海外調達における品質不良および納期遅れ防止管理とその重要ポイント

~ 調達手順の基本、海外サプライヤーの探し方と技術信用能力事前審査、見積依頼書と注文書の作り方、品質不良と納期遅れの防ぎ方、クレーム処理とアフターサービス品の調達 ~

・海外調達の基本手順と海外メーカーに対する管理のポイントが体系的に修得できる講座
・トラブルやクレーム処理を起こさないための調達業務の管理ポイントをマスターし、実務で活かそう!

講師の言葉

 日本のGDPで製造業の割合が20%を切り、海外での生産費比率も25%に達しています。技術面の発展分野は狭くなり収れんしてしまった感じで、企業間の有意差がうすれてしまいました。加えてスピードの点で自社開発に限界が生じ、その結果は規模拡大を狙った盛んな企業買収です。一方業種・規模を問わず既に多くの日本企業が海外展開を図っており、製造業も例外ではなく海外事業は常態化しています。しかし実際現場での業務となると低位安定で苦労が絶えず、お定まりの品質・納期・クレーム処理が慢性化し、改良改善の方策がなかなか見つかりません。
 本セミナーではしっかりした海外調達の基本手順と海外メーカーに対する管理のポイントそしてクレーム処理の決め手、さらに教育・育成・指導などを具体的な事例を挙げて経験豊富な講師が説明いたします。

本講座は会場が変更になりました

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年11月27日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 TKPスター会議室 四谷三丁目
カテゴリー 品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・調達業務の初学者、および管理者の方
・設計、生産、開発関連の技術者の方
・海外調達に関する基本から知識を身につけたい方
・品質、納期のトラブルで処理に困っている方
予備知識 ・予備知識は特に必要ありませんが、それぞれの専門分野で3年前後の実務経験があると助けになります
修得知識 ・海外調達の基本(A、B、C) の完全把握
・海外サプライヤーに対する能力審査のやり方
・品質・納期の管理ポイント
・クレーム処理の方法 など
プログラム

1.国際事業環境と日本の製造業 
  (1).ジャパンビジネスの特異性
  (2).海外調達は貿易戦争
  (3).調達先に対する教育
  (4).日本の物作り実力
  (5).日本の産業経済と社会
  (6).社会、事業環境の変化

2.どんな物品にも当てはまる調達手順の基本
  (1).四大特徴
  (2).超えられない壁2つ
  (3).調達環境の変化と海外調達の実態
  (4).国内ト海外商習慣差
  (5).海外調達のソフトインフラ
  (6).調達業務の全容分割と流れ
  (7).調達業務のパッケージ・業務の流れと主な書類
  (8).海外調達手順の違い
  (9).システム機器類の調達
 (10).海外調達必勝トラの巻

3.海外サプライヤーの探し方と技術信用能力事前審査
  (1).適切な調達物品の選び方
    a.海外調達成否の4条件
    b.失敗しない物品選択
  (2).サプライヤーの探し方
    a.見つかれば調達の80%は達成
    b.商社に頼らず探す、自ら探す
    c.体系的なシステム上の取り組みが大切
    d.最後は自分で直接資料にあたる
    e.あらかじめ制約条件を調べておく
    f.楽な探し方は高額調達となる
  (3).技術信用能力審査のやり方
    a.事前審査をする4つの目的
    b.甘い審査の失敗事例カズカズ
    c.発注者の要求能力をはっきりしておく
    d.供給者の保有能力を現場で審査確認
    e.基本能力は5つに分解する
    f.審査に必要なチェックリスト
    g.合否総合判定基準を決めておく
    h.合格を前提に審査をする

4.見積依頼書と注文書の作り方
  (1).見積依頼書の完成度と注文書
  (2).書式と様式
  (3).基本事条件の構成要素
  (4).技術要求書
  (5).典型事例

5.もう安心、品質不良と納期遅れの防ぎ方
  (1).品質確保
    a.発注者が直面している問題
    b.品質が不安定な原因は
    c.品質の内外差とその背景
    d.初歩的な品質不良のおさえかた
    e.立会検査に必要な文書はなにか
    f.品質トラブル防止の3段法
    g.品質向上とコストの相関関係
    h.検査専門会社を上手につかう
    i.検査業務外部委託のやりかた
    j.品質確保は見積り依頼書から
  (2).納期確保
    a.海外メーカ納期遅れの実態(日本は例外的)
    b.共通する納期遅れ防止の基本手順
    c.専門組織と人と費用は不可欠
    d.納期遅れから何を学ぶか
    e.納期管理業務の外部委託
    f.必要最小限の管理書類
    g.発注後の契約履行を管理と監視

6.クレーム処理とアフターサービス品の調達
  (1).クレーム処理業務の流れ図と実際
  (2).不量品通知書(Non Conformance Report=NCR)でクレーム 全容を可視化
  (3).アフターサービス品の調達

7.調達先の管理とそのポイント
  (1).財務体質と信頼度
  (2).経営姿勢と方針
  (3).内外商慣習の差を確認
  (4).下請け管理の要点
  (5).現地法人中国工場の例
  (6).中国総まとめ

8.おもての調達をささえる陰の力
  (1).これで英語はひと安心
  (2).貿易実務は解りにくい
  (3).契約読み解きの力
  (4).隠れたる技術仕様書の功罪
  (5).注文書発効後の業務切り離し
  (6).調達原価の分析
  (7).プロ調達マンの力
  (8).女性バイヤーの底力
  (9).第三者外部への上手な業務委託

9.海外事業推進
  (1).現地工場建設のポイント
  (2).OEM生産委託、技術提携

キーワード 海外調達 サプライヤー 技術信用能力審査 見積依頼書 技術要求書 クレーム処理 不量品通知書 技術仕様書 OEM生産委託
タグ リスク管理調達品質管理
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
TKPスター会議室 四谷三丁目
TKPスター会議室 四谷三丁目
住所: 〒 160-0004 東京都新宿区四谷3-9 四谷アゼリアビル 4F
東京メトロ 丸の内線 四谷三丁目駅 1番出口そば
電話番号 :
FAX :
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