ワイブル解析の基礎と信頼性向上への実践および効果的な活かし方 ~演習付~

~ ワイブル確率紙および累積ハザード確率紙の使い方と読み方、ストレス・ストレングスモデル、アレニュースモデルの実例による演習と信頼性予測、検証法 ~

・品質・信頼性向上のためのワイブル解析法を修得し、実務に活かす実践力を身につけるための講座
・理論的解説と演習から知識・ツールを適切に組み合わせた課題解決法を修得し実務に活かす特別セミナー!

講師の言葉

 研ぎ澄まされた固有技術に加えて管理技術を身に付けていく技術者達の存在は将に“鬼に金棒”“虎に翼”の表現がぴったり当てはまります。
 信頼性解析の基本中の基本であるワイブル解析をはじめストレス・ストレングスモデルにしても
アレニュースモデルにしてもやや難解と受け止められるきらいがありますが、難解な数式であってもその意味を平易な言葉で表現しますのでご安心ください。
 数式は言葉だ、これは私の信条です。
 また、ここで取り上げた事例等は机上の空論(虚業)ではなく、実際に実践した実録であり「実業の世界」の話ですので、身近な問題として職場での応用、活用に資するものと考えます。
各固有技術分野の技術者達の中で、その技術に習熟し更に磨きをかける一方で、品質・信頼性に代表される管理技術との協働、合わせ技で技術者として円熟の領域を目指す方々には、管理技術としての信頼性解析、特にワイブル解析をマスターしておくことはとても重要なことです。
 本セミナーでは“信頼性解析への統計的アプローチ”という側面からワイブル解析の理論的背景の理解と併せ、演習で実践力を身に付けます。
 更に、信頼性向上への応用では実用的なストレス・ストレングスモデル、ワイブル解析と組み合わせたアレニュースモデルの解析を演習し職場で活用できる実践力を身に付けることを狙いとしています。

本セミナーは会場が変更になりました。
弊社研修室 → ちよだプラットフォームスクウェア 地下1階R002室

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年11月09日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 ちよだプラットフォームスクウェア 地下1階 ミーティングR002
カテゴリー 品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・品質・信頼性関連部門・製品開発部門で信頼性データ解析の仕事に携わっている方
・開発・設計や、生産技術、ならびに品質保証・品質管理の各場面において、実験に基づく条件範囲の最適化などを担当されている方
予備知識 ・特に必要としません、基礎からわかりやすく解説します
修得知識 ・設計に必要な知識は一朝一夕では得られません、演習により実践力を身に付けて行きます
 このセミナーの特徴は
  ①信頼性の基礎数理・理論的背景の理解。信頼度、MTTF/MTBF、故障率算出の演習
  ②ワイブル確率紙の理論的構成の理解、その使い方とその読み方、演習
  ③累積ハザード確率紙の使い方とその読み方、演習
  ④ストレス・ストレングスモデルの簡易計算法
  ⑤アレニュースモデルの理論的理解と実例による演習

 最大の特徴は個々の知識・ツールを個々の知識・ツールに終わらせず、それらの知識・ツールをどのように組み合わせれば課題解決の道筋が得られるかという想像力を働かせた「仕事の進め方」であり、個々のツールをこなす「作業」とは一線を画すものです。
 更に、理論的解説に加え演習を組み込み、「理論と実際」をPackで進めるので、できるという自信に繋がり職場に戻ってから職場のツールとして活用できることです。
プログラム

1.固有技術と管理技術
  (1). 固有技術と管理技術
  (2).信頼性工学の位置づけ

2.信頼性理論の基礎数理
  (1).信頼性の理論
     a.品質管理と信頼性
     b.信頼性の尺度
     c.信頼度関数と故障率の理論的解説
     d.指数分布の性質
     e.MTTF,MTBFの意味
  (2).故障率曲線 (Bath Tub Curve)
     a.故障率演習-1
     b.故障率演習-2
     c.故障率曲線の理解
  (3).故障が0の場合、MTTFは推定できるのか

3.信頼性解析のための確率紙
  (1).正規確率紙
    a.確率紙を理解するための導入
    b.正規確率紙の理論的構成
    c.正規確率紙の使い方、読み方演習
    d.どのような場面で役に立つのか
  (2).ワイブル解析
    a.ワイブル分布の理論的構成と意味
    b.ワイブル確率紙への理論的構成
    c.平均ランク法とメジアンランク法
    d.ワイブル確率紙の使い方と読み方演習
    e.実践事例紹介
    f .加速係数の考え方
  (3).ワイブル型累積ハザード解析
    a.完全データと不完全データ
    b.累積ハザード確率紙の理論的構成
    c.累積ハザード確率紙の使い方と読み方演習
    d.実践事例紹介
    e.どのような場面で役に立つのか

4.ストレス・ストレングスモデル
  (1).バラツキの組み合わせ
    a.分散の加法の性質
    b.許容差設計における最悪値設計法と統計的設計法
    c.差の分布、積の分布
    d.シックスシグマは何故1.5σシフトなのか
  (2).ストレス・ストレングスモデル
    a.相手方もバラツク 相性の悪い組み合わせ
    b.同時確率の計算
    c.不良発生確率を予測した事例

5.アレニュースモデルによる半導体不良の信頼性予測と検証
  (1).アレニュースモデル
    a. 物理の教科書の中だけではもったいない
    b.アレニュースモデルの理論的構成と意味
    c.アレニュースモデルのグラフ解法
  (2).アレニュースモデルによる信頼性予測
    a.ワイブル確率紙と合体したグラフ解法の解説
    b.活性化エネルギーを求める尺度の理論的解説
    c.実例を使ってのグラフ解法の解説
  (3).検証
    a.生産現場の生データは不完全データ
    b.実機試験データの意味を累積ハザード確率紙で読み取る
    c.グラフ解法の予測と比較検証-1
    d.対策品は不良が無いのは当たり前
    e. MTTFはどのくらいなのかを予測する 検証-2
    f. これらのことから信ぴょう性が担保される

キーワード 信頼性工学 品質管理 信頼性解析 確率紙 ワイブル解析 ストレス・ストレングスモデル アレニュースモデル 信頼性予測 グラフ解法 実機試験データ 累積ハザード確率紙
タグ 寿命予測信頼性試験・故障解析品質管理電子部品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
ちよだプラットフォームスクウェア 地下1階 ミーティングR002
東京都千代田区神田錦町3‐21
電話番号 : 03-3233-1511
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