相手に伝わり理解される技術文章・技術報告書の書き方実践講座 ~演習付~

~ 技術文章の基礎と構成、技術者の書く文章の落し穴、わかりやすい技術報告書のポイント ~

・講師による添削を通して、理解しやすい技術文章・技術報告書が仕上げられるための講座

・技術者に必須の分かりやすく的確で、読み手をうならせる技術報告書を書くための特別セミナー!

講師の言葉

 せっかく技術報告書を作成しても、要を得ていなければ読んでもらえません。読んでもらわなければご自分の評価も上がりません。本セミナーでは技術文章や技術報告書の書き方を、その構成法から始めます。報告書で最初に現れる概要がつまらなければ読んでもらえません。どのようにして魅力的な概要を作るか?その答は『神は細部に宿る』と言われる格言にあります。一部でよいからご自分が必要と考える細部のエッセンスを概要の中に繰り入れるのです。本セミナーではそのテクニックをご紹介します。
 また、『話し言葉』を技術報告書に使ってしまうと、常識を知らないと見なされて、信用を落とすことがあります。本セミナーでは技術報告書に必要な『書き言葉力』の向上を図るため、演習問題による診断に加えて講師が独自に作成した『書き言葉辞典』をご提供します。
 なお、演習問題の中で、受講者各位が自由なテーマで作成された技術報告書を取り上げます。この添削状況を受講者の皆様で共有していただき、理解しやすい技術文章・技術報告書作成の仕上とします。

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年04月08日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・社外・社内に技術報告書を発表する技術部門(研究・開発・設計・製造)の担当者の方
予備知識 ・特に予備知識は必要ありません
・演習問題では一般的な文章の作成法も含めてその場で添削指導します
修得知識 ・正しい書き言葉の利用法
・特徴ある技術報告書の構成法
・技術報告書に適用される規格
・未然にトラブルを防ぐ方法
・厳密な説明と理解しやすい説明の対比
・図を簡単化して読んでもらえるようにする方法
・作成する途上でのコンピュータファイルの管理法
プログラム

1.技術文章の基礎と構成
  (1).課題の設定
  (2).課題の解決を意識した説明
  (3).全体の構成と考え方の手順
  (4).「わかりやすい」とは何か
  (5).読む人の立場に立って書く
  (6).解釈が分かれないようにする
  (7).最も簡潔な表現を使う

2.わかりやすい技術報告書のポイント
  (1). 『技術思想』(技術的な考え方の基本)を明確にし、論旨を一貫させること
  (2). 内容をリニア(直線的)に展開し、後戻りをしないこと
  (3). PLAN→DO→CCHECK→ACTIONと展開するストーリー性を持たせること
  (4). 図や表を見なくても文章だけで内容が理解出来るように構成すること
  (5). 必要以上に細かい記述をしないこと

3.特徴ある技術報告書の構成
  (1). 目次はどのページに置くか?
  (2). 概要と詳細とのバランスの取り方
  (3). 報告書の取扱ランク、社内でも公開範囲を限定する

4.技術報告書に必要な『技術思想』
  (1). 『技術思想』は技術報告書に筋を通すために必要である
  (2). 『技術思想』をどのようにして打ち立てるか?

5.『神は細部に宿る』
  (1). 概要がつまらなければ読んでもらえない
  (2). 概要の中に細部を織り込む工夫
  (3). 細部のつまらない間違いが技術報告書の信用を落とす

6.技術報告書を作成するにあたって考慮すべき規格や規定の概要
  (1). JISZ8301『規格票の様式及び作成方法』
  (2). 現代仮名遣いの持つ旧仮名遣いの影響に注意する

7.技術者の書く文章の落し穴
  (1). 必要以上に細かい記述になっていないか?
  (2). 関係先に迷惑をかけないか?

8.技術報告書に掲載する図への配慮
  (1). 技術報告書であっても図は『主役』にならない
  (2). 技術報告書に含める図の簡略化の方法

9.技術報告書作成べからず集
  (1). 図表や数式に説明させない
  (2). 長い文章を書かない

10.技術報告書の厳密さとわかりやすさとのトレードオフ

11.『書き言葉力』診断

12.用語索引

13.『技術報告書の作成法』演習問題
  添削の対象として受講者各位が自由なテーマで作成された技術報告書も取り上げます

キーワード 技術報告書 技術文章 技術思想 概要のまとめ方 書き言葉 ストーリー性
タグ コミュニケーションヒューマンスキル企画書・提案書教育文章の書き方
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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