永久磁石同期モータ制御・位置センサレス制御の基礎と高効率化への応用

~ センサレス制御の応用分野、永久磁石同期モータの基礎、センサレス制御系の構成、誘起電圧方式と高周波信号重畳方式 ~

・位置センサを取り除いた形でモータを高効率に制御する技術について修得し、応用するための講座
・高効率に駆動可能な位置センサレスベクトル制御のポイントを学び、製品の軽量化・低コスト化を実現しよう!

講師の言葉

 永久磁石同期モータは高トルク化・高出力化・小形化が容易なモータとして、民生・産業・交通輸送用途など様々な分野で利用されています。昨今では、省エネルギーや軽量化の観点からもその適用分野が拡大しています。一般的に永久磁石同期モータを高効率に駆動するためには回転子に配置された永久磁石の磁極位置を把握する位置センサが必要となります。ただし、位置センサの設置は軽量化とは相反し、さらに、システムの高コスト化を招くといった課題があります。このため、位置センサを取り除いても高効率に駆動可能な、位置センサレスベクトル制御が望まれています。
 そこで、本セミナーでは永久磁石同期モータの位置センサレスベクトル制御について、基礎的な内容から解説します。

本セミナーは受付を終了しました。

セミナー詳細

開催日時
  • 2020年03月04日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 宮崎県東京ビル
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・永久磁石同期モータの位置センサレスベクトル制御を習得したい技術者
・自動車、家電、航空、船舶、電気・電子その他関連企業の方
予備知識 ・電気回路・自動制御の基礎知識があり、ベクトル制御の概要がイメージできていると、より理解が進みます
修得知識 ・位置センサを取り除いたベクトル制御について学ぶことが出来る
・永久磁石同期モータをの高効率に駆動可能な技術を学ぶことが出来る
プログラム

1.位置センサレス制御の有用性
  (1).位置センサレス化への要求
  (2).位置センサレス制御の応用・注目分野

2.永久磁石同期モータ制御の基礎(位置センサ付きベクトル制御)
  (1).永久磁石同期モータの構造と特徴
  (2).座標変換
  (3).永久磁石同期モータの数学モデル
  (4).電流制御器の設計(非干渉化制御、PI制御)
  (5).電流指令値の生成(最大トルク/電流制御、弱め磁束制御)

3.位置センサレス制御系の構成と高効率化のポイント
  (1).誘起電圧方式(中・高速域向け)
  a.誘起電圧推定による位置推定の原理
  b.拡張誘起電圧モデルの導出
  c.拡張誘起電圧を推定するオブザーバの設計
  d.外乱オブザーバを用いた拡張誘起電圧推定
  e.PLLを用いた位置・速度推定系の設計
  f.位置推定誤差とパラメータ設定誤差との関係
  (2).高周波信号重畳方式(停止・低速域向け)
    a.高周波信号重畳による位置推定の原理
    b.正弦波電圧重畳法
    c.矩形波電圧重畳法
    d.PLLを用いた位置・速度推定系の設計
  (3).始動時の課題と始動法

キーワード 位置センサレス 位置センサ 座標変換 永久磁石 PMモータ PI制御 トルク 効率化 駆動 ベクトル制御 外乱 高周波
タグ モータ
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
宮崎県東京ビル
東京都千代田区九段南4-8-2
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