流体力学の基礎と渦の制御および流動抵抗の低減法 <オンラインセミナー>

~ 流れ場を構成する変形の種類、渦の起源と流れを表すパラメータ、流れの抵抗を下げる2つの方法 ~

・流れによる抵抗の発生メカニズムを理解し、抵抗を低減する方法を修得するための講座

・流れにより発生する渦の起源や性質を学び、流動抵抗を低減させて、製品開発やトラブル対策に活かそう! 

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講師の言葉

 プールの中では思うように歩くことができない。魚は素早く泳げるのに、なぜ人間は水の中では動きが遅くなるのだろうか。水は空気に比べて粘度が高い、すなわち摩擦が大きいことが理由とすると、人間と同じ大きさのマグロやイルカが速く泳げる理由が説明出来ない。流体による抵抗はほとんどの場合、流れにより発生する渦に起因する。空気抵抗を下げるには渦を制御することが必要である。では、渦を制御するとはどうすればよいのだろうか。渦発生の起源や渦の性質を学び、空気抵抗やパイプ内の流動抵抗の低減方法について写真や動画による例を示しながらわかりやすく解説する。さらに当講師が開発したサーブスピードが速くなるテニスラケットをはじめとして、スポーツ、自動車などに適用された抵抗低減法の実例を紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2021年05月21日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・流れの問題や製品開発に関わる技術者
 (自動車・機械・航空・化学工学・土木・船舶ほか関連分野の技術者、研究・開発者の方)
・流体力学の教科書を読んでもイメージがわかないとお感じの方
・流れによる流動抵抗がなぜ発生するのかを基礎から知りたい方
・流体の運動に興味があるが、数学が苦手な方
・流れの現象を直感的に理解したい方
予備知識 ・予備知識は不要です.画像や動画を多く使い、直感的に理解できる講義資料を準備します
修得知識 ・「流れ」という現象を整理し、流動抵抗が渦に起因することを知る
・渦についての理解を習得する
・流れによる抵抗の発生メカニズムを理解し、抵抗を低減する方法についての基礎を修得する
プログラム

1.流体および流動現象
  (1).力学的分類における流体
    a.流体と固体の違い
    b.理想的な流体と現実の流体
  (2).流れ場を構成する変形の種類
    a.剛体の運動
    b.変形
    c.渦

2.渦のできない流れの力学
  (1).非粘性流体の運動
    a.ポテンシャル流れ
    b.エネルギ保存の法則
  (2).簡単な流れの例

3.渦のできるながれ、現実の流体の運動
  (1).物体まわりのながれ
  (2).渦の起源
    a.境界層の形成
    b.境界層のはく離
  (3).流れを表すパラメータ
    a.レイノルズ数で比較する
    b.抗力係数

4.流動抵抗の発生と低減法
  (1).渦と抵抗
  (2).流れの抵抗を下げる2つの方法
    a.リブレットによる乱流境界層への移行促進
    b.乱流遷移を遅らせて抗力低減(トムズ効果)
  (3).流動抵抗を低減した実例の紹介
    a.自動車の空気抵抗を下げたい!
    b.速く泳げる水着を作りたい!
    c.魔球を投げてメジャーリーグで戦いたい!
    d.新理論、縦渦を使ってサーブスピードを10km速くしたテニスラケット!

キーワード 流動現象 流動抵抗 流れ場 渦 非粘性流体 境界層 レイノルズ数 抗力係数 乱流 摩擦 抵抗低減 
タグ バルプ・ポンプ自動車・輸送機配管流体解析
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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