トラブルを出さない要求仕様書の作成法とソフトウェア文章のポイント ~演習付~

~ ソフトウェア文章を記述するときの守るべきポイント、実態、制約条件に合った要求仕様書の書き方 ~

トラブルを未然に防ぐ仕様書の作成法を基礎から修得するための講座
日本語の能力を高め、開発側と発注側で正確な仕様を共有し、プロジェクトを成功させるための特別セミナー!

講師の言葉

 日本人の文章力の低下が問題になっていますが、システム開発の現場はもっと深刻です。まともな仕様書を渡さなかったために、多額の開発投資が無駄になったり、思わぬ仕様変更のおかげで会社に大きな損失を与えたりする例があとをたちません。
 トラブルを未然に防ぐには、正確な仕様を開発側と発注側で共有していなければならないのですが、重要な道具である日本語の能力を高める努力がこれまで軽視されていたのではないでしょうか。
 本講座は、システム開発の要(かなめ)となる要求仕様書をケーススタディとし、そのツールである日本語そのものの理解を深めるとともに、要求仕様書の基本的な考え方、書き方を学びます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年08月08日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・システム、ソフト開発に携わる方
・これから要求仕様書を書き下ろす仕事に携わる方
予備知識 ・システム開発についての基本的な常識を持っていること
(企画、設計、開発、テスト、運用というシステム開発の流れがおおよそ理解できる)
修得知識 ・ソフトウェア文章の難しさについて理解でき、何を学べば良いかわかる
・要求仕様書の目的、ねらい、その難しさが理解でき、仕様書の基本的な知識が得られる
・それぞれの難しさを克服する手段、方向が明らかになる
プログラム

1.ソフトウェア文章記述の基本
  (1).ソフトウェア文章の難しさはどこから来るか
    a.ロジックは目に見えないので説明できない、理解してもらえない
    b.本当はとんでもなく大規模なしかけなのだが簡単そうに見える
  (2).日本語は表現力のある豊かな言語だが
    a.語順が自由で細やかな表現ができる
    b.助詞が豊富で言外の意味がこめられる
    c.主語と述語が離れて修飾が容易にできる
  (3).美しい、正確な日本語ではなく、正しく理解できる日本語
    a.現在の日本語教育は文芸志向で実務的でない
  (4).軽視されてきた文章力のとがめが来ている
    a.職場で文章を鍛えられる機会が少なくなった
  (5).ソフトウェア文章を記述するときの守るべきポイント
    a.いくつかの原則を守れば、そう難しくない

2.要求仕様書作成のポイント
  (1).要求仕様書とは
    a.本来はユーザーが作るものだが、素人には無理
  (2).大きく変貌した要求仕様書をとりまく環境
    a.ITの驚異的な発達が、これまでのシステム開発の仕様書を無用にした
  (3).要求工学はベストプラクティスに過ぎない。実践は至難の業
    a.構造的にはこのとおりだが、現実の作業現場と隔たりがありすぎる
  (4).実態、制約条件に合った要求仕様書を書くのは熟練が必要
    a.文章力、問題解決力、技術力、どれをとっても経験がものを言う
  (5).要求仕様の本質とは何か
    a.抽象から具体物へ、具体物から抽象化へ、この繰り返し
  (6).ではどうしたら良いか
    a.常に考えること。手段と目的を間違えないこと。想像力を豊かにすること

キーワード 要求仕様書 ソフトウェア文章 要求工学 制約条件
タグ 文章の書き方仕様書・要件定義
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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