腐食のメカニズムと実用的な腐食対策および防食技術 ~演習付 ~ <オンラインセミナー>

~ 鋼・ステンレス鋼・非鉄金属の腐食の基礎と腐食対策、金属の防食技術、各産業分野での腐食事例と対策、腐食解析方法 ~

・腐食メカニズムおよび腐食対策を理解し、適切な防食技術の実務に対応するための実践講座

・腐食の基礎、腐食メカニズム、影響因子、腐食形態を修得し、適切な腐食対策・防食技術の実務に活かす特別セミナー! 

・経験豊富な講師から、防食技術のノウハウとポイントを学び、演習からさらに理解を深め腐食、防食、表面処理技術の効果的で適切な実務に活かそう!

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講師の言葉

 代表的な金属の鋼とステンレス鋼について、腐食メカニズムと腐食への環境影響因子、腐食形態を概説し、腐食はどのように生じるのかと鋼種による腐食対策を理解して頂きます。続いて、非鉄金属の銅、アルミ、チタン、マグネシウムと合金の腐食と腐食対策について、鋼、ステンレス鋼と比較しながら概説します。

 次に、めっき、塗装とライニング、溶射、化成処理、陽極酸化、防錆、電気防食、表面改質、防食構造設計などの金属の防食技術について概説し、適用方法と適用可能な環境、適用効果について理解して頂きます。また、各産業分野での腐食事例と腐食対策を紹介し、最後に、材料選定方法である腐食試験方法、金属の腐食調査方法と解析方法について概説します。

 各章の終わりには演習問題をし、講義内容の理解度を深めて頂きます。講義全体には、金属の腐食のメカニズムと防食技術についての重要なエッセンスを入れています。講義の合間や講義後には講義内容の分からない点、不明な点、日頃抱えている腐食の問題にお答えします。

セミナー詳細

開催日時
  • 2021年03月16日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・設備や製品に関わりのある機械エンジニア、設計エンジニア、開発エンジニア、品質管理エンジニア、研究者の方
・腐食の問題で困っている方
予備知識 ・化学、物理、材料(金属、有機物、無機物)の知識があると理解しやすい
修得知識 ・金属の腐食防食技術、表面技術、腐食試験方法、腐食調査方法と解析方法の実用的な知識を修得できる
(鋼とステンレス鋼、鉄金属の銅、アルミ、チタン、マグネシウムと合金の腐食対策、めっき、塗装とライニング、溶射、化成処理、陽極酸化、防錆、電気防食、表面改質、防食構造設計などの金属の防食技術)
プログラム

1.鋼・ステンレス鋼の腐食の基礎と鋼種による腐食対策

  (1).腐食理論

  (2).腐食への環境影響因子 (pH、溶存酸素、温度、湿度、塩類、流速、高温)

  (3).腐食形態 (均一腐食、孔食、隙間腐食、粒界腐食、応力腐食割れ、水素脆化、腐食疲労、マクロ腐食、ガルバニック腐食、流動・摩擦腐食、微生物腐食、土壌腐食、通気差腐食、電食、糸状腐食、高温腐食)

  (4).鋼種による腐食対策(耐溝状腐食鋼、耐候性鋼、錆び安定化処理、耐海水鋼、耐硫酸鋼、ステンレス)

  (5).演習問題

 

2.非鉄金属の腐食の基礎と腐食対策

  (1).銅および合金(全面腐食、エロージョン・コロージョン、孔食、大気腐食、脱亜鉛腐食、ガルバニック腐食、 腐食疲労、蜂の巣状腐食、隙間腐食、応力腐食割れ)

  (2).アルミニウムおよび合金 (酸・アルカリ腐食、孔食、大気腐食、隙間腐食、応力腐食割れ、エロージョン・コロージョン、キャビテーション)

  (3).チタンおよび合金(孔食、隙間腐食、水素脆性、沸騰酸腐食、ガルバニック腐食、応力腐食割れ、全面腐食、高温腐食)

  (4).マグネシウムおよび合金(酸・アルカリ腐食、大気腐食、ガルバニック腐食)

  (5).演習問題

 

3.金属の防食技術

  (1).めっき (亜鉛、アルミニウム、ガルファン、ガルバリウム、亜鉛アルミマグネシウム)

  (2).塗装とライニング (一般塗装、電着塗装、樹脂ライニング、ガラスライニング)

  (3).溶射 (亜鉛、アルミニウム、亜鉛アルミ合金)

  (4).化成処理・陽極酸化 (リン酸鉄、リン酸亜鉛、三価クロム、ノンクロメート、陽極酸化)

  (5).防錆 (防錆油、防錆紙、腐食抑制剤)

  (6).電気防食 (流電陽極法、外部電流法、電着工法)

  (7).表面改質 (金属拡散浸透処理、窒化処理、水蒸気処理、浸ホウ処理)

  (8).防食構造設計 (ガルバニック腐食、隙間腐食、流動・摩擦腐食、応力腐食割れの抑制設計)

  (9).演習問題

 

4.各産業分野での腐食事例と対策

  (1).化学プラント、動力プラント、タンク

  (2).輸送機械 (自動車、鉄道、航空機、船舶)

  (3).建設機械

  (4).家電や業務用電気製品 (洗濯機、エアコン、冷蔵庫、電子部品)

  (5).建築設備 (建屋配管、建屋、屋根)

  (6).土木設備 (海洋・港湾構造物、海水熱交換器、橋梁、鉄筋、パイプライン、埋設管)

  (7).電力設備 (ボイラー、蒸気管、原子炉配管、送電鉄塔)

  (8).演習問題

 

5.腐食試験方法および腐食調査方法と解析方法

  (1).腐食試験方法 (複合サイクル試験、人工酸性雨試験、粒界腐食試験、孔食試験、隙間腐食試験、応力腐食試験、オートクレーブ試験温度勾配試験、)

  (2).腐食調査方法 (モニタリング、環境分析、腐食生成物の分析、金属組織、腐食量測定、電気化学測定、非破壊検査、破面解析、塗装鋼材評価)

  (3).腐食解析方法 (統計的手法、腐食量)

  (4).演習問題

キーワード 金属腐食 不動態 湿食 乾食 全面腐食 局部腐食 異種金属接触 トライボロジー 金属材料 防食 表面処理 めっき 塗装 ライニング 溶射 化成処理 陽極酸化 防錆 電気防食  表面改質
タグ 化学化学工学触媒工作機構造物自動車・輸送機車載機器・部品設備電気化学電子機器
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
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