シール(ガスケット・パッキン)技術の基礎と漏れ・トラブル対策への応用 <オンラインセミナー>

~ シール技術、漏れの基礎とメカニズム、シールの種類と分類、ガスケット・パッキンの密封技術と使用法、トラブル事例と対策 ~

シール技術の基本的事項、漏れのメカニズムを正しく学び、漏れ問題のトラブル対策に活かすための講座

ガスケット・パッキンの各種シール特性と適切な選定法および損傷メカニズムを修得し、漏れの未然防止技術に活かすための特別セミナー! 

経験豊富な講師のトラブル事例から発生要因および原因、対策技術を学び、破損・漏れ対策の実務に活かそう!

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講師の言葉

 世にある機械設備で流体を扱う機器・設備あるいは、流体のための機器・設備がなんと多いことか、いわずもがなですが、そのような機械・設備で技術者たちを大いに困らせているのは“漏れ”の問題でしょう。この漏れの問題は太古の時代から人類を悩ませ、そして科学が進んだ現代においても技術者たちを悩ます古くて新しい問題です。漏れの原理そのものは、非常に単純明快なものと考えられますが、その対策となると、まさに一筋縄ではいかない厄介な問題です。それは相手が流体であり、その流れはミクロな意味でもマクロな意味でも変幻自在で捉えどころがないからです。その上、漏れに関わる因子が非常に多く、場合によっては思わぬ要因が効いてくる場合もあるため、システムの全容をいかに正確に、かつ十分に把握するかが求められるからです。このような問題に対しては基本に帰るのが良いと考え、本講座ではシール技術の基本的な考え方及び現状のシール技術の主な全容について説明し、漏れ現象に対する対処法について解説します。

本講座の申込み受付は終了しました

セミナー詳細

開催日時
  • 2021年01月14日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・機械設備の設計、保全、運転に関わる技術者の方
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・シール技術の基本的な事項・基本的な考え方
・シール面の過酷さに対する正しい認識
・漏れに対する正しい認識
・密封に対する正しい認識
・シールの選定に対する考え方
・シールは何故損傷するのか、その対策の基本的な考え方
プログラム

1.漏れの実態とシール技術の重要性

  (1).生産現場における“漏れ”の発生箇所とその原因

  (2).漏れ管理指標(H.F.I.)

  (3).シール不具合の機器への影響

 

2.シールに関連したトライボロジーの基礎

  (1).トライボロジーとは

  (2).摩擦摩耗の考え方

  (3).しゅう動面に置ける摩擦・摩耗・潤滑とストライベック曲線

 

3.漏れの基礎知識と漏れのメカニズム

  (1).シール面の考え方

  (2).漏れはどうして発生するのか(漏れのメカニズム)

  (3).漏れの種類

  (4).漏れ検出方法

 

4.シールの種類とシール用ゴム材料の概要

  (1).シールの種類と分類

  (2).シール用材料

 

5.静的シール(ガスケット)の考え方と使い方

  (1).非金属ガスケット

  (2).セミメタリックガスケット

  (3).金属ガスケット

  (4).液状ガスケット

  (5).ガスケットにおける密封の考え方

  (6).ガスケットペーストについて

 

6.動的シール(パッキン)の考え方と使い方

  (1).Oリングなどスクイーズパッキン

  (2).オイルシールなどリップパッキン

  (3).グランドパッキンなど単純圧縮パッキン

  (4).メカニカルシール

  (5).ドライガスシール

  (6).磁性流体シール

  (7).動的シールの密封理論

 

7.シールシステムの実際例

  (1).ガスケットの使用事例

    a.石油精製・化学プラント用ガスケット

    b.半導体・液晶パネル製造装置用ガスケット

  (2).パッキンの使用事例

    a.自動車におけるパッキンの使用例

    b.メカニカルシールの使用例

 

8.シール選定の考え方

  (1).ガスケット選定の考え方と選定例

  (2).パッキン選定の考え方と選定例

 

9.シールのトラブル事例とその対策

  (1).ガスケットに発生した損傷とその対策

    a.締結体結合部ガスケットからの漏れの原因

    b.過剰締付けおよび内圧によるガスケットの破損

    c.ガスケット装着に伴う損傷

    d.ジョイントシートの熱劣化損傷

    e.漏れを生じた管フランジの損傷

    f.ポップコーニング対策

    g.ガスケットにおける固着

  (2).パッキンに発生した損傷とその対策

    a.スクイーズパッキン及びリップパッキンに発生した損傷と対策

      ・パッキンの漏れ発生特性要因図

      ・スクイーズパッキンの損傷

      ・オイルシールの鳴きとき裂

      ・オイルシールリップの硬化き裂/異物の噛み込み

      ・オイルシールの寿命とその要因

      ・往復動パッキンの取付け偏心による摩耗/熱硬化

      ・往復動パッキンのはみ出し損傷/耐寒性不足

      ・リップパッキンの漏れの原因と対策の目安

    b.メカニカルシールに発生した損傷と対策

      ・メカニカルシールの故障現象発生の割合

      ・メカニカルシールの初期漏れと対策の例

      ・メカニカルシールの「鳴き」と対策

      ・メカニカルシールの故障原因と対策

 

参考1.シールの試験法

参考2.シールに関する最近の話題

キーワード シール トライボロジー オイルシール シートガスケット 金属ガスケット うず巻形ガスケット  回転軸シール セミメタリックガスケット スクィーズパッキン リップパッキン メカニカルシール
 破損 漏れ 締結体 亀裂 噛み込
タグ カムシール・ガスケットトライボロジーねじバルプ・ポンプ接着・溶着ロボット医療機器液晶溶接・接合工作機軸受け自動車・輸送機車載機器・部品設計・製図・CAD配管油・空圧
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
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