とモデルの開発
  (4).鉄道用大容量蓄電システムの開発実績
    (電気鉄道システムシミュレーション、架線電圧安定化)

2.電池劣化診断の必要性
  (1).コスト低減、安心安全、廃棄物削減
  (2).稼働時劣化診断法
    (蓄電池の安価で実用的な劣化診断手法、専用充放電装置・回路の排除)

3.過渡現象解析とモデリング基礎
  (1).周波数領域と時間領域における過渡現象解析とモデリング法
    (Cole-Coleプロットと過渡応答)
  (2).簡易なRC回路のモデリング実習(電気回路学テキストから・Excel実習)
  (3).微分方程式による時間領域解析とz変換,フーリエ・ラプラス変換による周波数解析

4.電気工学と電気化学工学とのコラボレーション(NEDO委託事業の成果)
  (1).電気化学的手法・電気工学的手法の限界
  (2).コラボレーションによる新分野展開

5.電池内部インピーダンスと電池過渡応答
  (1).多段CR回路によるリチウムイオン電池内部インピーダンス表現法(Excel実習)
  (2).電池内部インピーダンスと劣化の相関性

6.劣化診断装置の開発
  (1).マイクロコントローラを用いた劣化診断装置プロトタイプの紹介とデモ
  (2).鉛電池、ニッケル水素2次電池への展開と産官学連携

キーワード 定常現象 過渡現象 大容量蓄電システム 電池劣化診断 過渡現象解析 モデリング 稼働時劣化診断法 RC回路 多段CR回路 電池内部インピーダンス 電池過渡応答 リチウムイオン ニッケル水素 マイクロコントローラ
タグ エネルギーマネジメントシステムリチウムイオン電池
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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