FEMの基礎と解析精度向上・強度設計への活かし方 ~デモ付~

~ FEMの概要と留意点、材料力学の基本、解析時の検討すべき事項(メッシュ・境界条件・荷重)、破壊モードごとの解析手法と強度設計への活用 ~

・要素の問題や境界条件の問題など、実務で使う際の注意点を、デモを交えて解説する講座!

・有限要素法の基礎から解析結果の妥当性を導くためのポイントを学び、解析精度向上や強度設計に活かそう!

・FEMの限界を理解したうえで、設計業務で有効活用する方法を、講師の経験に基づき解説!

・数式の説明ではなく、実務を主眼において進めます!

講師の言葉

 近年、有限要素解析(FEA)は設計、検証、有効性実証、トラブルシューティングなど様々な工学分野で使用されるようになってきました。しかし、ユーザーが多くなるに従って、解析の品質も問題になってきています。

 有限要素法は物理現象を再現するだけの単なる計算ツールであり、機能として当然限界があります。現在のソフトウェアはユーザーフレンドリーとなり、この限界は操作上、隠れてしまっていますが、限界は本質的に存在するため、見えなくなっても限界を知って解析ソフトを使う必要があります。

 今回は要素の問題や境界条件の問題など、FEAで陥りがちな問題と対処法について、例をあげて説明します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年11月20日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・FEMを業務として実施しているエンジニアの方、FEMを業務に活かすために検討している設計担当者の方
・自動車部品、機械、装置、構造物などの設計、開発、解析に携わる技術者の方
予備知識 ・初歩的な材料力学の知識(応力・ひずみ、など)
修得知識 ・FEMの体系と解析にあたって考慮すべき項目
・破壊モードごとの解析手法
プログラム

1.FEMの基礎

  (1).FEMの概要と留意点

    a.微分や積分のように小さな領域に分けることによって近似ができるようにしたマトリクス表現する

    b.単なる道具であって、結果はすべてユーザーに責任がある

    c.単位系に注意すること

  (2).FEMソフトウェア

    a.多くの種類があるうち、代表的なものを紹介する

  (3).線形と非線形の違い

    a.マトリクスから考える

  (4).FEM解析のための材料力学

    a.固有振動数

    b.手計算の重要性

 

2.解析において精度向上のために考慮すべきこと、および対処法

  (1).解析全体を通して考えるべきこと

    a.解析時の落し穴が多々ある、(4)で対処法を解説

  (2).解析精度の錯覚

    a.精度80%の難しさ

  (3).評価ベースの解析

    a.CAE2.0 / Assessment oriented CAE の考え方

  (4).解析で検討すべき詳細

    a.メッシュ

     ・片持ち梁の現実

     ・曲げと応力の関係

    b.境界条件

     ・そもそも境界条件はどうやって決めるか

    c.荷重

     ・力でかける場合の注意点 特異点に注意

 

3.強度解析・設計への活かし方

  (1).強度解析の目的

  (2).強度解析に必要な破壊モード

  (3).破壊モードごとの解析手法

  (4).設計における解析の現状

     ・設計者CAEの実務

  (5).破壊モードベースの設計

キーワード 有限要素法 マトリクス 固有振動数 解析精度 メッシュ 境界条件 荷重 破壊モード 疲労破壊
タグ 強度設計材料力学・有限要素法設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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