「製品開発」における「トヨタ流問題解決」と「なぜなぜ分析」の基礎と実践 ~演習付~

~ 不具合事象に対する問題の明確化、よくある「なぜなぜ分析例」とトヨタ流の違い、原因解析力の向上と問題解決の実践 ~

・書籍からでは学べない実際の「トヨタ流問題解決法」を修得し、実践するための講座
・技術的な具体例を通じて、論理的なトヨタ流の不具合解析方法を修得し、問題解決へ活かそう! 
・「特性要因図となぜなぜ分析」の使い分けと活用のポイントを実践的に修得できます

講師の言葉

 私は、人材開発部が行うトヨタ生産方式と問題解決研修の社内講師を10年間行ってきました。その中で受講生が苦手だったのが、「問題の明確化」と「なぜなぜ分析」でした。「5回のなぜなぜ分析」を提唱した大野耐一元副社長(トヨタ生産方式を体系化した人)も、言うはやさしいが行うのは難しいと著書の中で述べています。
 「なぜなぜ分析」に関する書籍を調べた結果、「トヨタ流なぜなぜ分析」と違うものが多くありました。分析結果が違えば、対策も違うのです。「よくある分析例」との違いをみてみると、「要因」と「原因」が混在している点です。「トヨタ流のなぜなぜ分析」は、不具合事象に対する「原因・そのまた原因」と分析するものです。大野耐一さんは著書の中で、「トヨタ生産方式は、トヨタマンの五回の「なぜ」を繰り返す、科学的接近の態度の累積と展開によってつくりあげられたといってよい」と述べています。
 トヨタの成長にとって「なぜなぜ分析」は大きな役割を持っています。是非、私の行う分析に耳を傾けて頂きたいと思います。

セミナー詳細

開催日時
  • 2020年02月12日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・製品開発において部下の指導に携わる方
・製品開発に携わる技術者の方
・昇格昇層される方(指導者となる為の知識習得と実践力向上)
・小集団のリーダーおよびその候補者の方
・生産技術者の方(作動不良等の解析に活かす)
・商品開発スタッフ(議論の拡散・混迷を防ぎ効率的開発に繋げる)
予備知識 ・出来れば、市販のなぜなぜ分析事例を一読しておくことを推奨
・予習として、「魚が釣れない(海釣り)」という特性で「なぜなぜ分析」をしてみる
修得知識 ・担当する実務で即活用し、成果を上げられるようになる
・計画的な改善活動に役立つ
・日頃発生する不具合事象を「問題」として置き換える知識を習得
・問題を論理的、科学的に解析する能力が向上する
・問題解決策のプレゼンテーション力の向上 誰が聞いても理にかなった説明ができる
プログラム

1.問題の捉え方
  (1).不具合事象に対する問題の明確化(何が問題なのか)
    a.問題を洗い出す適正な基準やあるべき姿とは
    b.直接的問題点と間接的問題点
    c.計画的な問題解決の進め方
  (2).課題達成型問題の明確化(どうしたいのか)
    a.課題を設定する時の留意点(具体例2件)
    b.課題設定型問題解決ケーススタディー
    c.問題解決実地演習(発生型問題及び課題設定型問題解決)
       ・課題達成テーマによる「改善実習」⇒2テーマ

2.原因解析力の向上と問題解決の実践
  (1).トヨタの「5回のなぜなぜ分析」
    a.なぜなぜ分析の基本(不具合事象に対する要因と原因の違いとは)
    b.「なぜなぜ分析」における論理的・科学的思考
  (2).よくある「なぜなぜ分析例」とトヨタ流の違い(70の事例で比較)
    a.異なる分析事例(構造体⇒4例、駆動系⇒16例、空圧⇒4例、電気⇒13例、
      金型冶具⇒3例 装置⇒14例、品質⇒4例 搬送⇒4例 他8例)
    b.「なぜなぜ分析」の急所
    c.「特性の捉え方」
    d.「なぜなぜ分析」と「特性要因図手法」、それぞれの長所
    e.「なぜなぜ分析」に基づく問題解決の実践例

キーワード 不具合事象 問題解決 発生型問題 課題設定型問題 原因解析力 なぜなぜ分析 特性要因図
タグ なぜなぜ分析ヒューマンエラーリスク管理安全品質管理未然防止
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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