触覚の仕組みとデバイス開発への応用

~ ヒトの触覚の仕組みと調べ方、ハプティックデバイス・触覚センサとロボット制御への応用 ~

・ヒトの触覚の仕組み、調べ方、ヒト触覚の機器開発についての知識が修得できる講座
・ヒトの触覚の特性を学び、触覚(ハプティクス)を活かした高性能な製品を開発しよう!

講師の言葉

 目からだけでは得られない情報を、ヒトは触れることで得ています。このことから、VRの臨場感を高めるために触覚が必要であることが容易に理解されます。ロボットにとっても触覚は重要であり、壊れやすいものや掴みにくいもののハンドリングに触覚は不可欠です。
 本講座では、ヒトの触覚の仕組みを理解してそれをVRやロボットに応用するまでの方法論やこれまでに明らかにされている知見をわかりやすく紹介します。講義の導入部分で、ヒトの触覚に関する概論を講義します。
 次に、ヒトの触覚を調べる手段について解説し、触覚の特性、およびそれに関連する触覚の錯覚について紹介します。最後に応用例として、触覚センサと触覚のVRに関する最近の話題を紹介します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年10月16日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・ヒトの触覚について知りたい方
・業務を遂行する上でヒトの感覚を評価することが求められている方
・触覚の錯覚に関心のある方
・触覚のVRデバイスについて知りたい方
・触覚センサやそれを活用したロボットの開発に従事されている方
(機械、ロボット、輸送機器、電子機器などの研究開発、設計などに関わる方、触覚(ハプティクス)に関心のある方)
予備知識 ・事前知識がなくても理解できる内容になるよう努めますが、ごく基本的な機械、電気電子情報処理に関する知識があれば理解が深まります
修得知識 ・ヒトの触覚、心理物理学、触覚の錯覚、触覚センサ、触覚のVR機器、および触覚センサ搭載ロボットに関する知識
プログラム

1.ヒトの触覚の仕組み
(1). 皮膚構造
(2). 触覚信号の経路
(3). 機械受容単位とその特性

2.ヒトの触覚の調べ方とその応用
(1). 心理物理実験法
      a. フェヒナーの心理物理学
      b. 古典的心理物理実験法
      c. 間隔尺度法とマグニチュード推定法
      d. スティーブンスの心理物理学
      e. 一対比較法
(2). 皮膚振動と表面粗さの知覚
      a. ヴェリロの実験
      b. 機械受容単位の周波数応答
      c. 能動触と受動触
      d. 機械受容単位の模型化
(3). 触覚の錯覚
      a. 錯覚について
      b. 代表的な触覚の錯覚
      c. ベルベット・ハンド・イリュージョン
      d. 疑似力触覚
      e. 組み合わせが期待されるその他の錯覚

3.ヒト触覚のVRとロボットへの応用
(1). ハプティックデバイス
      a. 種々の触覚デバイス
      b. 力覚と触覚の融合
      c. 錯覚を利用した触覚デバイス
(2). 触覚センサとロボット制御
      a. 種々の触覚センサの原理
      b. 三軸触覚センサの重要性
      c. 三軸触覚センサの原理
      d. 三軸触覚センサによる物体ハンドリング

キーワード 触覚 心理物理実験法 錯覚 ベルベット・ハンド・イリュージョン 疑似力触覚 ハプティックス 触覚センサ 物体ハンドリング
タグ センサ生体工学
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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