リチウムイオン電池の安全性確保と国内外の安全規格および最新動向

~ 安全性評価試験の新規導入と国際標準、車載用リチウムイオン電池の安全性に関する国連規則と中国GB規格 ~

・一段と厳しくなっているリチウムイオン電池の安全性基準に対応するための講座

・リチウムイオン電池の安全性基準や評価試験技術・安全性向上技術を学び、事故やリコールの未然防止に活かそう! 

講師の言葉

 モバイル用リチウムイオン電池(LIB)の事業化は1991年にソニーの努力で実現された。現在は、電動工具での勢いが加速されている。安全性の面では2006年から07年にかけて多くの事故やリコールが多発した。これを受けて、2008年には安全性を担保する新たな試験法が電気安全法に組み込まれた。一方、1990年の米国ZEV(ゼロエミッション車)に端を発し、車載用電池の開発が加速された。LIBを搭載した電気自動車(EV)に関しては、2009年の三菱自動車のi-MiEV、10年の日産自動車のLEAFが市場に供給された。その後、2010年からは中国でもEV、EVタクシー、EVバスが市場に出回ったが、火災事故が多発した。現在は、国連規則ECE R-100 Part IIの導入により、認証制度が導入された。中国のGB規格も同様に導入され、安全性と信頼性に関する基準が一段と厳しくなっている。しかし、それ以上に自動車各社と電池各社の一層厳しい独自試験にこそ、十分な安全性・信頼性が生じる。
 本講座では、リチウムイオン電池の安全性向上と各国の規格および全個体電池などの次世代電池の開発動向を解説する。

本講座は、会場が変更になりました。

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年03月28日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 宮崎県東京ビル
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・モバイル用リチウムイオン電池、電動化と車載用電池関連に従事する技術開発部門、研究部門、マーケティング・営業部門、経営企画部門の方
予備知識 ・リチウムイオン電池の基礎を知っていると理解しやすいです
修得知識 ・リチウムイオン電池の事故と安全性向上、電池規制動向と今後の展望
・車載用電池の国連規則と対応方法、受託試験と認証プロセス
・モバイル用電池のニーズ、電池業界間競争力、電動化の現状と今後の展望、電池事業の現状と競争力
・全固体電池の現状と今後の展望等
プログラム

1.モバイル用リチウムイオン電池
 (1).リチウムイオン電池の事故の歴史
 (2).安全性評価試験の新規導入と国際標準
 (3).リチウムイオン電池の競争力比較

2.車載用リチウムイオン電池
 (1).車載用電池の事故の歴史
 (2).ZEV規制の導入からリチウムイオン電池適用の経緯
 (3).安全性評価試験プロセスの考え方
 (4).安全性評価フロー
 (5).車載用リチウムイオン電池の安全性に関する国連規則
 (6).車載用リチウムイオン電池の安全性に関する中国GB規格

3.次世代革新電池の研究
 (1).リチウム空気電池の研究動向と課題
 (2).全固体電池の研究動向と課題
 (3).国家プロジェクトの推進状況と課題

キーワード リチウムイオン電池 ZEV規制 環境規制 ECE-R100 PartII 全固体電池 中国GB規格
タグ プリント基板ワイヤレス給電電源・インバータ・コンバータ電子部品電装品電池非接触充電
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
宮崎県東京ビル
東京都千代田区九段南4-8-2
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