サプライチェーンマネジメント(SCM)の基礎と生産システムの最適化および利益確保策への応用  <オンラインセミナー>

~ TOC(制約理論)とTPS(トヨタ生産方式)、儲かる生産システムの設計法、システムダイナミックスモデルによる生産システムのシミュレーション ~

テレワークの方の学習にも最適なセミナー!

・スマートファクトリーのコンセプトを実現するために必要なSCMを修得し、利益を生み出すシステム構築に活かすための講座
・IoTなどのIT技術を導入しSCMへ応用し、利益向上と効率的な生産システムを実現しよう!

・本講座は、WEB会議システムを利用して開催いたします
・受講の仕方など詳細は、お申込みいただいた後にご連絡いたします
・その他疑問点がございましたら、お問い合わせください
・PCの環境等で視聴できない方は、弊社研究室でご受講が可能です

講師の言葉

 生産システムをフローとストックの連鎖としてモデル化し利益を生むメカニズムとしてSCM(サプライチェーンマネジメント)を体系化しました。従来の詳細に利益を分割する管理会計は逆に在庫を増し利益悪化します。新しいパラダイム・シフトとしてTOC(制約理論)やその源流であるTPS(トヨタ生産方式)の本質を基礎に生産システムを最適化し利益を目的関数とする制御を提案します。それは最近のICT、AI、ビッグデータというスマートファクトリーのコンセプトを実現する方法論となります。
 ものづくりにおいて部分ではなく全体システムの構造と因果関係をモデル化するシステムダイナミックスをSCMに応用します。すなわち利益速度をKPIとしたシミュレーションを通して同期化の意味、在庫変動と欠品現象、生産能力と時間などが利益に与える影響が分かります。利益速度という管理会計指標を入れたシステムモデルで設備や人の経営資源の時間変動データを、センサーとネットワーク、クラウドなどインフラの上でどのように活用して利益を生む政策に繋ぐか、シミュレーションを通して利益向上のメカニズムを理解します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2020年05月08日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・生産管理、生産技術、システム、ソフト、経営企画、事業企画、調達部門ほか関連部門の方
・これからITを経営に活用し利益体質改善のツールにしたいと考える経営管理者、IT部門管理者の方
・高価なERP(基幹業務システム)を入れたが在庫削減にも利益体質改善にも役立っていないと考える経営管理者の方
予備知識 ・ITや会計の基本的な基礎知識があることが望ましいが、専門家でなくても本テーマに関心と興味があることが望ましい
修得知識 ・ものづくりにおいて利益を生むメカニズムからどうすれば利益体質が上がるか理解でき、ITでそれが実現できるという可能性を認識できるようになる
プログラム

1.稼げる工場の生産システムモデル
  (1).在庫に焦点を当てる
    a.利益が出ない根本原因
    b.在庫の本質
    c.在庫削減と欠品防止の両立
    d.コスト削減と売上増大の努力が在庫を増やす
     e.在庫に焦点を当てる全体最適
  (2).システム制御モデルとしての生産システム
    a.システムダイナミックスモデル
    b.フィードバック制御
    c.シンクロナイゼーション
    d.インテグレーション

2.TOC(制約理論)とTPS(トヨタ生産方式)
  (1).ゴールドラット博士のTOC(制約理論)
    a.システムモデル
    b.ハイキングメタファー
    c.ボトルネック(需要)を独立変数とし供給(生産)を従属変数とする
    d.クリティカルチェーン・プロジェクトマネジメント
  (2).TPS(トヨタ式生産方式)の本質
    a.ジャストインタイム(JIT)
    b.セル生産の本質(メカニズム・組織・制約)
    c.稼働率と可動率
    d.タクト生産、タクトタイム、サイクルタイム
     e.平準生産とは

3.トヨタを事例とする生産システムイノベーションの考え方を理解する
  (1).生産システム改善のプロセス(歴史)
    a.現場現物現実(Observation)
    b.サプライチェーンは顧客の連鎖
    c.集中と横展開
  (2).ドラッカーマネジメントとトヨタ式経営
    a.IE(科学的管理)批判
    b.分業論批判
    c.時間という経営資源を重視
    d.部分最適と統合全体最適
     e.時間とフィードバック

4.生産システムの最適化および利益確保策への応用
  (1).儲かる生産システムの設計
    a.「IoT、AI、ビッグデータ」はツールであって設計論ではない
    b.ハウツーではなくホワイから:分析と設計(診断と処方、帰納と演繹)
    c.儲かる生産システムを構築する:EA(エンタープライズ・アーキテクチャー)
  (2).キャッシュ利益を目的関数とする生産システムモデル
    a.ICT/IoTの役割
    b.ERPとスマートファクトリー
    c.生産システム最適化におけるトレードオフ
    d.システムダイナミックス
     e.同期非同期
    f.安全在庫
    g.利益速度の方程式
    h.100年以上変わらない管理会計
  (3).システムダイナミックスモデルによる生産システムのシミュレーション
    a.システム行動ルール条件を変えることで発見できる思いがけない現象
    b.トレンド需要予測
    c.タクト生産モデル
    d.「生産―在庫‐出荷」モデル
     e.利益評価関数
    f.シミュレーション条件:基準ケース
    g.ランダム需要に対する最適生産
    h.成長需要、衰退需要、サイクル需要

5.IoTで稼げる工場にする
  (1).IoT、インダストリー4.0、IIC、IVI
  (2).利益体質つくりに不可欠なツールとなる
    a.設備と人の経営資源が生む利益
    b.センサーで経営資源の時間測定
    c.時間と利益の関係からコスト、利益、在庫を推定
    d.利益増大のアクチュエータ(制御駆動)
     e.世界最強だった日本のものづくりTQM7つの道具の復活
    f.ERPとスマートファクトリーの位置づけ
  (3).参考になる日本の成功事例分析
    a.システム構成
    b.コントロールポイント
    c.成果
    d.IoTの成功要因
  (4).システム開発の壁とプロジェクトマネジメントの条件

キーワード SCM 生産システム サプライチェーンマネジメント TOC(制約理論)  TPS(トヨタ生産方式)  システムダイナミックス KPI 在庫変動 フィードバック制御 シンクロナイゼーション インテグレーション ボトルネック クリティカルチェーン・プロジェクトマネジメント 部分最適 統合全体最適 EA エンタープライズ・アーキテクチャー スマートファクトリー 同期非同期 安全在庫 トレンド需要予測 タクト生産モデル 利益評価 ランダム需
タグ 原価・財務・会計生産管理調達
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
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