実践的モジュール化設計の進め方とノウハウ ~1人1台PC実習付~

~ モジュール化設計の活動成果を継続的に維持・進化させる仕組み、設計手順書を作成する上での5つの基本原則、仕様項目や仕様値を管理する上での重要なノウハウ ~

・製品やユニットの特性に合ったモジュール化設計法や簡潔で分かりやすい設計手順書を作り上げるノウハウが修得できる講座

・設計工数のムダや変化点発生における品質問題、品質コストを抑えるための効果的なモジュール化設計法を経験豊富な講師から実践的に修得する特別セミナー! 

*PCは弊社でご用意いたします

講師の言葉

 日本製造業企業の弱点は、世界最高水準の賃金レベルにあるにも関わらず、過去に誰かが行ったはずの設計を、他の設計者が繰り返し何度も行って多大な工数のムダを発生させているだけでなく、人が変わると技術的検討内容が異なることから変化点が生じ、その変化点が品質問題を生み、膨大な品質コストを招くことにより、世界の競合企業に比べて決定的な高コスト体質を抱えていることが挙げられます。
 講師は、モジュラーデザインの第一人者であった故日野三十四先生の一番弟子として、先生と共に、この問題の解決策としてのモジュラー化設計を推進して参りました。経営環境や製品特性が異なるさまざまな設計現場に深く入り込み、顧客と一緒に泥まみれになりながら、活動を展開してきました。顧客メンバーと意見をぶつけあい議論する過程で、こちら側にも多くの学び、発見、示唆があり、方法論を進化させてきました。
 本講義では、その経験に基づいた実践的なノウハウを、実例や演習も交えながら皆様に習得していただきます。また、モジュール化設計や設計手順書の先に広がる世界である「戦略的な仕様統制」についても、概念や事例につき紹介させていただきます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年07月31日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・製造業の設計部門や技術管理部門の技術者の方
・製造業のものづくり改革推進部門の方
・設計ナビゲ―ションシステムの企画・開発に携わる方

※初学者から管理者・部門責任者の方々まで、どなたにも分かり易くご説明いたします
予備知識 ・MS-Excelの簡単な操作力
修得知識 ・モジュール化設計の必要性につき、理解を深めることができます
・モジュール化設計の構築に必要な成果物とその必要性につき、理解を深めることができます
・設計手順書作成の意義や効果につき、理解を深めることができます
・担当する製品やユニットの特性に合ったモジュール化設計の展開の仕方が身につきます
・簡潔で分かりやすい設計手順書を作り上げるノウハウが身につきます
・設計手順の自動化・システム化の構想を描くことができます
・仕様統制の重要性や具体的な進め方につき、理解を深めることができます
プログラム


1. 今日の設計現場の課題(モジュール化設計の必要な背景)

  (1).長く「聖域」であったがゆえの、知識・知見の体系化整理の遅れ
  (2).日本人設計者の特性(長所と短所)とは何か
  (3).世界最高の賃金水準の日本人設計者が「再設計」に多大な工数を投入している実態
  (4).「再設計」時の必要な技術的検討の抜け漏れによる膨大な品質コストが発生している実態
  (5).モジュール化設計とは何か。なぜそれが日本の製造業に今必要なのか

2. 実践的なモジュール化設計の進め方
  (1).モジュール化設計の推進に必要な成果物体系とは何か
  (2).自社製品・ユニット・部品の持つ仕様・設計パラメータの洗い出し
  (3).自社製品・ユニット・部品の持つ仕様・設計パラメータ間の関係性の整理
  (4).ベストな設計手法を設計手順書にまとめ、絶えず更新する
  (5).設計手順書へ標準数・モジュール数を組み入れる必要性
  (6).モジュール化設計の活動成果を継続的に維持・進化させる仕組み
  (7).理想は製品設計と工程設計の融合

3.実践的な設計手順書の作成
  (1).個別設計手順書の作成に着手する前にグランドデザインを行う
  (2).設計手順書は大きく2つのタイプに分かれる
  (3).ベテラン設計者に任せればそれで良いのか?ベテラン設計者が書きがちな手順書とその問題点について
  (4).設計手順書を作成する上での5つの基本原則
  (5).設計手順書作成だけで技術伝承問題が解決されるのか

4. 仕様の管理と統制
  (1).仕様管理と統制とは何か
  (2).IoT時代では仕様管理力の差が製造業の競争力格差に直結する
  (3).仕様項目や仕様値を管理する上での重要なノウハウ
  (4).戦略的な仕様統制とその威力

5. 本日のまとめ

キーワード 設計モジュール化 設計手順書 仕様・設計パラメータ グランドデザイン 仕様管理 仕様統制
タグ 精密機器・情報機器機械機械要素設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):50,600円(税込)
同時複数申込の場合(1名):45,100円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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