金属疲労の基礎と疲労強度向上のポイント <オンラインセミナー>
~ 金属疲労の基礎、材料強度評価方法および応力、金属疲労のメカニズム、許容疲労強度、疲労強度向上技術 ~
・疲労破壊を設計段階で事前予測し、安全を確保した強度設計に活かすための講座
・金属材料の材料強度の基礎から学び、疲労のメカニズム、疲労強度向上技術を応用した強度設計に活かすための特別セミナー!
・疲労強度設計の基礎、疲労強度向上技術および環境因子の影響までの幅広い範囲を実例や実データを交えわかりやすく解説します
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講師の言葉
金属材料は輸送機器やインフラに多用され、ひとたび破損が起きれば人命に関わり大きな社会問題に発展する恐れがありながら、疲労破壊を設計段階で予測し安全を担保することは未だに大変難しい課題です。安全を見過ぎた設計では製品として成立しないか、または競争力を失うことになります。また、き裂を早期発見しようとしても高額な費用を要するばかりでなく、発見が困難な場合が殆どです。なによりも信頼性を確保した上での適切な強度設計が大切なのです。
疲労は微小なき裂の発生と進展というミクロな現象なので多くの要因(材料、環境など)の影響を受けます。このため疲労破壊のメカニズムをある程度理解しておくことが必要です。
本セミナーでは、鉄鋼材料が中心にはなりますが金属材料全般に共通する材料強度の基礎知識、疲労のメカニズム、疲労強度設計の基礎事項、疲労強度向上方法および環境因子の影響までの幅広い範囲を実例や実データを交えわかりやすく解説します。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2021年02月03日(水) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、加工・接着接合・材料 |
受講対象者 |
・機械部品、機械構造体、橋梁など構築物の設計者、関連技術者の方
(構造解析、実験、生産技術、検査、分析、品質管理、修理、保全部門)
・材料技術者および材料強度に関心のある方で初学者から研究者、管理者の方
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予備知識 |
・基礎からお話しますが、金属材料や材料強度に関して予備知識や経験があると、より理解し易い
・仕事等で具体的課題を抱えている方や材料強度に関して興味や疑問を持たれている方は、より理解を深められます
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修得知識 |
・疲労強度を決めている材料・環境要因に関する知識(メカニズム)
・その知識を応用した各種疲労強度向上方法(特に圧縮残留応力)の知識・理解
・疲労強度・寿命推定方法の基本知識(限界も含め)
・疲労強度試験方法や材料の観察・分析・測定方法についての基礎知識
・水素社会構築に向けて関心が高まっている材料中の微量水素と疲労強度の関係についての最新知識
・得られた知識により、専門書、論文、強度設計マニュアルなどがより理解し易くなる
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プログラム |
1.金属疲労の基礎と事例
(1).金属疲労とは
(2).製品・構造物の破壊形態
(3).疲労破壊事故事例紹介
(4).疲労強度が必要な部品例紹介
(5).代表的金属の強度とその材質的要因
2.結晶構造と強度向上方法
(1).金属結合
(2).結晶構造と結晶のすべり面
(3).純金属(完全結晶)の理論せん断応力と実測値との乖離
(4).結晶の欠陥(転位、結晶粒界)と強度
(5).金属の基本的な強度向上方法(転位を動きにくくする方法)
(6).材料強度評価方法および応力
a.金属組織観察
b.硬さ測定
c.引張試験
d.応力とは?
e.破面観察
3.疲労強度の算定と統計的疲労限度の求め方
(1).金属疲労のメカニズム
(2).疲労試験方法
a.各種試験機
b.試験周波数
(3).疲労強度の表し方と疲労限度および統計的疲労限度の求め方
(4).疲労限度が存在する理由、ギガサイクル疲労
(5).低サイクル疲労と高サイクル疲労について
(6).疲労強度への形状因子の影響
a.表面粗さ
b.応力集中
c.応力勾配
d.寸法効果
(7). 切欠き係数
(8).疲労き裂の停留と疲労限度(実験データを基に)
(9).疲労限度線図
(10).許容疲労強度(無限寿命)算定の概念
(11).実働応力の扱い方
4.疲労強度向上技術と環境因子の影響
(1).疲労強度に及ぼす材料因子の影響
a.硬さ(引張強さ)
b.介在物
c.鋳造材
d.溶接部
(2).表面硬化処理による疲労強度向上
a.代表的な処理
b.圧縮残留応力の効果
(3).疲労強度に及ぼす環境因子の影響(鉄系材料)
a.温度
b.腐食環境
(4).疲労強度に及ぼす水素の影響(水素ガス環境、鋼の実験データ)
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キーワード |
金属疲労 S-N曲線 疲労限度 疲労き裂 高サイクル疲労 低サイクル疲労 疲労寿命推定 超高サイクル疲労 ギガサイクル疲労 疲労強度特性 疲労設計法 材料強度 疲労破壊 金属組織観察 腐食 表面硬化処理 圧縮残留応力 水素脆性 統計的疲労限度 |
タグ |
異種金属、金属、金属材料、材料、接着・溶着、破面解析、疲労、応力解析、表面改質、機械、強度設計、溶接・接合、工作機、構造物、最適化・応力解析、自動車・輸送機、設計・製図・CAD |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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