ポカミスの発生原因・改善策および防止対策 ~演習付~

~ ポカミスの発生原因調査、開発現場の改革・改善、ミスを改善する手法 ~

・ポカミスを防止するための「カイゼン」の進め方、ヒューマンエラーの原因調査、ポカヨケ対策の手順が学べる講座
・「ヒューマンエラーによるポカミス」をの原因と対策を修得し、安全対策や不良の低減を実現しよう!
ポカヨケの防止に役立つ58種のチェックシート(25,000円相当)を進呈!

講師の言葉

  「ものづくりの良し悪しは、品質に現われる」と言われています。そして、その品質不良のほとんどが、ポカミスによるものといっても過言ではありません。
 共通していえることは、作業者の質のバラツキは少なく、問題なのは、管理者の質です。この「管理」面に関してはバラツキが大きいのです。
 管理は、1.あるべき姿をイメージする力、2.今後の進むべき道を切り開く力、3.実行力、4.分析力、そして、5.現状を変化させる力、の5つの力がバランスよく備わっていないとできません。
 よいものづくりをするためには、「管理」と「技術」が1つにならないと、うまく進まないということです。不良を本気でゼロにするには、改善の技術を身につけることが最優先です。ひとつの「ポカ」で大変な事態に発展することがある。その発生原因は、人的ミス(ポカミス)がほとんどです。
 そこで、「ヒューマンエラーはなぜ起きる」のか、「ヒューマンエラーによるポカミス」をなくすための「ポカヨケ対策」を、リスクマネジメントの面も含め安全対策に役立てることができるような内容としました。
現場・実情調査、労働安全衛生マネージメントシステム、安全衛生教育訓練、リスクアセスメント、ヒューマンエラー、フェールセーフ、フールプルーフ(ポカヨケ)、作業の標準化、報連相(ほうれんそう)、5S、ヒヤリハット対策などを理解することがポカヨケ対策の基本となります。
 また、貴社における改善のために44のチェックシートをご提供しますので、お役立てできれば幸いです。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年12月11日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・職場の管理・監督者、技術・開発部門及び全部門の品質システムなどの管理責任者
・技術・開発部門及び全部門の品質管理ならびに標準化推進責任者
・技術・開発部門及び全部門のQCサークルリーダー
・技術・開発部門及び全部門の現場リーダー(組長・班長・主任)
予備知識 ・特に必要ございません
修得知識 ・ポカミスをリスクマネジメントの一環と捉え、単なる一部門の問題と捉えず、他部門の方を交えた業務改善につなげる重要性
・ヒューマンエラーの基本知識の習得が出来、その本質が理解できます。そしてその対策としての正しいマニュアル作成
・ポカミスの具体的な対応が可能となるとなるよう事例を含めた知識
プログラム

1. リスクマネジメントの基礎
  (1). 安全装置
  (2). 人間はミスをするもの
  (3). ハインリッヒの法則
  (4). 危機管理体制づくり
  (5). 「予防」と「防護」
  (6). クレーム
  (7). リコール

2. カイゼンの基本と進め方および留意点
  (1). カイゼンの基本と業務の可視化
     a. カイゼンの考え方
     b. 三ムダラリ(ムダ・ムラ・ムリ)
     c. カイゼンの3S
     d. 業務の可視化
  (2). 業務遂行に必要な優先順位の考え方
     a. 優先順位付け
     b. スケジュール作成 
     c. 生産性向上の整備
     d. 業務計画
  (3). 業務効率化の進め方
     a. モノとモノの距離を近づける
     b. マネジメント・ロス
     c. 5S
     d. ワークフロー
     e. コストダウン
  (4). カイゼンの留意点
     a. 仕事におけるムダとは
     b. ムダな時間
     c. ヒューマンエラー

3. 業務マニュアルの基礎と作成フロー
  ・正しい作業のあり方は、口頭ではなくて、文書のみで表現できるもの
  (1). システムづくり
  (2). マニュアルとは 完全な作業命令を成文化したもののことである。
  (3). マニュアルがなければどうなるか?
  (4). マニュアル作成フロー
  (5). マニュアルの定義
  (6). 標準化による組織改革

4. ES(従業員満足)の基礎とその要素
  (1). ポカミスの多くがメンタルに起因
  (2). 経営理念が徹底されている会社ほどES度が高い
  (3). 会社の競争力は従業員のスキルと気遣い
  (4). 従業員満足の主な要素

5. ポカミス開発現場の改革・改善
  (1). 開発現場の4大問題
     a. 止まらない品質トラブルの発生
      ・開発業務の悪循環
      ・つくって直す開発方式
     b. 経営習慣病による危機感の欠如
     c. QD最優先、C無関心
     d. 慢性的な高負荷状態
  (2). 品質トラブルへの対処方法
     a. つくって直す開発方式の限界
     b. 品質トラブルの本質はノイズによるバラつき
  (3). 不良の要因の多くはヒューマンエラー
     a. ヒューマンエラーによって引き起こされた事故の例
     b. 人間の情報処理のプロセスとエラー
     c. ヒューマンエラーへの対応の検討プロセス
     d. 出力エラーの防止対策の一例
  (4)ヒューマンエラーの原因調査
     a. 作業の熟練度不足、教育の不足
     b. 作業手順書・共通基本ルールは整備されているか?

6. ポカミスの原因と対応策
  (1). ミスが発生しやすい時間帯とその対策
     a. 中断後の仕事再開時のミスと対策
     b. ワークデザイン拙劣に対する対策
     c. 4Mの変更管理拙劣に対する対策
     d. 5Sが拙劣に対する対策
     e. ホーレンソー不足に対する対策
     f. 段取り不足に対する対策
  (2). ポカヨケ対策の手順と留意点
     a. 「ポカヨケの仕組み」
     b. ポカヨケの改善手順と方法  
  (3). ポカヨケの事例紹介 

7. ミスを改善する手法
  (1). なぜミスをするのか? ~一般的なヒューマンエラーの分類~
     a. 認知ミス 
     b. 判断ミス 
     c. 動作ミス
  (2). ミスを減らす「メタ認知」
  (3). ミスを軽減するパターン分析の方法
  (4). ミスの分類と心の状態

8. ポカミスの原因調査
  (1). 作業の熟練度不足、教育の不足
     a. その作業は、必要とするスキルの教育を受けた作業者が実施したか?
     b. 作業手順書・共通基本ルールは整備されているか?
     c. 「こうすべき!」より「なぜそうするのか?」

キーワード ポカミス ヒューマンエラー リスクマネジメント カイゼン ES 従業員満足
タグ ヒューマンエラー
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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