コンピュテーショナルフォトグラフィの基礎と画像処理への応用

~ レンズ光学・撮像センサ、画像処理、デジタルフィルタの基礎、ライトフィールド、サンプリングの符号化 ~

・ハードとソフトを組み合わせ、画像計測の最適化を実現する新技術を先取りし、応用するための講座
・ハードやソフトの一方の改良では不可能であった課題を解決し、カメラの性能向上を実現するコンピュテーショナルフォトグラフィを先取りし、システム開発へ活かそう!

講師の言葉

 従来のカメラの性能向上は、光学系やセンサの直接的な改良によりもたらされてきました。しかしながら、このようなハードウェアのみによる性能向上は現在限界を迎えつつあります。それに対して、コンピュテーショナルフォトグラフィは、光学・エレクトロニクスなどのハードウェア技術と、コンピュータグラフィクス・ビジョンなどのソフトウェア技術を組み合わせ、画像計測パイプライン全体の最適化を行う新たなアプローチです。このアプローチより、ハードウェアあるいはソフトウェア、一方の改良では不可能であった課題を解決することで、カメラの性能向上を図ります。
 本チュートリアルでは、カメラの光学PSFやセンサのサンプリングタイミングをハードウェア制御することで符号化画像を計測し、計算機上で符号化画像をソフトウェア復号・推定することで、安定に全焦点や奥行き画像、ライトフィールド、高速動画を生成する手法を実装例とともに解説します。

本講座の申し込み受付けは終了いたしました。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年11月02日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・カメラ、画像処理、画像検査、画像認識関連の研究者・技術者
・コンピュテーショナルフォトグラフィの動向を知りたい方
・シビアな撮影環境での画像計測を行なっている方
・新たな画像計測手法に興味のある方
予備知識 ・最低限の光学、情報科学、信号処理、電子工学の知識
修得知識 ・コンピュテーショナルフォトグラフィのコンセプトと全体の俯瞰、具体的事例
プログラム

1.カメラの発展
 ・カメラの発展経緯について解説いたします

2.レンズ光学の基礎

  (1).レンズの役割
  (2).焦点距離、F値、シャッタ速度
  (3).画角
  (4).焦点深度、被写界深度
  (5).収差

3.撮像センサ
  (1).CCD、CMOS撮像センサ
  (2).グローバルシャッタ、ローリングシャッタ
  (3).カラーフィルタ

4.画像処理、デジタルフィルタの基礎
  (1).ローパスフィルタ、ハイパスフィルタ
  (2).フーリエ変換、デコンボリューション

5.奥行きボケに対する符号化撮像
  (1).符号化開口
  (2).フォーカススイープ
  (3).ウェーブフロントコーディング
  (4).Depth from Defocus

6.モーションブラーに対する符号化撮像

  (1).符号化露光

7.ライトフィールド
  (1).カメラアレイ
  (2).プレノプティックカメラ
  (3).ライトフィールドレンダリング

8.サンプリングの符号化
  (1).圧縮ビデオセンシング
  (2).フォトメトリックステレオ

9.まとめと将来
 

キーワード コンピュテーショナルフォトグラフィ レンズ光学 撮像センサ 画像処理 デジタルフィルタ 符号化撮像 モーションブラー ライトフィールド サンプリング

タグ 精密機器・情報機器信号処理イメージセンサカメラセンサ画像画像処理画像認識光学
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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