抗菌・抗ウイルス技術と製品開発への応用 <オンラインセミナー>

~ 抗菌市場の近況と抗菌材料開発化の方針の立て方、細胞の増殖能を巧みに利用した抗菌技術の開発とウイルス防御機構、安全性および実用化試験 ~

・ウイルスに強い製品開発に必要な対策技術と開発プロセスを修得し、製品化に活かすための講座

・なかなか収束しない新型コロナとのウイズコロナ社会で求められる抗菌・抗ウイルス技術を学び、製品開発へ応用しよう!

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講師の言葉

第一部

 新型コロナのパンデミックで人々の関心が感染に集まっている。感染は人を初めとする生物から生物へと伝播するものであるが、実はモノ(材料)を介する可能性もあると指摘されている。そもそも生物ではない材料がどうして細菌やウイルスの力を失わせることなく、感染に介在することができるのであろうか。そこにバイオフィルムが関わっている可能性が極めて高いと考えられる。バイオフィルムはぬめりの主要な原因であり、衛生状態を低下させ、感染の原因となるだけでなく、広く配管、水回りの様々な製品、エアコン、建材など、多くの産業分野において材料劣化、衛生低下に深く関わっていることが指摘されている。

 そこで本講では、最初に具体的な事例や影響のある分野について分類してお話しし、その根底にある基礎的な考え方に遡って解説を加え、そして対策法(防食法)についてのお話をしたいと思います。

 

第二部

 新型コロナウィルス(COVID-19)が、地球規模に、強感染強毒性の猛威を振るっている。冬に向かいインフルエンザの流行、二重苦のパンデミック、つくづく、感染症対策の遅れが命取りになる時代である。

 感染症対策は、「治療」と「感染制御(管理)」に大別され、治療に期待が集まるが細菌やウイルスは変異して治療効果とのスパイラルにある。感染制御は、人口の密集した都市部の生活における感染防止を目的として、今や不可欠な意義が再認識されている。

 抗菌・抗ウイルス作用に企業の関心が集中する昨今、技術の実用化にあたり具体的な課題の選択が商品化のキモとなり、新技術の使い方、商品化、社会的意義への対応評価などビジネスライフの実例を紹介し、講習にて商品化ノウハウをお話する予定です。

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セミナー詳細

開催日時
  • 2021年03月08日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー加工・接着接合・材料化学・環境・異物対策
受講対象者 ・現場の技術者で、細菌、ウイルスやバイオフィルムと材料について基本的な考え方を学びたいと考えている方
・実際にぬめりや感染症を扱う方から設計、開発、品質部門の方々に至るまで
・衛生用品、ヘルスケア、トイレタリー用品、医療機器ほか関連企業の方
予備知識 ・高校卒業程度の物理・化学・数学の知識
修得知識 ・感染症制御に必要な技術と製品開発時のノウハウ
・抗菌、抗ウイルス、バイオフィルム材料の評価および対策技術
・ぬめりの科学的な意味とその対策を立てる上での基本的な評価法と考え方
プログラム

第一部 抗菌、抗ウイルスとバイオフィルム -その工業的な評価と対策

 1.抗菌市場の近況と抗菌材料開発の意義 -見分けるポイントとその後の方針の立て方

  (1).before コロナとafterコロナでの抗菌市場の変化と現況

  (2).抗菌材料とは

  (3).ウイルスと材料

  (4).バイオフィルムとぬめり

 

2.材料の抗菌性の評価

  (1).様々な抗菌材料の評価法

  (2).フィルム密着法について

 

3.抗ウイルス材料の評価法

  (1).ウイルスと材料

  (2).ウイルスに対する材料の抵抗性(ウイルス力価)

  (3).材料のウイルスに対する抵抗性の評価法

 

4.バイオフィルムに対する材料の抵抗性の評価法
  (1).バイオフィルムの実験室における作製法

  (2).様々なバイオフィルムの評価法

  (3).今後の方向性

 

5.バイオフィルムと抗菌、抗ウイルスの関係と対策法

 ・バイオフィルムの対策法(防食法)

 

6.将来展望

 

第二部 アクリルポリマーを用いた新抗菌・抗ウイルス技術とその実用・商品化

 

1.目に見えない菌とウイルスの恐怖

   ・怖さの本質と課題

 

2.感染制御は健康を守る・大切な使い分け

  (1).菌・ウイルスをやっつける方法と除く方法

  (2).物理的方法の長所と難点

  (3).化学的・消毒・保存方法と市場

  (4).市場が望む効果安全性

 

3.抗菌持続性と環境安全性との兼ね合い

  (1).抗菌持続性を優先した安易な方策と環境汚染のつけ

  (2).保存料と食品成分との予想外な危険性

 

4.新しい取り組みと実用化への課題

  (1).細胞の増殖能を巧みに利用した特異な抗菌技術の開発とウイルス防御機構

  (2).新技術のビジネス分析

 

5.新しい技術に要求される安全性試験

  (1).ヒト・動物・植物・魚類・昆虫に安全

  (2).地球環境(土・空気・水)における生分解性と地球保全

 

6.抗菌・抗真菌・抗ウイルス剤としての実用化試験

・自家試験の客観性

 

7.技術の特徴を活かした商品化

  (1).B TO B とB TO C

  (2).地球再生ビジネス

キーワード 抗菌 抗ウイルス バイオフィルム ぬめり ウイルス力価 感染制御 抗菌持続性 ウイルス防御機構 安全性試験
タグ ゲル・スラリー医療・再生医療バイオマス・バイオマテリアル創薬・医薬品結晶安全商品開発高分子材料添加剤粉体・微粒子薄膜表面改質表面処理・めっき
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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