PLCシーケンス制御の基礎とプログラミングおよびトラブル対策実践講座 ~デモ付~

~ シーケンス制御とブール代数、PLCシーケンスの基本回路と応用回路、ラダー回路の作成方法と実行方法、トラブル対応とデモ ~

・安全性・信頼性の向上やコスト低減のための有効な手段として広く活用されているPLCシーケンス制御技術を修得し、FAシステムの設計制御技術に応用するための講座
・シーケンス制御の基礎からラダー回路プログラミング、回路の冗長性のチェック、トラブルに対応できる応用力まで実践的に修得できる特別セミナー!

講師の言葉

 シーケンス制御は大量生産ラインで同じ動作を同じ順序で繰り返し実行させる場合に利用されています。現在ではPLCを用いた制御方式が主流となっており、産業界においてはFA化(工場の自動化)が安全性や信頼性の向上やコスト低減のための有効な手段として広く実施されております。
 本講義はシーケンス制御の基礎的事項、PLCシーケンス制御のプログラミングの基本やトラブル対策までを習得する講座です。ラダー回路作成用ソフト(CX-Programmer)を利用してプログラミングの実演やコンベア制御機材を利用してデモを交えて行う実践的な講座です。また、実機を使用して、発生したトラブル箇所を特定するデモも行います。
 本講座受講後は受講者自身で自在にラダー回路を作成することができます。また、論理代数(ブール代数)などのシーケンス制御の基礎知識を習得できるため、シーケンス制御のシステム設計やシステムの冗長性のチェック、実際に起こるトラブルに対応する技術などの応用力も身に付けることができます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年11月08日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・FA、機械、設備関連の技術者の方
・PLCシーケンス制御を初めて学ぼうとする技術者の方
・PLCシーケンス制御を新たに取り入れてみようと考えている技術者の方
予備知識 ・高校卒業程度の数学や物理の知識があれば望ましいが、基本的な事項から講義を始めるためその知識がなくても十分に理解できます
修得知識 ・スイッチ、ランプ、リレー、タイマ、カウンタ、などシーケンス制御に必要な基本要素の知識
・シーケンス制御の基本回路(自己保持、インターロックなどの)の知識
・ブール代数の基礎、カルノー図の作成方法と論理式の簡単化の方法
・簡単なシーケンス制御を設計するための基礎知識
・ラダー回路作成用ソフト(CX-Programmer)によるラダー回路の作成方法と実行方法
・PLCシーケンス制御のトラブルに対応する能力
プログラム

1.PLCシーケンス制御の基礎
  (1).自動制御とは
    a.シーケンス制御とは
    b.フィードバック制御とは
  (2).シーケンス制御系の構成および構成要素
    a.シーケンス制御系の構成
    b.入力装置
    c.制御回路
    d.出力装置
  (3).シーケンス制御系の構成要素
    a.入力スイッチの接点の種類
    b.入力スイッチの動作による分類
  (4).電磁リレー
    a.リレーの動作原理
    b.リレーの図記号
  (5).シーケンス図
    a.シーケンス図の描き方
    b.シーケンス図作成の原則
  (6).タイムチャート

2.シーケンス制御とブール代数
  (1).論理変数(ブール変数)
  (2).論理演算と論理式
    a.真理値表
    b.論理積(AND)
    c.論理和(OR)
    d.否定(NOT)
    e.否定論理積(NAND)
    f.否定論理和(NOR)
    g.排他的論理和(EXOR)
    h.否定排他的論理和(EXNOR)
  (3).基本的な論理演算とブール代数の諸定理
  (4).論理式とスイッチ回路
    a.スイッチ回路の論理式への変換
    b.論理式のスイッチ回路への変換
  (5).論理式の簡単化
    a.ブール代数の諸定理を用いた論理式の簡単化
    b.カルノー図を利用した論理式の簡単化
  (6).カルノー図
    a.2変数のカルノー図
    b.カルノー図を利用した論理回路の簡単化の手順
    c.論理式に対応するカルノー図の作成
    d.カルノー図による論理式の簡単化
    e.真理値表の論理式への変換
    f.3変数のカルノー図による論理式の簡単化
  (7).演習問題

3.PLCの基礎的事項
  (1).入出力装置とPLCとの接続
    a.PLCと電源との配線
    b.PLCの入力端子の内部回路
    c.PLCと入力装置との配線方法
    d.PLCの出力端子の内部回路
    e.PLCと出力装置との配線方法
  (2).PLC入出力の記号
  (3).PLC入出力のアドレス
  (4).内部リレー
    a.入力リレー
    b.出力リレー
    c.補助リレー
  (5).ラダー回路作成上の注意
  (6).ラダー回路と命令語

4.PLCシーケンス制御の基本回路と応用回路
  (1).PLCシーケンス制御の基本回路
    a.AND回路
    b.OR回路
    c.NOT回路
    d.EXOR回路
    e.EXNOR回路
  (2).自己保持回路
  (3).タイマ回路とカウンタ回路
    a.タイマ回路
    b.ワンショット回路
    c.カウンタ回路
  (4).優先回路
    a.直列優先回路(順序回路)
    b.インターロック回路
    c.並列優先回路
  (5).タイマやカウンタを用いた応用回路
    a.フリッカ回路
    b.信号機回路
    c.早押し回数判定回路
  (6).少し複雑なラダー回路

5.トラブル対策
  (1).PLCのトラブル
  (2).ラダー回路のミス
  (3).入力装置のトラブル
  (4).出力装置のトラブル

6.デモ
  (1).入出力装置とPLCとの接続
    a.PLCと電源との配線
    b.PLCと入力装置との配線
    c.PLCと出力装置との配線
  (2).ラダー回路作成ソフト(CX-Programmer)によるプログラミング
    a.CX-Programmerの使い方
    b.ラダー回路の入力方法
    c.命令語への変換
  (3).プログラムの実行手順
    a.オンライン接続
    b.プログラムのPLCへの転送
    c.プログラムの実行
  (4).プログラムの保存と呼び出し

キーワード PLCシーケンス制御 自動制御 フィードバック制御 電磁リレー シーケンス図 ブール代数 カルノー図 ラダー回路
タグ 組み込みソフト機械工作機制御
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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