プラスチック・ゴム製品の加速劣化試験と寿命評価・予測技術

講師の言葉

　苦労して開発した新製品を上司や顧客に提示した際、「耐久性・寿命を評価しろ」と言われたらどうしますか？　講演者の所には路頭に迷った技術者の方からこの様な相談が多く来ます。どうすれば、相手を納得できる資料を作れるでしょうか。
　寿命評価は、高価な最新装置があれば高精度な評価ができるわけではありません。むしろアナログに近いノウハウの塊です。講義前半では、長年、様々なケースに携わった経験を基に、生物寿命との対比といった新しい切り口から製品寿命の考え方を解説します。
　後半では、ゴム材料を題材として、劣化試験と評価方法の一例を紹介します。柔らかいゴムは、寿命評価が難しい材料であるため、講義前半の内容を振り返るには好適です。ここでは、我々が取り組んでいる非線形粘弾性といった新しい指標も紹介します。
　本セミナーは、プラスチックやゴムなどの高分子材料を中心に講義を進めますが、基本となる考え方は他の材料でも成り立ちます。

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