組込みソフトウェア設計におけるソフトウェア疲労回避とアーキテクチャ設計のポイント

~ 構造設計への考え方、オブジェクト指向開発とモデリング、モデリングベースのアーキテクチャ開発、ソフトウェア疲労回避につながるポイント ~

・「ソフトウェア疲労」の問題を回避し、ソフトウェアを効率的に開発するためのモデリング手法を修得するための講座

・開発者の負担増大につながっているソフト構造の乱れを解決し、拡張に強いアーキテクチャ設計に活かそう!

講師の言葉

 本講座では、設計・開発現場で起こっているソフトウェア疲労(改造に伴うスパゲッティ化)や長期流用を狙って開発したアーキテクチャーがうまく機能しない等の問題の原因を理解し、日々の設計に活かしていただくことを目的とします。

 特に経験の少ない設計者に取っては、“モデリング=抽象的なモデル作り“の「抽象化」を難しく捉えすぎて、モデリングしてはみたものの、それをどのように実装に落とせば良いのかに戸惑いを覚えることも多いと考えます。経験豊富な設計者が当たり前(言わば無意識)に行っている設計原則に基づくソフトウェアが、モデリングされたアウトプットであることを理解いただける様、具体的な例を用いて説明します。

 モデリングと関係の深いオブジェクト指向開発についても、ソフトウェアを効率的に開発するために生まれて来たもので、その背景と実際の動きの説明を聞いていただくと、より一層理解が深まります。組み込みに於いても、今後オブジェクト指向開発は避けて通れない技術となります。

 競争激化と働き方改革により、流用に次ぐ流用開発が主流になっており、ソフト構造の乱れがスパゲッティ化を増長し、開発者の負担増大につながっています。

 本講座を受講いただくことで、モデリングやオブジェクト指向開発が何も特別な考え方に基づくものでは無く、言わば木の幹を作り、枝葉が伸びて行ってもバランスを保ち続ける“当たり前の開発のやり方”であることを理解いただけると考えます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年06月14日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・組込みシステム、ソフト開発のエンジニアの方
・モデリングを製品設計にどう活かしていけば良いかを具体的な事例で学びたい方
・自分の設計手法が正しいのかどうかモデリング視点で見直したい方
・自社製品のアーキテクチャーが古く、時流に合わせて作り直しの必要に迫られている方
・流用開発に伴うブラックボックス化と構造劣化で、手を焼いているという方
・モデリングとオブジェクト指向開発がどう関係しているのか理解したい方
予備知識 ・特に必要としません(但し、ソフトウェアの設計知識があるとより理解が深まります)
修得知識 ・モデリング手法(抽象化と構造設計<静的・動的>)
・設計原則の理解とその実践
・オブジェクト指向に於ける汎化の考え方
・モデリングに基づくアーキテクチャー設計
プログラム

1.モデリングとは

  (1).目的

    a. 良い設計、悪い設計

    b.設計・開発現場の問題点

     (2). 概要理解(簡単な例を用いて練習)

    a.抽象化作業

    b.構造設計の考え方

 

2. モデリング準備

  (1).ユースケース図

  (2).構造図(ブロック図)

  (3).ブロック間の処理フロー(インターフェース、コミュニケーション図)

  (4).シーケンスチャート

 

3.モデリング実践

  (1).静的・動的モデリングとは

  (2).状態遷移とイベント(事象)の考え方

  (3).シーケンスチャートの作成

  (4).イベントドリブンと時分割処理(スケジューラ)

 

4.モデリングから実装へ

  (1).設計規模による実装形態の違い

  (2).実装技術への合わせ込み

     a.汎用OS、リアルタイムOS

     b.フレームワーク、ライブラリ

     c.使用言語

  (3).製品実装の骨格

     a.機能拡張への対応

     b.ハードウェアの拡張や違いの吸収

     c.周辺IO、規格追従への対応

 

5.オブジェクト指向開発とモデリング

  (1).オブジェクト指向に於ける汎化の考え方

  (2).オブジェクトの理解(見つけ出すための考え方)

  (3).クラス図

  (4).オブジェクト指向に於けるモデリング

 

6.モデリングベースのアーキテクチャー開発

  (1).モデリング目的

     a.利用者視点

     b.改造(拡張性・シリーズ化)の容易性

     c.流用開発に伴うソフトウェア疲労の回避につながるポイント

  (2).改造・拡張への耐性チェックポイント

 

7.ソフトウェア疲労検証への対処

  (1).アーキテクチャー構造の劣化

     a.静的検証

     b.動的検証

  (2).改造に於ける暫定対策と恒久対策への留意点

  (3).モデリングによる改善策

 

8.まとめと質疑応答

キーワード モデリング 構造図 シーケンスチャート オブジェクト指向開発 ソフトウェア疲労 モデリングによる改善

タグ ソフト管理ソフト外注管理ソフト品質ソフト教育組み込みソフトITサービス
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 小田急第一生命ビル(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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