設計のモジュール化・標準化の推進策:設計工数削減とコストダウン・リードタイム短縮のポイント

~ 設計モジュール化技法の進め方と推進活動体制、モジュール化に対応したシステム、モジュール化技法の事例と効果 ~

・設計のモジュール化技法の具体的な取り組み方と推進方法のポイントを学び、設計業務改善に活かすための講座

・設計モジュール化によりカスタム設計の効率化を図り、生産性向上や業務品質の向上に活かそう!

講師の言葉

 「設計部門だけは長時間残業は仕方ない」という風潮が変わりつつあります。
 「働き方改革」の推進が叫ばれる中、従来、長時間残業の「聖域」であった設計部門に対しても、抜本的な改革が迫られてきています。しかし、技術的なノウハウを持った人材を必要とする設計部門では、単純に派遣社員や新規採用の要員を追加しても、人件費の負担が増すだけで即戦力としての活用が難しい事は言うまでもありません。 その為、経験年数が少ない要員でも戦力化する様な業務のしくみが必要となってきます。 更に、日本では企業の発展期を支えてきたベテラン技術者の定年退職が進行し、業務現場で明文化していないノウハウが緩やかに消失しており、業務品質の低下、手戻りの増加、等が増大している企業も散見されます。
 この様な状況の中、個別受注・都度設計を行う製造業では、設計のモジュール化技法を問題解決の一手段として、改革活動に取り組む企業が増えてきています。 顧客要求により受注後に新規図面の発生がある個別受注型組立業では、いかにカスタム設計の効率化を図れるかが、企業の生産能力・売上規模を左右すると言っても過言ではありません。 この為、多くの企業では長年、設計の標準化・ユニット化を推進していますが、成功している企業が少ないのが実態です。
 では、なぜ、上手くいかないのでしょうか? それは、カスタム設計の効率化を設計部門だけの課題として考え、取り組んでいるからです。本セミナーでは、設計を核にして全社に展開する業務改革技法である設計モジュール化技法について、基本的な考え方・具体的な取り組み方・推進方法、更にITツールの紹介をいたします。 実際にモジュール化技法のコンサルティングを実施している業務改善コンサルタントの豊富な経験を基に、事例を交えて分かりやすく講義いたします。
 ぜひ、この機会に、カスタム設計業務の抜本的な改革を考えている方々の参加をお勧めいたします。
 ※本セミナーは、顧客の要求仕様に応じて、受注後に都度設計作業(特殊仕様対応を含む)を行う業態のカスタム設計部門の方を対象としています。製番(作番、工番)方式の製造業を対象にしています。(量産型製造業は対象としておりません)

セミナー詳細

開催日時
  • 2019年02月13日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・産業用機械製造業(工作機械製造、電機・電子部品製造、流体機器、等)のカスタム設計(受注設計)部門、標準設計部門、生産設計部門、開発設計部門、営業技術部門の方
・モジュール化に関して、知識習得を考えている方
・モジュール化に関して、推進方法、事例を知りたがっている方
・カスタム設計部門の効率化、出図遅れ防止、製番のコストダウン、等を考えている方
・受注~設計~生産における業務・情報の一気通貫を考えられている方
予備知識 ・設計に関する基礎知識
修得知識 ・設計のモジュール化に関する基礎知識と推進手順・手法
・設計のモジュール化を実施した時の各部門の業務イメージと効果
・設計のモジュール化に関する推進体制・スケジュール、ITシステムの理解
・設計のモジュール化の各社の取り組み方の理解
プログラム

1.個別受注・受注後設計型 製造業の現状
 (1).個別受注・受注後設計型 製造業で発生している問題
 (2).マス・カスタマイゼーション
 (3).SCMとECM
 (4).エンジニアリングのV字カーブ
 (5).川は上流から澄む

2.設計モジュール化技法とは
 (1).モジュール化のコンセプト
 (2).モジュール化による多様化対応
 (3).設計思想と標準化
 (4).「設計のモジュール化」と「生産のモジュール化」

3.設計モジュール化技法の進め方
 (1).図面構成の標準化
 (2).機能バリエーションの整備(設計対応範囲の可視化)
 (3).マトリクス部品表の整備(部品の共通化)
 (4).顧客要求事項の標準化(製品仕様バリエーションの標準化)
 (5).設計ノウハウの見える化
    (影響範囲の可視化・図面の自動抽出)

4.設計モジュール化技法の導入後の新しい業務の姿
 (1).設計部門を中心とした新しい業務イメージ
 (2).カスタム設計部門の仕事
 (3).設計の機能組織体制

5.設計モジュール化技法の推進活動体制
 (1).メンバー選出のポイント
 (2).全体推進計画

6.新しい業務を支援するITシステムの構築 
  ~モジュール化に対応したシステムの基本形~
 (1).システム・業務プロセス全体図
 (2).各種画面イメージ

7.設計モジュール化技法の事例
 (1).標準的な効果
 (2).各社事例

キーワード 設計モジュール化 図面構成 標準化 機能バリエーション マトリクス部品表 製品仕様バリエーション 設計ノウハウの見える化 図面の自動抽出
タグ コストダウン業務改善機械設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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