リチウムイオン電池の劣化メカニズムと適切な対策技術

~ リチウムイオン電池の基礎、電極、電解液、セパレータ、集電体の劣化、劣化原因の推定と具体的対策技術 ~

・劣化の原因を正しく判断し、適切な対策をとり、電池特性を改善するための講座

・リチウムイオン電池の劣化を抑制し、電池の寿命を伸ばすだけではなく、安全性の向上にもつなげるための特別セミナー! 
・劣化の原因を正しく捉えるための分析手法も紹介し、具体例を交えながら対策技術を解説します

講師の言葉

 携帯電子機器の使用可能時間や電気自動車の走行可能距離は、搭載されているリチウムイオン電池の充電放に伴い徐々に減少していく。これはリチウムイオン電池が少しずつ劣化し、充電できる容量が減るためである。電解液の分解や電極の微構造の変化など電池の劣化を引き起こす要因は実に様々である。したがって、電池特性を改善するためには、劣化の原因を正しく判断し、適切な対策をとることが求められる。劣化の抑制は電池の寿命を伸ばすだけでなく、安全性の向上にもつながるため大変重要である。
 本講演では、電池を構成する各部材がどのように劣化し、その特性に影響するかを解説する。また、劣化の原因を正しく捉えるための分析手法を紹介し、具体例を交えながら対策を解説する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年09月09日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・電池および電池部材の開発に携わっている方
・電池の劣化機構を知りたい方
・電池特性の向上を目指す方
予備知識 ・大学卒業レベルの化学の知識
修得知識 ・リチウムイオン電池の構成部材と各役割
・リチウムイオン電池の性能を低下する各種要因
・リチウムイオン電池の劣化機構を解明する手法
・リチウムイオン電池の劣化を抑制するための対策
プログラム

1.リチウムイオン電池の基礎
  (1).リチウムイオン電池とは
  (2).電池の構成部材と機能
  (3).電極の作製工程
  (4).充放電反応
  (5).電池の劣化とは

2.電極の劣化
  (1).電極構造の劣化
  (2).電極活物質の劣化
  (3).被膜の形成
  (4).各分析手法の適用
  (5).塗工電極と単粒子電極と用いた評価

3.電解液の劣化
  (1).電解液の分解
  (2).その場測定を駆使した分解過程の評価
  (3).溶媒、塩の適切な選択
  (4).添加剤の役割

4.その他の電池部材の劣化
  (1).セパレータの劣化
  (2).集電体の劣化

5.劣化原因の推定と対策技術
  (1).電極活物質の設計
  (2).バインダーの検討
  (3).速度論的視点
  (4).容量バランスの適正化
  (5).電流分布と過充電

6.まとめ

キーワード リチウムイオン電池 電極 充放電 電解液 セパレータ 集電体 バインダー 電流分布 過充電
タグ 品質管理リチウムイオン電池電気化学電池
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日