信頼性データ解析の基礎とワイブル解析の市場故障率・寿命推定への実用手順 〜1人1台PC実習付〜
〜 信頼性用語の解説、ワイブル確率紙・Excelを使ったデータ解析、摩耗故障に起因した耐用寿命推定、初期故障に起因した市場故障率推定 〜
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- 品質保証実務に長年携わる現役技術者の方が、実習を交えて信頼性の基礎から解説する講座!
講師の言葉
製品の故障問題を未然に防止するために、製品の持つ信頼性を、定量的に把握することが必要になります。単に試験や検査を行った履歴を残すだけではなく、それらの試験結果、検査結果を解析して、必要な信頼性が確保されていることを定量的に評価し、市場品質を保証できる製品を供給することが重要です。
今回、そのような信頼性の定量化のために、信頼性データを解析して、寿命や市場故障率を予測する手順を解説します。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2018年04月20日(金) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
日本テクノセンター研修室 |
カテゴリー |
品質・生産管理・ コスト・安全 |
受講対象者 |
電子部品、電装品において
・信頼性データ解析、寿命や市場故障率予測について基礎事項を学びたい方
・開発・設計や、生産技術、ならびに品質保証・品質管理の各場面において、実験に基く条件範囲の最適化などを担当されている方
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予備知識 |
・指数関数、微分・積分や正規分布・平均・標準偏差など、数学・統計の基礎的な知識
・エクセルの一般的な操作知識
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修得知識 |
・限られた数の標本データから、母集団の信頼性特性を予測するための、統計的な解析手法
(1)確率紙を使ったばらつきのモデル化(分布関数による近似)
・正規分布、対数正規分布、ワイブル分布
(2)最尤法を使った最適モデルの選択
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プログラム |
1.実務で意外と理解されていない信頼性用語の解説(信頼性を定量化するための確率・関数)
(1).信頼度関数と故障分布関数
(2).故障率と累積ハザード
(3).試料数と累積故障確率
(4).β関数で考える事象の尤度関数
(5).β関数の逆関数で解く累積故障確率
2.基本的な信頼性データの解析
(1).正規確率紙を使った試験結果の解析
(2).ワイブル確率紙を使ったデータ解析
(3).ワイブル型累積ハザード紙を使ったデータ解析
a.演習:ワイブル確率紙を使ったワイブル分布のパラメータの推定
b.演習:Excelの散布図を使ったワイブル分布のパラメータの推定
(4).最尤法を使ったワイブル分布のパラメータの推定
※従来のワイブル確率紙を使ってパラメータを調べるような 信頼性データ解析に変わって、実験結果からモデル(統計的な分布を表す関数)を仮定して、最尤法を適用して最適なモデルとそのパラメータを調べる手法。この手法を使えば、設計条件や製造条件を、特性分布や寿命分布も考慮に入れて、最適化することに応用できます。
3.摩耗故障に起因した耐用寿命推定
(1).試験の対象となる故障の抽出
(2).故障メカニズムと加速モデルの選択
(3).信頼性適合試験結果の解析1:計数抜取試験
(4).信頼性適合試験結果の解析2:計量抜取試験
(5).試験結果の検査規格への反映
4.初期故障に起因した市場故障率推定
(1).市場故障率の一般的な推定手順の紹介
(2).電子部品メーカ工程情報に基く市場故障率の予測
a.演習:市場故障の発生予測
(3).製造条件範囲の最適化への応用事例
(4).工程管理範囲の最適化への応用事例
※ A4の確率紙で使用できる三角定規をご持参下さい
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キーワード |
信頼度関数 故障分布関数 故障率 累積ハザード β関数 正規確率紙 ワイブル確率紙 最尤法 計数抜取試験 計量抜取試験 寿命予測 加速試験 統計的品質管理 |
タグ |
信頼性試験・故障解析、電子部品、電装品 |
受講料 |
一般 (1名):50,600円(税込)
同時複数申込の場合(1名):45,100円(税込)
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会場 |
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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