CMOSアナログIC回路設計の基礎とそのポイント

~ MOSトランジスタの小信号等価回路、CMOSオペアンプ回路の構成要素と設計および事例 ~

・電子機器の特性の鍵をにぎるアナログ回路技術を修得し、製品開発へ活かすための講座
・CMOSトランジスタの動作からCMOSオペアンプの設計法まで実践的に修得し、高機能な電子機器の開発に応用しよう!

講師の言葉

 ディジタル電子機器全盛の今日、アナログ回路技術の重要性が高まっています。自然界の物理量(たとえば音声、映像、温度、圧力等)はアナログ信号です。アナログ信号とディジタル電子機器とのインターフェースはA/D変換やD/A変換などのアナログ・ディジタル・ミックストモード回路が行いますが、特性の鍵を握るのはアナログ回路です。また従来のバイポーラトランジスタに代わってCMOSでアナログ回路を設計することが一般的になってきました。
 このセミナーでは、初めてアナログIC回路設計を学ぶ方にもわかるように、MOSトランジスタの動作から説明し、CMOSオペアンプの設計方法までを解説します。CMOSオペアンプの構成要素である、電流源、カレントミラー、ソース接地増幅回路、差動増幅回路といった回路は、アナログICの重要な基本要素であるため、これらの回路要素を学びながらオペアンプの回路設計を学習することで、CMOSアナログIC設計の基本を身につけることができます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年07月08日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・CMOSアナログIC設計を基礎から学びたい方
・CMOS アナログIC設計に必要な知識を修得したい方
・CMOSオペアンプの設計手法について、基礎から学びたい方
・バイポーラトランジスタによるアナログIC設計の経験はあるが、新たにCMOSアナログIC設計を学びたい方
予備知識 ・電気回路理論の基礎知識
修得知識 ・CMOSアナログIC回路設計の基礎知識
・基本的な2段CMOSオペアンプの設計手順
プログラム

1.MOSトランジスタの基礎知識
  (1).MOSトランジスタの基本動作
  (2).ピンチオフとチャネル長変調
  (3).基板バイアス効果
  (4).強反転領域と弱反転領域
  (5).MOS トランジスタの雑音

2.MOSトランジスタの小信号等価回路
  (1).小信号等価回路
  (2).小信号パラメータ

3.CMOSオペアンプの構成要素
  (1).カレントミラー
  (2).ソース接地増幅回路
  (3).差動増幅回路

4.基本的なCMOSオペアンプ回路の設計
  (1).2段CMOSオペアンプ回路
  (2).位相補償
  (3).2段CMOSオペアンプ回路の設計例
  (4).オフセット電圧
  (5).同相入力電圧
  (6).スルーレート

5.CMOSオペアンプ回路の設計例
  (1).設計手順
  (2).LTspiceを用いたシミュレーション

6.高機能CMOSオペアンプ
  (1).Rail-to-Rail入力回路
  (2).Rail-to-Rail AB級出力回路
  (3).低電圧Rail-to-Rail入出力CMOSオペアンプ

キーワード MOS トランジスタ 等価回路 パラメータ CMOSオペアンプ回路 スルーレート Rail-to-Rail
タグ 基板・LSI設計電子機器電子部品LSI・半導体
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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