基礎から学ぶカルマンフィルタとその応用

〜 確率・統計学と時系列解析、状態方程式と観測方程式、条件付き確率とベイズの定理、衛星測位(GNSS)への応用 〜

・「史上最も簡単なカルマンフィルタの導出法」を解説する講座

・応用範囲が広がっているカルマンフィルタを基礎から学び、実務に応用するための特別セミナー!

講師の言葉

 1960年に米国機械学会(ASME)論文誌にKalman (1930-2016)により発表されたカルマンフィルタは、57年後の現在に至るまで、その応用範囲は益々広がる傾向にあります。制御工学・ロボット工学、信号処理、情報分野、経済学、気象学など広範な分野での必須の知識となっています。しかし、カルマンフィルタを理解するにはいくつかの予備知識が必要であり、初学者が独習するには容易でないことも事実です。
 本セミナーではまず、カルマンフィルタとは何か?から始まり、史上最も簡単なカルマンフィルタの導出法を示します。そのための準備として、「確率・統計学の基礎」、「簡単な線形代数」、特に「逆行列の補題」、について学び、状態方程式で表現される「状態」についての観測値(測定値)を用いた、条件付き期待値を逐次計算しているのがカルマンフィルタであることを理解したのち、史上最も簡単なカルマンフィルタの導出法を示します。
 また、最近、発見した、カルマンフィルタの有益な変形式と、パラメータ推定への応用、非線形カルマンフィルタについても触れます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年05月23日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・通信、制御、信号処理、情報ほか関連部門でカルマンフィルタを活用したい方 ・カルマンフィルタの重要性はよく耳にするが、この機会にしっかりとわかっておきたい方
予備知識 ・確率・統計学と線形代数の基礎知識 ・特に確率密度関数と条件付き確率についてのある程度の理解があると理解しやすい
修得知識 ・カルマンフィルタとは何かが分かり、カルマンフィルタの広範な応用を理解できる
プログラム

1.カルマンフィルタとは
  (1).カルマンフィルタの歴史、時系列、推定問題

 

2. 確率・統計学と時系列解析
  (1).確率密度関数、正規分布、数学的期待値
  (2).条件付き確率と確率密度関数
  (3).最小分散推定値と条件付き期待値

 

3.カルマンフィルタの導出
  (1).線形回帰式のパラメータ推定
  (2).状態方程式と観測方程式
  (3).カルマンフィルタの史上最も簡単な導出
    a.条件付き確率とベイズの定理
    b.時間更新式と観測値更新式の導出
    c.逆行列の補題 

 

4.カルマンフィルタの展開と応用
  (1).パラメータ推定
  (2).非線形フィルタ
  (3).衛星測位(GNSS)での応用

キーワード カルマンフィルタ 条件付き確率 確率密度関数 パラメータ推定 状態方程式 観測方程式 ベイズの定理 非線形フィルタ
タグ 信号処理通信無線自動車・輸送機
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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