非接触インターフェースのための空中ディスプレイの基礎とタッチレス応用の事例 <オンラインセミナー>

~ 空中ディスプレイの原理、空中結像技術、AIRRの機能化、結像光学素子を用いた空中映像表示の応用技術 ~

・新型コロナの感染拡大防止のために注目を集める端末のタッチレス化技術について基礎から応用まで修得する講座! 

・空中ディスプレイの原理や空中結像技術、応用展開について事例を通して修得し、非接触UIを取り入れた製品開発や量産化に活かそう! 

・衛生面の配慮を要求される医療機関、不特定多数が利用する場所(券売機、自動販売機、エレベータのボタン、ドアの開閉ボタン)、水や油で手の汚れが発生する生産現場などの操作に有効なタッチレスインタフェースの技術を修得する特別セミナー!

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

第1部

 講師は25年以上にわたり3Dディスプレイの研究に携わり、2010年からは何もない空中に映像を表示する技術の研究を進めてきました。空中ディスプレイは、オペラ『ドクターコッペリウス』での等身大の空中映像の使用や東京モーターショーにおけるモデルカーへの空中エージェント搭載など、これまで自動車やエンターテインメント向けの実用化が進められてきました。

 現在、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために端末のタッチレス化技術が注目されています。空中ディスプレイの研究開発の背景から、空中に浮いて見える基本的な原理について、3Dディスプレイ研究のエピソードを交えてやさしく解説します。

 さらに、実用化を目指した各種の事例や国際電気標準会議(IEC)における空中ディスプレイの国際標準の創成に向けた取り組みについて紹介します。最後に、タッチレス空中インターフェース分野で今後開発が求められる高機能材料やセンシング等について述べます。

 

第2部

 近年、何もない空中に映像を表示する「空中映像・空中ディスプレイ」に対する関心が高まっています。中でも結像光学素子を用いる技術は特殊なメガネ等を必要とせず、量産性の高さや既存映像データを使用できる汎用性の高さがあることから注目を集めています。またセンサーとの組み合わせで空中スイッチや空中タッチディスプレイといった非接触ユーザーインターフェースを実現でき、昨今世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス等感染症の接触感染対策の一つとして需要が高まっており、「空中映像・空中ディスプレイ」はそのコア技術にあたります。

 本セミナーでは、講師企業が開発した結像光学素子「2面コーナーリフレクタアレイ」を事例として、空中映像表示技術に関する基礎知識と非接触ユーザーインターフェースへの応用展開について解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2021年05月28日(金) 10:30 ~ 17:00
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・空中ディスプレイに興味をお持ちの方
・空中映像表示と非接触ユーザーインターフェースへの応用に関心を持たれている方
・ディスプレイ、タッチパネル、情報機器、インターフェース技術に携わる技術者の方
・車載機器、検査機器、発注システム、医療機関・福祉機関・金融機関・交通機関・飲食・小売・教育機関における入力端末、ゲームなど
予備知識 ・幾何光学の基礎程度があると望ましい
修得知識 ・空中ディスプレイの基礎知識(浮いて見える原理、従来の3Dディスプレイ)
・空中ディスプレイがもたらす価値
・タッチレス空中インターフェースの実現に必要な要素技術
・空中映像表示技術の基礎的な知識と非接触ユーザーインターフェースへの応用に関する知識
プログラム

第1部

 

1.空中ディスプレイの役割と原理

  (1).情報ディスプレイの役割

  (2).空中に映像が見える原理

  (3).空中に映像を形成する光学系の基本

 

2.2回反射を用いた空中ディスプレイ

  (1).空中LEDサイネージ

  (2).空中映像に対する目の調節応答

 

3.空中ヒーター

  (1).空中ヒーターの狙い

  (2).遠赤外線の集束を行う光学系

    a.放物ミラー

    b.直交ミラーアレイ(CMA)

    c.角パイプアレイ(SPA)

    d.2層矩形ミラーアレイ(WARM)

 

4.再帰反射による空中結像(AIRR)

  (1).AIRRの原理

  (2).偏光変調による空中像の輝度向上

  (3).多重反射による薄型化

 

5.AIRRの機能化

  (1).AIRR Tablet

  (2).R2D2

  (3).シースルー空中表示

 

6.国際標準化および社会実装に向けた取り組み

  (1).国際標準の創成に向けた取り組み

  (2).各種の展示会モデルの紹介

 

7.今後の新技術開拓

  (1).開発が求められる素材や要素技術

  (2).新分野の開拓(水中ディスプレイ、VR動物学他)

 

 

第2部

 

1.空中映像表示技術

  (1).空中映像が見える仕組み

  (2).種々の空中映像表示技術

  (3).2面コーナーリフレクタアレイをベースとした空中映像表示技術

 

2.照明光学系シミュレーションによる解析

  (1).照明光学系シミュレーション

  (2).製造誤差と結像の関係

  (3).照明環境下での迷光抑制

 

3.空中映像の応用

  (1).ユーザーニーズ

  (2).パリティミラー応用の注意点

  (3).非接触ユーザーインターフェースへの応用

  (4).その他応用:実空間での現実拡張(AR)、空中立体映像表示

キーワード 空中ヒーター 空中ディスプレイ AIRR 偏光変調 多重反射 2層矩形ミラーアレイ シースルー空中表示 照明環境下 現実拡張
タグ コンテンツ光学
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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