自動運転システム及びADASのためのシナリオベースの仮想検証技術とテスト効率化

~ モデルベース開発を用いた仮想化技術、シミュレーションを用いた動的なテストケース生成、シナリオカバレッジの測定と積算 ~

・長距離におよぶ検証を可能にする仮想環境を利用した安全性のテストを行うための技術を修得する講座!

・シナリオベースのバーチャルバリデーション(仮想検証)について学び、自動運転、ADASを安全に機能させるための車載ソフトウェアの検証とその効率化に活かそう!

講師の言葉

 自動運転車両の安全性の証明を行うにあたり、ISO26262など従来の機能安全規格では言及されなかった新しい課題(制御不能な環境条件、パーセプションのパフォーマンス限界、複雑なハードウェア/ソフトウェアアーキテクチャ、運転システム誤用の可能性)への対応が求められています。これらの新しい課題に対応するためにSOTIF(ISO 21448)に代表されるようなシナリオベースのリスクアセスメント、検証(V&V)が提案されています。また各国でも、例えば日本ではSAKURA Project、ドイツではPEGASUS Projectを通じてシナリオベースのアプローチへの検討が進められています。現在様々な先進テクノロジーやツールがこれらを支える技術として提案されておりますが、それらを繋げた安全性の証明を行うための全体像はどのような構成になるのでしょうか。

 その疑問に対する一つの回答として、様々な先進テクノロジーを用いたシナリオベーステストの具体的なワークフローを、デモンストレーションを交えてご紹介いたします。

 なお、本セミナーでのテスト対象は主にSAE-Level4及び5の自動運転アルゴリズムです。パーセプションは対象外となりますので、ご承知おきください。

セミナー詳細

開催日時
  • 2020年09月24日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・自動車の自動運転システム及びADASの検証手法と効率化の検討に従事される方
予備知識 ・組込みソフトウェア開発に関する初歩~基礎的な知識
・自動運転についての動向を押さえていると理解が早い
修得知識 ・自動運転及びADASのシナリオベーステストアプローチの全体像
・各種先進テクノロジーを活用した効率的なテスト
・システマチックでテスト品質が可視化された手法
プログラム

1.自動運転システムのテストにおける課題

  (1).求められる膨大なテスト量

  (2).テスト量の課題を解決するためのテストアプローチ

  (3).従来のテストとの相違点

 

2.自動運転のシナリオベース仮想検証の概要

  (1).各種国際標準規格とプロジェクトの動向

  (2).シナリオベース仮想検証のゴール

  (3).シナリオベース仮想検証の全体像

 

3.シナリオベースの仮想検証を構成するテクノロジー

  (1).トラフィックシナリオの分類と記述

  (2).抽象シナリオからテストシナリオへの派生

  (3).シミュレーションを実行しながらの動的なテストケース生成

  (4).仮想検証環境の構成

  (5).ルールオブザーバによるテストの監視と自動判定

  (6).AIによる自動運転アルゴリズムの弱点検出

  (7).シナリオカバレッジの測定と積算

キーワード モデルベース開発 仮想空間 自動運転 シナリオベース テストケース シナリオカバレッジ
タグ 組み込みソフト車載機器・部品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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