感性工学の基礎と感性評価・定量化への応用

~ 感性の定量化と設計への応用、主観的評価と客観的評価、ユーザ中心設計 ~

・ヒトの感性を定量化し、製品開発、デザイン、マーケティングに活かすための講座
・使いやすさや快適さなどの感性を定量化する手法や評価法について事例を通して修得し、製品開発へ応用しよう!

講師の言葉

 ユーザビリティ単独のみで製品開発を実施する時代は既に氷河期を迎えています。現代では使いやすい以外にも快適さなどいわゆる感性に沿ったものづくりが必要になっております。
 本講義では、まず、いまなぜ感性が重要なのかということをお話しします。そして、感性の定量化やいかにして設計に応用していくかを説明していきます。さらに感性の評価につきまして具体的な例を提示しながら説明し、皆さんの製品開発へ応用が出来る様に根本的な所に焦点を充てて解説します。

本セミナーは会場が変更になりました。
弊社研修室 → 宮崎県東京ビル(市ヶ谷)

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年11月15日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 宮崎県東京ビル
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・感性の定量化や評価の手法について知りたい方
・商品開発、デザイン、システムその他関連企業の方
予備知識 ・特に必要はありません
修得知識 ・製品設計やデザインなどに活かせる感性工学の基礎
・感性の主観的評価と客観的評価の使いどころ
プログラム

1.感性工学(感性科学)とは
  (1).感性の定義
    a.感性はインプットとアウトプットがある
    b.論理+心のフィット感
  (2).感性の時代に必要な基本的発想
    a.性能・信頼性・価格・感性
    b.感性科学の基本的アプローチ

2.感性の定量化と設計への応用
  (1).要求の質的変化
  (2).設計の上流過程の重要性
  (3).現代的な商品デザインプロセス
  (4).分析事例

3.ユーザーエクスペリエンス ~ユーザ中心設計~
  (1).ユーザビリティ単独で説明できる時代は終わった
    a.使いやすさとは別の提供価値を求めて
    b.ユーザーエクスペリエンスのハニカム構造
    c.ユーザーが真にやりたいことを「楽しく」「面白く」「心地よく」行うためのコンセプト
  (2).暗黙知から形式知へ
    ・非言語化領域に潜む感性の抽出

4.感性品質(perceived quality)
  (1).感じることの重要性
    a.物理的尺度より感性的尺度(感じること)を優先するとは
    b.実際の数字で計れることより人々が実際に感じて判断することを掘り下げる
    c.見て、感じて、良いと結論を導くまでの感覚的な過程はどこからくるのか

5.感性価値の創造
  (1).感性の共振現象から生まれる製品の価値
    a.共振点を見つけるには
    b.感性価値創造は物語性から
  (2).親しみやすく感じるためのキーワード
    a.親しみやすさの評価
    b.定量評価と定性評価

6.感性情報
  (1).感性情報の種類
    a.感性に訴える情報とは
    b.製品と感性情報データベース
  (2).ビジュアルコミュニケーション
    a.製品コンセプトの伝達
    b.感性マッチング

7.省力化から知覚化へ
  (1).対立型から融合型へ
    a.ITの論理と人間の知覚の融合
    b.メンタルモデル

8.感性の評価法
  (1).感性の評価(計測)法の種類
  (2).量的評価と質的評価
  (3).統計的評価の落とし穴
    a.我々はなぜ統計的な評価に左右されるのか
    b.統計的評価の正しい理解

9.感性の主観的評価と客観的評価
  (1).感性の主観的評価
    a.各種統計的評価法とその特徴
    b.事後評価の問題点と対策例
  (2).感性の客観的評価
    a.感性の生理計測の例
    b.生理計測の課題と対策

10.脳科学的視点からの感性の評価
  (1).脳血流と製品の評価
  (2).脳波による感性スペクトル解析
    a.生理・生体計測のメリット
    b.感性スペクトル解析のアルゴリズム
    c.事例紹介

11.まとめ

キーワード 感性評価 感性工学 脳科学 ユーザーエクスペリエンス ユーザビリティ 使いやすさ 感性品質 感性価値 親しみやすさ 定量評価 定性評価  主観的評価 客観的評価 生理計測 感性スペクトル解析
タグ 感性・脳科学・認知工学
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
宮崎県東京ビル
東京都千代田区九段南4-8-2
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