疲労破壊のメカニズムと機械的表面改質による疲労強度向上技術 <オンラインセミナー>

~ 疲労破壊のメカニズム、疲労強度の評価法、疲労強度向上のための機械的表面改質技術 ~

・疲労破壊のメカニズムを理解し、疲労強度向上技術に活かすための講座

・疲労破壊のメカニズムと疲労破壊の支配的因子を理解し、疲労破壊の未然防止技術に応用しよう!

・疲労破壊未然防止技術である機械的表面改質方法について、講師らが開発した表面粗さの増大を極力抑制できる利点がある「キャビテーションピーニング」についても紹介します

講師の言葉

講師の言葉

 多くの機械の寿命や強度は、疲労破壊によって決定付けられます。疲労強度を向上できれば、自動車の部品を小型化・軽量化でき、その分だけ燃費を向上させて二酸化炭素の排出も減らすことが可能です。疲労強度向上のための機械的表面改質としては、ショットを打ち付けるショットピーニングが一般的ですが、最近はショットを使わないピーニングも実用化されています。

 本セミナーでは、疲労破壊のメカニズムと疲労破壊の支配的因子を解説してから、疲労破壊を未然に防ぐ機械的表面改質について、講師らが開発したキャビテーションピーニングなどについて解説します。キャビテーションピーニングとは、流体機械に致命的な損傷をもたらすキャビテーション衝撃力を逆転発想的に有効活用して、機械的表面改質する方法です。ショットを用いることなく(ショットレス)、機械的表面改質を行えるので、表面粗さの増大を極力抑制できる利点があります。

セミナー詳細

開催日時
  • 2021年06月22日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー加工・接着接合・材料
受講対象者 ・疲労破壊の基礎知識を得たい、疲労破壊の問題で困っている、疲労強度を向上させたいという技術者・研究者の方
・自動車・機械・鉄道・工作機・航空・船舶などの企業の方
予備知識 ・難解な数式などは用いませんので、特別な知識は必要ありません
・疲労破壊現象の把握と疲労破壊抑止の機械的表面改質を中心にセミナーを進めます
修得知識 ・疲労破壊に関わる基礎的な知識
・疲労破壊の危険性を検出する非破壊評価と疲労破壊を未然に防ぐ機械的表面改質についての方法と効果について最先端の知識を得ることができます
プログラム

1.疲労破壊の基礎
  (1).疲労破壊のメカニズム(亀裂の発生と進展)
  (2).破壊力学の基礎
    a.降伏応力
    b.応力集中係数
    c.応力拡大係数
    d.破壊靱性
    e.残留応力

2.疲労強度の評価
  (1).疲労試験
  (2).破壊靱性試験

3.疲労破壊に関わる結晶学
 ・結晶構造
 ・粒内歪

4.非破壊評価
  (1).亀裂の検出と評価
    a.浸透探傷
    b.超音波探傷
    c.電位差法
    d.渦電流法
  (2).残留応力の評価
    a.sin2ψ法
    b.cosα法
    c.2D法

5.疲労強度向上のための機械的表面改質
  (1).ショットピーニング
  (2).キャビテーションピーニング
    a.キャビテーションとは
    b.水中キャビテーション噴流
    c.気中キャビテーション噴流
    d.ウォータージェットピーニングとの相違
    e.キャビテーションピーニングの特異性
    f.キャビテーションピーニングの効果
  (3).レーザピーニング
    a.液膜レーザピーニング
    b.水中レーザピーニング
  (4).超音波ピーニング
  (5).ピーニングの比較
  (6).金属製3次元積層造形材の機械的表面改質

キーワード ショットピーニング 投射材 疲労破壊 表面改質 DSP法 疲労強度 金属疲労 疲労特性 疲労き裂 荷重制御試験 ひずみ制御試験 き裂伝ぱ試験 疲労試験 疲労設計 有限寿命設計 損傷許容設計 フェールセーフ設計 許容応力 応力集中 溶接継手 疲労設計指針 キャビテーション
タグ 金属非破壊検査金属材料疲労応力解析表面改質機械強度設計自動車・輸送機
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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