触感の計測・評価技術と製品への応用・例

〜 触感の「見える化」と柔軟材における製品デザインへの応用技術と例 〜

・解析が困難な触感について、客観的な数値データ化と評価を用いて「見える化」する技術が学べる講座

モノの「やわらかさ」を数値データ化し、製品デザインの開発へ活かすための特別講座!

講師の言葉

 人に身近なモノは、その多くがやわらかい素材で出来ているため、そこで観られる変形は現象の大きさから計測と理論的な解析が難しいテーマでした。しかし現在では、理論的に「『やわらかさ』とは何か?」を定義すれば、コンピューターによる数値シミュレーションを駆使することで、それぞれの製品に相応しい「やわらかさ」を実現することが可能となっています。

 そこで本講座では、柔軟な素材で観られる大きな変形でも客観性を保ちながら現象を評価できる計測の理論およびシステムを紹介した上で、さらに天然素材、樹脂、食品からヒトの身体に至るまで、さまざまなモノの「やわらかさ」を数値データ化して製品デザインの開発テクノロジーを向上できる方法も紹介します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2018年03月05日(月) 10:30 ~ 17:00
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・自動車部品、電子機器、家電製品、モバイル機器、医療機器、化粧品、タッチパネル、グリップ、各種容器、日用品等における触感の研究開発および、各製品の材料開発に関わる方 ・触感の「見える化」に関心のある方 ・さまざまな柔軟なモノの評価や製品開発に従事されている方
予備知識 ・関わられている製品のデザイン技術
修得知識 ・柔軟なモノを客観的に数値データ化して評価し、さらに抱える課題の解決や製品の開発、デザインができるまでの基礎知識を習得できる
プログラム

1. 変形の物理学的評価

  (1). 変形の理論化と弾性

      a. 応力とひずみ

      b. 構成式とフックの法則

  (2). 柔軟材の粘弾性評価

      a. 評価と解析手法

      b. 構成モデルの特徴と選定

      c. 測定の基礎と生体計測への応用実例

2. 触感の見える化

  (1). 触感の物理学的テクノロジー

      a. システム化と情報化

      b. 実用化の戦略

  (2). 「やわらかさ」とは

      a. 感覚と工学

      b. 「やわらかさ」と物理学

  (3). 触診システムの実用化原理

      a. 押込み動作とその理論化

      b. 理論の実用化

      c. 柔軟材の破壊挙動の評価への展開

3. 柔軟材に関わる製品デザインへの応用例

  (1). 柔軟材の変形特性の測定実例の紹介

      a. 生体軟組織(粘弾性体)の測定

      b. フォーム材(低密度多孔質材)の測定

  (2). 柔軟変形のデジタルデザイン技術

      a. 有限要素法(FEM)と構成モデル

      b. 粒子法によるモデル化

  (3). 柔軟変形の製品デザイン応用

      a. 一般的なデザイン手法

      b. デザインの最適化法

4. まとめと展望

キーワード 柔軟材 粘弾性 触感 柔軟変形 
タグ デザイン感性・脳科学・認知工学
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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