フレッティング疲労の基礎と疲労対策・疲労強度設計への活用

~ フレッティング疲労の現象と疲労強度低下のメカニズム、フレッティング疲労の影響因子、設計・表面処理による対策、疲労強度設計例 ~

・フレッティング事象全般やトラブル回避のための原因究明や疲労対策技術について基礎から解説する講座!

・フレッティング疲労の基本特性から習得し、理論的な対策や疲労強度設計に活かそう!

講師の言葉

 鋼材の疲労強度は引張強さのおよそ1/2であることはよく知られていますが、フレッティングが生じるとその部分の疲労強度はさらに1/2~1/3、時には1/30にまで低下します。このため、車輪と車軸、軸とベアリング、ボルトと板、タービン翼とローターなど、部品の接触部を通じて疲労荷重が伝達される構造では、フレッティング疲労破壊の起こる可能性があります。

 本講座では、最初にフレッティング疲労の現象を説明し、疲労強度が顕著に低下する理由を力学に結びつけて解説します。フレッティング疲労の理論やメカニズムを理解することで、その対策を論理的に考えることができるようになります。

 さらに、フレッティング疲労の影響因子、対策、疲労強度の評価方法などを解説します。材料力学や金属疲労についても簡単に解説を加えながら、わかりやすく解説します。フレッティング疲労によるトラブルを回避するために有益な内容をコンパクトにまとめてお伝えします。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年10月18日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・自動車部品、機械、構造物の設計技術、強度研究、実験・材料評価等に携わる技術者の方
 (車軸、車輪、軸、ベアリング、ねじ、ボルト、タービン、ローターなど)
・フレッティング疲労について基礎から学びたい技術者の方
予備知識 ・材料力学の基礎知識
修得知識 ・フレッティング疲労の現象と疲労強度が顕著に低下する理由が理解できる
・フレッティング疲労の影響因子が理解できる
・フレッティング疲労強度設計手法の一例が理解できる
・フレッティング疲労の対策を検討する基礎的な知識が習得できる
プログラム

1.フレッティング疲労の基礎

  (材料力学や金属疲労についても簡単に解説を加えながら解説します)

  (1).フレッティング疲労破壊の事例

  (2).フレッティング疲労が起こると何が問題か

  (3).フレッティング疲労の定義、現象と機構

  (4).フレッティング摩耗

 

2.フレッティングによる疲労強度低下のメカニズム

  (1).接触により発生する応力

  (2).フレッティング疲労き裂

  (3).疲労限度と停留き裂

 

3.フレッティング疲労に影響を及ぼす因子:フレッティング疲労対策を考察するためのポイント

  (1).フレッティング疲労の実験方法

  (2).接触面圧

  (3).相対すべり量

  (4).試験片・接触片の形状、寸法効果

  (5).材料強度

  (6).環境

  (7).変動応力

 

4.フレッティング疲労の対策

  (1).設計による対策

  (2).表面処理による対策

 

5.フレッティング疲労強度設計手法の一例

  (1).接触端部局所応力

キーワード フレッティング疲労き裂 疲労限度 停留き裂 接触面圧 相対すべり量 変動応力 接触端部局所応力 フレッチング
タグ 疲労強度設計設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日