ソフトウェア開発におけるテスト技術と効率的・効果的な進め方および最新技術 ~1人1台PC実習付~

~ 最適なテスト計画の立案、効果的なテスト分析・設計のポイント、効率的なテスト実装・実行法およびテストに基づいた適切な品質の評価法 ~

・開発全体に占める比重が大きいソフトウェアテストを効率的・効果的に進めるための講座
・効率的かつ効果的なソフトウェアテスト技術を修得し、短納期化への対応とソフトウェアの品質確保を両立させるためのセミナー!
・スマホアプリ、レガシーモダナイゼーション、AI、IoTなどにおける最新のIT技術に関するテストについても紹介します!

講師の言葉

 ソフトウェアテストはソフトウェアの品質を確保するための最後の砦です。リリース後にバグを出さないよう、開発の現場では様々な工夫や苦労をしながらテストを行っていると思います。しかしながら、短納期・低コストが求められる昨今の開発では、従来のテストのやり方では対応できないこともしばしばあります。
 依然として開発全体に占めるテスト比重は大きく、かなりのリソースを割いているのが現実です。このような状況を打開するためには、実績のあるベストプラクティスを活用するのが有効です。本講義では、最近のトレンドの技術も含め、様々なベストプラクティスをテストプロセスにおける作業に沿って解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年12月12日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・テスト計画の作成を担当される方(テストチームのマネージャ、リーダ)
・テストケースの作成やテストの実行を担当される方
・品質評価を担当される方(品質管理チーム、開発チーム)
・組織の開発・管理標準を策定される方
予備知識 ・テストの作業の基本的な流れを知っている、または経験したことがあると理解が深まります
修得知識 ・最適なテスト計画を策定するために考えなければいけないこと
・効率よくバグを見つけるためのテスト設計、テスト実行の方法
・顧客が求める品質を満たしていることを示す方法
・テストに関する情報を入手し、学習する方法
プログラム

1. テストを取り巻く状況
  (1). ソフトウェア開発における問題
     a. 近年のソフトウェア開発のトレンド
     b. ソフトウェア開発における問題
  (2). ソフトウェアテストの重要性
     a. テストの位置づけ
     b. テストの目的
     c. バグの定義
     d. テストに求められる期待
  (3). テストの理想と現実
     a. 理想のテスト
     b. 現実のテスト
     c. 目指すべきテスト

2. 最適なテスト計画を立案する
  (1). テスト目的の定義とテスト戦略の立案
     a. テストの目的
     b. テストの目的の詳細化
     c. テスト計画
     d. テスト戦略
  (2). 国際規格に基づくテストプロセスの定義
     a. テストの国際規格
     b. テストの国際規格で定められたテストプロセス
     c. テストプロセス(テストのタスク)
  (3). 上流工程におけるテストの関与
     a. 開発とテスト
     b. Wモデル
     c. シフトレフト
  (4). リスク分析に基づくリソースの最適配置
     a. リスクベースドテスト
     b. リスク分析
  (5). テストプロセスのトレンド(アジャイルテスト、他)
     a. テストの目的とテストプロセス
     b. アジャイルテストとは
     c. アジャイルテストの4象限
     d. アジャイル開発とテスト
     e. アジャイルテストの効果と課題
  演習 リスクベースドテスト

3. 効果的なテスト分析・設計をする
  (1). 効率よくバグを見つけるためのテスト設計技法
     a. テスト分析・設計とは
     b. テストケース
     c. テストケースの作り方
     d. テスト観点とは
     e. テスト技法
     f. テスト技法の種類
 (2). 効率的なテスト分析・設計プロセス
     a. テスト技法の選択
     b. テスト技法の組み合わせ
  (3). テストアーキテクチャ設計によるテスト全体の俯瞰
     a. テスト開発プロセス
     b. テストアーキテクチャ設計とは
     c. テストアーキテクチャの例
  演習 テストケースの作成

4. 効率的にテスト実装・実行をする
  (1). テスト自動化の対象とメリット・デメリット
     a. 自動化とは
     b. テスト自動化の対象作業
     c. テスト自動化のメリット
     d. テスト自動化のデメリット
     e. テスト自動化のポイント
  (2). 即効性のあるテスト自動化と将来性のあるテスト自動化
     a. 主なテストツールの種類
     b. 静的解析ツール
     c. 性能・負荷テストツール
     d. ユニットテストフレームワークツール
     e. キャプチャ/リプレイツール
     f. テスト設計ツール
     g. 欠陥マネジメントツール
     h. テストマネジメントツール
  (3). テスト自動化のトレンド
     a. モデルベースドテスト
     b. Concolic Testing
     c. データ駆動テスト、キーワード駆動テスト
     d. サービス仮想化ツール
     e. 継続的インテグレーション
  (4). 探索的テストによる効果的なバグ検出
     a. 探索的テストとは
     b. 探索的テストの進め方
     c. 探索的テストの実施タイミング
  演習 探索的テスト

5. テストに基づき品質を適切に評価する
  (1). 品質の定義とテストタイプ
     a. 品質とは
     b. 品質特性
     c. テストタイプ
  (2). 定量的・定性的な品質評価によるテストの終了判定
     a. バグ票
     b. 品質評価手法
 (3). アシュアランスケースを使った顧客との合意形成
     a. アシュアランスケースとは
     b. アシュアランスケースの表記法「D-Case」

6. 確かなスキルを身につけた技術者・組織がテストを実施する
  (1). テスト技術者のスキル評価
     a. テスト技術者のための資格
     b. テスト技術者のスキル標準
  (2). 組織・プロジェクトの成熟度評価
     a. テストプロセス改善モデル
     b. TPI NEXT
  (3). 第三者テスト
     a. IV&Vと第三者テスト
     b. テスト組織の独立性
     c. クラウドソーシングテスト
     d. 第三者テストの効果と課題

7. 最新のIT技術とテスト
  (1). スマホアプリのテスト
     a. スマホアプリのテストの種類
     b. 開発環境と単体テスト
     c. UIテスティングフレームワーク
     d. リモートテストサービス
  (2). レガシーモダナイゼーションにおけるテスト
     a. レガシーモダナイゼーションの定義
     b. モダナイゼーションにおける問題
     c. モダナイゼーション(再構築)の手法
     d. 再構築手法別のテストの種類
     e. 各テストの実施内容
  (3). AIのテスト/AIでテスト
     a. AIとは
     b. AIの例
     c. AIをテストする
     d. AIでテストする
  (4). IoTのテスト
     a. IoTとは
     b. IoTにより変わる社会
     c. IoTの例
     d. IoTのリスク
     e. IoTの構成
     f. IoTにおけるリスクの整理
     g. IoT製品の開発指針

キーワード ソフトウェアテスト アジャイルテスト リスクベースドテスト テストアーキテクチャ設計 テストケース テスト自動化 探索的テスト アシュアランスケース
レガシーモダナイゼーション 
タグ ソフト管理ソフト品質
受講料 一般 (1名):51,700円(税込)
同時複数申込の場合(1名):46,200円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
こちらのセミナーは現在募集を締め切っております。
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